会場に着いたら撤収中…、PANDA 1/2の波乱万丈な上海プロモーション

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8月25日に配信メジャーデビューを果たした、生粋のパンダと生粋のパンダ好きのユニット・PANDA 1/2が、日本でのメジャーデビュー(配信限定)のタイミングに、なぜか中国・上海に渡り5泊6日の異例のプロモーションツアーを行なってきた。しかし、そこは日本とは大きく常識が異なる上海。サプライズあり、ハプニングありの、超波瀾万丈なプロモーションツアーとなったようだ。オフィシャルのレポートが届いたので紹介しよう。

◆PANDA1/2 上海プロモーションツアーの画像

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8月24日夜、成田空港から上海へ渡ったPANDA 1/2のジェームズ・パンダJr.とM!nam!こと藤岡みなみ。上海浦東空港に到着するや否や、上海万博の関係者が空港までリムジンで出迎えるという超VIP待遇を受けることになる。

そして翌8月25日。この日は記念すべきメジャーデビュー日ということで、デビュー曲のタイトル「上海は夜の6時」にあやかり、上海時間の午後6時よりUSTREAM番組『Paku Paku –The Pandaman Show-』の生放送を実施。しかし、放送された内容はどういうわけか、音声はクリアに聞こえるものの画面は終始モザイクがかかったような状態となってしまった。しかし画面がモザイク状であることをいいことに変顔をしたりと、そこは抜群の企画力と愛嬌でカバー。はからずもバラエティに富んだ記念すべきメジャーデビュー日となった。

滞在3日目となる8月26日は、上海でのスチール写真撮影や翌日に控える上海ライヴのリハーサルを終日行なう。途中、機材トラブルにも悩まされながら深夜2時まで及んだリハーサルを終え、いよいよ迎えた翌8月27日。午前中は上海万博城市未来館のスペシャルサポーターとして、中国の観光客に一日案内係を務めるべく担当に館内についてのレクチャーを受けるも、ここでもまたしてもトラブルが発生。集まった人が多すぎて入場規制が発生し、混乱を避けるためPANDA 1/2の一日案内係は急遽半日以下に縮小されてしまう事態となってしまった。残念ながら、午後2時には上海万博会場を後にして、上海ライヴの会場となるライブハウスMAO SHANGHAIに移動した。

実はこの日、上海は不安定な天気が続いており、市内の多くのライヴハウスでは予定を変更して営業中止を余儀なくされるなどしていた。しかしそんな悪天候をものともせず、最終的に詰め掛けた観客は500名近く。もちろんそのほとんどが現地上海のファンたちで占められていた。

PANDA 1/2は、22時50分すぎに登場。ジェームズ・パンダJr.とM!nam!はステージの中央で堂々と並び立ち、M!nam!が「大家好!我们是熊猫二分之一!(みなさんこんにちは。私たちはPANDA 1/2です)」と中国語で挨拶すると、会場全体は大きな歓声で沸いた。中には「M!nam!~!」という、女性のかけ声もあった。

ライヴでは、「みんな夢でありました」「Tear's of the Banana」「なもなきうた ~Untitled Melody~」、さらにオリジナルのキラーチューンでありPANDA 1/2の代表曲ともいえる楽曲「PANDA! PANDA! PANDA!」、インディーズデビュー作でありCorneliusのカヴァー曲「NEW MUSIC MACHINE」を惜しみなく披露。

途中、M!nam!が中国語でMCをするたびに会場からは歓声や暖かい応援の声が飛んだ。また、上海の方言でMCをするというサービス精神も見せ、会場からは驚きのどよめきがあがる場面もあった。いつの間にか会場最前列には、パンダのぬいぐるみを手に付けて応援するファンもおり、インディーズデビュー時に行った初の上海公演から8か月の間に、現地のファンが増えていることもうかがえた。

「ツェーウェー(さようなら)」とまたしても上海の方言を披露し、ジェームズ・パンダJr.を小脇に抱え颯爽と帰って行くM!nam!。彼女が帰っていった後、しばらくの間は、アンコールのような拍手も響きわたっていた。
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