HEAD PHONES PRESIDENT、ツアー最終日Domenicaとツーマン

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2010年9月12日、SHIBUYA BOXX。ドメニカとのツーマンツアーライブの最終日だ。

◆HEAD PHONES PRESIDENT映像&画像

HEAD PHONES PRESIDENTの今回のライブツアーは、カナダで結成されたアグレッシヴかつモデル並みの美貌を誇る女性Vo/Gのベッキーを中心に結成されたHR/HMバンドDomenicaとのツーマン。

SHIBUYA BOXXで行なわれたツアー最終日に参戦した。事前に今回のライブは、何かが違うと聞いていた。これまで何本もHEAD PHONES PRESIDENTのライブを見てきたが、その言葉に期待が高まる。

ライブ前半は、Domenicaによるステージ。そして、20時15分過ぎHEAD PHONES PRESIDENTのライブが始まる。

会場が暗くなり、囁くような声。ヴォーカルANZAは、プラスもマイナスもすべての感情をエネルギー変えて表現するタイプのヴォーカリスト。ウィスパーヴォイスで惹き付け、焚きつける。そして、一気に煽る。そんな演出だ。

そして、新しい試みが。これまでステージ上では「ありがとうございました」というラストの挨拶以外聞いたことがないANZAの声を聞くことになる。

開始数分後。「みなさんいかがですか? 行きますわよ」という言葉だ。まるでそれは、オンナ主(あるじ)が、魅惑の館へ客を招いたかのよう。そして、招かれた客たちは館で繰り広げられる出来事に巻き込まれていく。そんなミステリーさえ感じる。

毎回、感じることだが、彼らのステージはストーリーがある舞台。勝手に頭の中で妄想が始まる。そして、気持ちを大いに発散できる。長い髪でのヘッドバンギングは見ているだけで爽快だ。もし、こんなにも正直に感情を表現する場所と方法を多くの日本人が持っていたならば、日本はもっと精神的に健康な国になるのではないかと思う。

「Are you happy?」とANZAが繰り返し語りかける。会場とのこんなコミュニケーションも初めてのことかもしれない。いつも、ガラス一枚隔てた向こう側で繰り広げられる舞台というライブに奔走させられる私たちだが、今回はANZA自らが積極的にコミュニケーションをとってくる。

そして、思う。ライブは、どんな日常さえも忘れ、ひととき異空間に身体を置くことができる最高のエンターテインメントだ。そう、Happyを心の底から感じるために。

この日のANZAの衣装は、ゴールドのビスチェにブラウンのスカート(若干暗くてわかりにくかったが)。この衣装は、ANZAが台湾で買ってきた生地で作られたもの。

喜び、嬉しさ、哀しみと悲しみ、困惑、怒り、共有したい思い、すべてを込め、オンナ主を演じる女優さえ超えて、いち女性として100%のパフォーマンスを行なった。込められた様々な思いが、彼女を表現者として一歩前に進ませたようだ。

ライブ後、これも初めての試み。会場と一緒に写真撮影。Domenicaのメンバーを呼び込み、ステージと会場はカメラのフレームのなかでひとつになった。


<Fuse the soul@SHIBUYA BOXX>
2010年9月12日
1.SE
2.Hang Veil
3.Nowhere
4.Desecrate
5.Labyrinth
6.Walling Way
7.A~La~Z
8.Corroded
9.Room
10.I'll-treat
11.Wandering
12.Lie Waste
13.Sixoneight
ec/14.Snares(Light to Die)
ec/15.Chain

<ABSTINENCE'S DOOR #005>
2010年9月19日(日)
会場:東京新木場STUDIO COAST
開場17:00/開演18:00
出演:D'ERLANGER/Girugamesh/defspiral/HEAD PHONE'S PRESIDENT
前売:\6,500 (Drink fee charged at door)
[問]H.I.P. 03-3475-9999 http://www.hipjpn.co.jp

<"Pobl Lliw" Acoustic Show>
2010年10月22日(金)
会場:club asia
開場18:30/開演19:30
前売:\3,500 当日:\4,000(Drink fee charged at door)

◆HEAD PHONES PRESIDENTオフィシャルサイト
◆ドメニカ・オフィシャルサイト

[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/
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