-異種格闘技対談-Ring【round2】第9回/hiro(te')

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-異種格闘対談-Ring【round2】第9回

GUEST hiro(te'/G) / 逹瑯(Vo) ムック

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hiro:ウチら、メンバー全員歌が大好きなんで、その反動でインスト・バンドやってるって感じなんですよ。

――今回はte'のギター、hiroさんにお越し頂きました。どうもこんにちは。

hiro:こんにちは。

――逹瑯さん、始まってますよ! ツイッターとかしてないで下さいなうっ!

hiro:あははははは。

――ホント、すいません、hiroさん……。

hiro:あははは。いえいえ(笑)。

逹瑯:(ツイートしながら)あのね、昨日、hiroさんがツイッター、フォローしてくれたからね、公開対談にしようと思って。“今から対談するから質問ある人送ってぇ〜”ってつぶやいてんの。

hiro:あ、そうなんだ、すごいすごい!

――あ、仕事してたんだ(笑)。

逹瑯:遊んでる訳じゃないんだよ。

hiro:素晴しい(笑)。

――hiroさんもツイッターされてるんですか?

hiro:そんなに頻繁につぶやいてはないですけどね(笑)、ぼちぼちな感じでやってます(笑)。

逹瑯:おっ! 早速来てる!

hiro:すごいすごい(笑)!

逹瑯:【めちゃめちゃ暴れてギター弾いてますけど、見えてるんですか?】って(笑)。

hiro:あははは。見えてないですね(笑)。横目でチラッと見てるくらいですかね。だから、ちゃんとは見えてないです(笑)。

逹瑯:今、何曲くらいあるんですか?

hiro:te'の曲ですか? 何曲あんだろなぁ? 40曲くらいかな?

逹瑯:へぇ〜。すごいな。

――あの、このまま進んで行きそうなので、ちょっと仕切ってもいいですか?

hiro:あははは。どうぞどうぞ。

――さっき、逹瑯くんが“お久しぶりです”って言ってましたけど、お二人は面識があるんですか?

逹瑯:うん。共通の知り合いがいてね、その人がhiroさんとセッション・バンドやってんの。それを見に行ったときに、何回か顔を合わせてて。

hiro:でも、こうやってちゃんと話すのは初めてだよね。

逹瑯:そうなんですよね。改めまして、今日はよろしくお願いします。

hiro:いえいえ、こちらこそ。もう始まってますけどね(笑)。

逹瑯:いつもこんな感じなんで(笑)。

――そのセッション・バンドでもhiroさんはギターなんですか?

hiro:はい。僕はギターです。ちゃんとヴォーカルがいるバンドで、カヴァーをやってるんです。そのヴォーカルが逹瑯くんと共通の知り合いなんです。

逹瑯:めちゃめちゃアレンジがカッコイイの。ただのセッション・バンドじゃないからね。マジで。マジでカッコイイの。ホント、あのバンドはセッション・バンドにしとくのが惜しいくらいカッコイイ。ホントに。でもね、俺、あのセッション・バンドを見てると、te’にヴォーカリストがいなくて歌がないのが、もったいないなって思う時があるんですよ。ぶっちゃけ、40曲も曲があって、一つも歌が欲しいって思ったことないんですか?

hiro:あるあるある。それはあります。“これ歌あったらもっといいのにな”って思う曲いっぱいありますよ。ウチら、メンバー全員歌が大好きなんで、その反動があって、インスト・バンドやってるって感じなんですよ。

――逆に!?

hiro:そうそう。逆に。

逹瑯:へぇ〜。じゃぁ、もともとインストのバンドを組みたくてte’を組んだんですか?

hiro:いや。そういう決め事はまったくなくて。とりあえず4人集まったからバンドやろっかってとこから始まったんです。そのとき、いいヴォーカルがいなかったんで。ま、やってるうちに見つかればいいし、見つからなければそれでもいいし、くらいなラフな感じで始めたというか。そしたらそのまま今に至るというか。そのままインスト・バンドとして続けることになったんですよね。

逹瑯:へぇ〜。

hiro:スタジオとかで爆音出したいんで、そうするとヴォーカルは要らないっていうか。やっぱヴォーカルがいると、ヴォーカルの声が聞こえるくらいには音を下げないといけなくなっちゃうんで、それも嫌だなって。

逹瑯:なるほど。でも、なんか言ってることすごい分かる気がする。フィンランドのメタル・バンドで、アポカリプティカっていうバンドがいるんですけど。ドラムとチェロのバンドで、CDではいろんなゲスト・ヴォーカルを呼んで、歌を入れてたりもするらしいんですよ。

hiro:それすごいね、そういうのいいかもね。やっぱ歌は言葉があって、直接的だからね。演奏だけだとやっぱり直接的じゃないから、どこまで伝えられるかっていうところは難しいというか、そこはチャレンジでもありますよね。楽器だけでどこまで感情を伝えきれるのか。

逹瑯:ある意味、クラシックとかオーケストラと一緒ってことですもんね。

hiro:あぁ、うん、そういうことですね。でも、僕ら的には、ゲーム音楽に近いのかなって思ってたりもするんですよ。ゲームやってても、やっぱり音楽があってこそいろんな表情が出せるし、いろんな場面に表情が付くと思うんですよ。そんな感覚っていうか。ウチらにとっては、そのゲームがライヴっていう感覚ですね。ライヴありきのバンドでいたいなって思ってるんで。

逹瑯:なるほどね。さっき、ヴォーカルがいなくて、歌がないのがもったいないって言いましたけど、でも、te’のあのライヴの雰囲気とか空気感って、ヴォーカルがいないからこそ作れてる空気感だなって思うところはありますよね。なんていうのかなぁ、張り詰めた空気感っていうか。

――たしかに。息止めて見ちゃうっていうか。

hiro:実際そうですからね。呼吸ができない感じだったりしますから (笑)。セッション・バンドの方でヴォーカルがいるバンドをやってるから、余計に比較しやすいんですけど、ヴォーカルがいてくれるとすごい気持ち的にも体力的にもプレイ的にも楽ですもん。

逹瑯:引っ張っる人がいるからってことですか?

hiro:うん、それももちろんあるし、歌を中心に置こうとするから、ギターは歌を支えるバッキングでいい訳ですよ。でも、インスト・バンドだと、ずっと無呼吸状態が続いてる感じなんですよ。苦しいっていうね。僕、Plastic Treeの竜太朗くんが古くからの友達で、前に、Plastic Treeがムックと一緒にやったライヴを見たことがあるんですけど。ムックのライヴもすごいですよね。暗い雲の中から雷落としたみたいなライヴですよね。すごいインパクトだった。ヴォーカルがいるからプレイが楽っていう感じのサウンドではなかったからなぁ。

逹瑯:まぁでも、言葉が使えるってすごい楽だと思いますからね。直接伝わるんだもん。けど、海外に行ったとき、インスト・バンドの方が強いですよね。だって、言葉が伝わらないっていう心配ないんですもんね。万国共通な訳だから(笑)。俺、歌は歌っていいけど、それ以外、一切喋っちゃいけないっていう制約の中でライヴしろって言われたら、超苦しいかも。

――そりゃそうですよね、喋ってないと死んじゃいますもんね、逹瑯さん。

hiro:あはははは。

逹瑯:そうそう、ずっと喋ってるからね(笑)。

hiro:そうなんだ(笑)。

逹瑯:そうなんです(笑)。

⇒NEXT INTERVIEW-2

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