[クロスビート取材こぼれ話] MGMT

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2008年のデビュー作によって自分達に転がり込んできた名声をテーマに、冒険に乗りだした野心作『コングラチュレイションズ』を引っ提げて、<フジロックフェスティバル>で来日したMGMT。アンドリュー・ヴァンウィンガーデン(Vo、G)とウィル・バーマン(Dr)の2人にインタビュー。

この日は一番乗りのインタビューとなったのだが、取材現場に到着すると、2人とも既にきっちりと取材モード。US若手バンド屈指のイケメンとして大人気のアンドリューはまさに天然児という感じで、常にどこかフワフワしている。この日はフェス号用の取材とあってゆるい雰囲気で進めていったのだが、時おりこっちが質問前に姿勢を正してみると、彼もつられて姿勢を正しながら、唾をゴクリ。「一体どんな質問がくるんだ?」と緊張しているところにゆるい質問をしてみたら、その後1人でずっと笑っていた。一方ウィルはというと、インタビューがあまり得意ではないらしく、よく考えながら一つ一つ言葉を選んで話してくれる。ただし、アンドリューが言ったことを一言でポンとまとめてくれる瞬間があって、さすがはバンドの屋台骨といった感じだった。

途中、取材部屋の窓をガンガン叩くような音が聞こえたのでみんなで振り返ってみると、外は横なぐりの大雨。2人が目を丸くしてあまりにじっくりと見ているので「雨、縦じゃなくて横に降ってますね」と言うと、「わぁ、確かに」と言いつつまたケラケラと爆笑。新作で全米2位を獲得した今も、彼らは別に気負うでもなく常に自然体で、まさにアート好きな好青年達という雰囲気だった。最後に写真を撮ってもいいか聞いてみると、「もちろん!」と快諾。それが今回掲載中の写真だ。

現在発売中のクロスビート10月号では、その取材でもらったアンドリューとウィルのサインを1名様にプレゼント中。元々はアンドリューとベン・ゴールドワッサー(Key)のデュオとして始まったMGMTが、現在の5人体制に至るまでの歴史や、一時は封印したと噂されていた人気アンセム「キッズ」にまつわる思いを語ってくれたインタビューも掲載しているので、併せてチェックしてみてください。

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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