トロピカル・ラテンの帝王フアン・ルイス・ゲーラ、新作ドロップ

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トロピカル・ラテンの最高峰として、ラテン界で絶大な支持を誇るフアン・ルイス・ゲーラのニュー・アルバム『アソンデゲーラ』がリリースされた。

◆「ミ・ベンディシオン」PV映像&フアン・ルイス・ゲーラ画像

フアン・ルイス・ゲーラは、ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴ出身。ドミニカ音楽である「メレンゲ」や「バチャータ」を世に広めたキング・オブ・トロピカル・ラテンである。帝王の名に相応しくキャリアも華やかだ。1990年のアルバム『薔薇のバチャータ」は全世界で400万枚を超える大ヒットを記録し、2007年発表のアルバム『愛のミ・コラソン』は、第8回ラテン・グラミー賞にて、破格の6部門(最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、ベスト・メレンゲ・アルバム、ベスト・トロピカル・ソング、ベスト・エンジニアード・レコーディング・オブ・ジ・アルバム)を受賞。さらに第50回グラミー賞では「ベスト・トロピカル・ラテン・アルバム」を受賞した。

2009年には初来日を敢行。福岡県の名物イヴェント<イスラ・デ・サルサ 2009>に出演し、初めての日本でのパフォーマンスを行なった。日本の風土はフアンに強い印象を残したようで、彼は福岡を舞台にしたラヴ・ソング「バチャータ・エン・フクオカ」を作曲。最新作のファースト・シングルとしてセレクトするほどお気に入りの作品として彼のレパートリーの一端を担っており、日本人としては、なんだか嬉しいエピソードだ。

アルバム・タイトルである『アソンデゲーラ(ASONDEGUERRA)』は、「ゲーラ(Guerra)のリズム(Son)」と、「戦い(Guerra)の音(Son)」のダブル・ミーニングだという。この言葉遊びの通り、軽快なラテンのリズムに乗せた奥行きのある仕上がりは、聴いているものの気分を、異国の乾いた空気に乗せて一気に笑顔にしてくれそうだ。


◆フアン・ルイス・ゲーラ・オフィシャルサイト
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