ヴィドール、活動休止前のライヴで「今日は終わりじゃない。絶対戻ってくるから待ってろ」

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9月18日(土)、ヴィドールのライヴ<VIDOLL LIVE Reset>東京公演が新木場Studio Coastで行なわれた。

◆<VIDOLL LIVE Reset>画像

ヴォーカルのジュイが喉の治療に専念するため、この日のライヴで活動休止を発表しているヴィドール。先立って行なわれ、SOLD OUTとなった名古屋・大阪公演に続き、この日も活動休止前の彼らを見ようと約2000人近いファンが会場に集まった。
ライヴは15日に発売されたばかりのシングル「Crescent gazer」に収録されているバラード「死兆線」でスタート。そして古くからファンに支持されているの定番曲を中心に、タテノリのハードな楽曲からじっくり聴かせるバラードまで、振り幅の広い楽曲を披露し、彼らの魅力を楽しめるものとなった。

中盤では、ドラムのテロがキーボードを演奏し、ジュイと二人で「初雪」のピアノVer.を披露。ワンマンならではの演出で観客を引き込み、本編終盤では、映画『ゴスロリ処刑人』の主題歌「ゴシカロイド改」を含む彼らの得意とする激しいナンバーを立て続けに演奏し、会場を大いに盛り上げた。

計3回のアンコール中、2度目のアンコールでは「Crescent gazer」がヴィドールを応援するファンへのメッセージとして演奏され、続く「我輩ハ殺女成リ」での会場の合唱までの流れは、このバンドとファンの結びつきの強さを感じる場面であった。

これまでも本人のブログなどで、活動休止の理由については触れられてきたが、この日最初のMCで「今日は終わりじゃないし、本当は手術したくないけど、(喉の不調を)抱えたまま続けてもみんなにも伝わってしまうだろうし、こういう決断をさせて頂きました」とジュイの口からリアルな言葉が語られ、この活動休止は苦渋の決断ながらも、決して後ろ向きなものはないことを改めて印象付けた。

精力的にライヴ活動をしてきたヴィドールだけに、活動休止は寂しい限りだが、ライヴの最後、「絶対戻ってくるから待ってろ。また次はもっといいものを見せるてあげる。俺の歌はこんなもんじゃないから。手術して、次は、もっともっといい歌を聴かせてあげるから」そう力強く言い切ってステージを後にしたジュイの言葉を信じ、一日も早い回復とバンドの再始動を待ちたい。

なお、活動再開時期は未定だが、2011年初旬にはベスト・アルバムのリリースを予定しているという。

◆ヴィドール・オフィシャル・サイト
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