増田勇一の『この夏のヘヴィロテ』
この夏の酷暑で熱中症寸前だったわたくし。うっかり恒例の『今月のヘヴィロテ』をずっと更新せずにきたけども、もちろん7月にも8月にもたくさんの新譜に熱中しながら過ごしてきた。もはや9月も半分以上終わっているというこんなタイミングで申し訳ないのだが、今さらながらこの2ヵ月ぶんの聴きまくり新譜リストをお届けしておきたい。
【7月篇】
●SADS『THE 7 DEADLY SINS』
●CREATURE CREATURE『INFERNO』
●KORN『KORN III REMEMBER WHO YOU ARE』
●AVENGED SEVENFOLD『NIGHTMARE』
●THE BLACK CROWES『CROWEOLOGY』(輸入盤)
●DEVO『SOMETHNG FOR EVERYBODY』
●KINGDOM OF SORROW『BEHIND THE BLACKEST TEARS』
●NEVERMORE『THE OBSIDIAN CONSPIRACY』
●THE STEVE MILLER BAND『BINGO!』
●JAMES YUILL『MOVEMENT IN A STORM』
サッズの“音殺”とCREATURE CREATUREの“煉獄”が、自分にとっての7月のキーワードだった気がする。どちらにも共通しているのは“絶対的な歌”がそこに存在している強味。だから音が残忍すぎるほど攻撃的だろうと、毒々しく混沌が渦巻いていようと、ポップ・ミュージックとして成立してしまう。考えてみればそれはKORNにも当てはまることだし、A7Xについても、自分が惚れているのはシャドウズの声なのだということを改めて認識させられた。気分を緩めたいときにはザ・ブラック・クロウズの2枚組やザ・スティーヴ・ミラー・バンドの17年ぶりの新作、名前もユルいジェイムズ・ユールの新作が役立ってくれた。そして7月、ついに日本盤がリリースされた名盤、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズの『ディス・イズ・ウォー』は、2009年末に輸入盤で取り上げているので今回は選外とさせていただいた。
【8月篇】
●ARCADE FIRE『THE SUBURBS』
●IRON MAIDEN『THE FINAL FRONTIER』
●BUCKCHERRY『ALL NIGHT LONG』
●FILTER『THE TROUBLE WITH ANGELS』(輸入盤)
●HELLYEAH『STAMPEDE』
●BLIND GUARDIAN『AT THE EDGE OF TIME』
●MURDERDOLLS『WOMEN AND CHILDREN LAST』
●MOGWAI『SPECIAL MOVES/BURNING』
●ANGRA『AQUA』
●RAY LaMONTAGNE AND THE PARIAH DOGS『GOD WILLIN' & THE CREEK DON’T RISE』(輸入盤)
アーケイド・ファイアとアイアン・メイデンを続けざまに聴いてしまう人間はめずらしい部類に入るのかもしれないが、どちらも僕にとっては聴くほどに味わいの増すスルメ作品だった。日本盤が出る気配のないフィルターは、今作でも筆者のツボを突きまくり。酩酊感を味わいたいときにはモグワイに、アタマのなかを真っ白にしたいときにはバックチェリーやヘルイエー、マーダードールズのお世話になった。フィア・ファクトリーの『メカナイズ』もこの8月に日本盤がリリースされたが、こちらも過去に輸入盤でご紹介しているので今回は選外とする。
そして9月はなんだか強力盤がさらに目白押しで、すでに発売されているストーン・サワーとかリンキン・パーク、マルーン5をはじめ、この9月22日に日本盤が出るアポカリプティカやパパ・ローチなどなど、次回の10選候補が10枚を軽く超えているという状況。次回こそなんとか10月に入った途端に『9月のへヴィロテ』をお届けすることをお約束しつつ、今回はこのへんで。
増田勇一
【7月篇】
●SADS『THE 7 DEADLY SINS』
●CREATURE CREATURE『INFERNO』
●KORN『KORN III REMEMBER WHO YOU ARE』
●AVENGED SEVENFOLD『NIGHTMARE』
●THE BLACK CROWES『CROWEOLOGY』(輸入盤)
●DEVO『SOMETHNG FOR EVERYBODY』
●KINGDOM OF SORROW『BEHIND THE BLACKEST TEARS』
●NEVERMORE『THE OBSIDIAN CONSPIRACY』
●THE STEVE MILLER BAND『BINGO!』
●JAMES YUILL『MOVEMENT IN A STORM』
サッズの“音殺”とCREATURE CREATUREの“煉獄”が、自分にとっての7月のキーワードだった気がする。どちらにも共通しているのは“絶対的な歌”がそこに存在している強味。だから音が残忍すぎるほど攻撃的だろうと、毒々しく混沌が渦巻いていようと、ポップ・ミュージックとして成立してしまう。考えてみればそれはKORNにも当てはまることだし、A7Xについても、自分が惚れているのはシャドウズの声なのだということを改めて認識させられた。気分を緩めたいときにはザ・ブラック・クロウズの2枚組やザ・スティーヴ・ミラー・バンドの17年ぶりの新作、名前もユルいジェイムズ・ユールの新作が役立ってくれた。そして7月、ついに日本盤がリリースされた名盤、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズの『ディス・イズ・ウォー』は、2009年末に輸入盤で取り上げているので今回は選外とさせていただいた。
【8月篇】
●ARCADE FIRE『THE SUBURBS』
●IRON MAIDEN『THE FINAL FRONTIER』
●BUCKCHERRY『ALL NIGHT LONG』
●FILTER『THE TROUBLE WITH ANGELS』(輸入盤)
●HELLYEAH『STAMPEDE』
●BLIND GUARDIAN『AT THE EDGE OF TIME』
●MURDERDOLLS『WOMEN AND CHILDREN LAST』
●MOGWAI『SPECIAL MOVES/BURNING』
●ANGRA『AQUA』
●RAY LaMONTAGNE AND THE PARIAH DOGS『GOD WILLIN' & THE CREEK DON’T RISE』(輸入盤)
アーケイド・ファイアとアイアン・メイデンを続けざまに聴いてしまう人間はめずらしい部類に入るのかもしれないが、どちらも僕にとっては聴くほどに味わいの増すスルメ作品だった。日本盤が出る気配のないフィルターは、今作でも筆者のツボを突きまくり。酩酊感を味わいたいときにはモグワイに、アタマのなかを真っ白にしたいときにはバックチェリーやヘルイエー、マーダードールズのお世話になった。フィア・ファクトリーの『メカナイズ』もこの8月に日本盤がリリースされたが、こちらも過去に輸入盤でご紹介しているので今回は選外とする。
そして9月はなんだか強力盤がさらに目白押しで、すでに発売されているストーン・サワーとかリンキン・パーク、マルーン5をはじめ、この9月22日に日本盤が出るアポカリプティカやパパ・ローチなどなど、次回の10選候補が10枚を軽く超えているという状況。次回こそなんとか10月に入った途端に『9月のへヴィロテ』をお届けすることをお約束しつつ、今回はこのへんで。
増田勇一
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増田勇一
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