柴咲コウ、「ルージュの伝言」を映画挿入歌としてカバー

ツイート
10月23日から開催の第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品される角川映画配給作品『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の主題歌と挿入歌を、柴咲コウが手掛けることが発表となった。

◆柴咲コウ画像

劇中で現在と過去をつなぐ象徴的な曲として瀬田なつき監督が選んだのが、荒井由実(現・松任谷由実)の「ルージュの伝言」だった。監督は「幅広い世代の方が子供時代を思い出せるポジティブな曲として「ルージュの伝言」のような雰囲気がイメージだと伝えていたら、そのまま「ルージュの伝言」になりました。びっくりでした。」と語っている。

今回、その「ルージュの伝言」を歌っているのが柴咲コウなのだ。

「楽曲を聴いてみて、懐かしくもあり、新しくもあり、不思議な感覚でした。何よりも柴咲コウさんが歌っているのかと思うとウキウキします。映画では、重要なシーンで使っていますので、楽しみに見て(聴いて)下さい」──瀬田なつき監督

「ルージュの伝言」は新しいアレンジが施され、柴咲コウにとって映画挿入歌としては初のカバー作品となった。主題歌「サヨナラブ」の歌詞も柴咲コウ本人による書き下ろしだ。

「ディスコミュニケーションをテーマに「サヨナラブ」を制作しました。曲調はアップめですが、詞はシニカルな内容で、それを楽しんでレコーディングできました。今回「ルージュの伝言」をカバーしレコーディングをしたのですが、歌ってみたらすごく自分にフィットして歌いやすく、レコーディングがとても早くできました。映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は、思っていたより映像が暗くなくてフレッシュで、今どきっぽくて、内容のわりに描写が爽やかだったと思います。(主人公の)みーくんを、好きになってしまいました」──柴咲コウ

みーくん演じる主役の大政絢も「popな曲調と、切ないけど前向きな歌詞が、映画と重なって、本当に素敵だと思いました。曲を聴いて、ますます映画の公開が楽しみになりました」とコメント、映像とストーリーと楽曲、そして柴咲コウの声が、見事なハーモニーを奏でている。

柴咲コウに白羽の矢を立てたプロデューサーは、「絶望の中から希望のかけらを見出し、前を向いて歩いていくという物語のエンディングに、自然体だけれど揺るがない意志を感じさせる柴咲コウさんの澄んだボーカルがぴったりだと思いお声かけしました。いただいた曲はとても素敵で、映画をもうひとつ上のステージに上げていただきました」と、コラボレーションによる化学反応の輝きに手ごたえを感じているようだ。

主題歌:サヨナラブ/柴咲コウ
作詞:柴咲コウ 作曲:渡辺泰司 編曲:渡辺泰司
挿入歌:ルージュの伝言/柴咲コウ
作詞:荒井由実 作曲:荒井由実 編曲:渡辺泰司

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
僕はキミを守る。だって、世界で一番キミを××してるから・・・。嘘だけど。
僕(みーくん)の幼なじみ、まーちゃん。とっても可愛いけど、乱暴でワガママで壊れた女の子。僕とまーちゃんは、10年前の誘拐監禁事件の被害者同士。
不穏な連続殺人事件が起きている街で10年ぶりに僕らは再会した。ある日、まーちゃんを主治医の精神科医に連れて行った僕のところに、事件を捜査する刑事が接触してきた。僕らは容疑者と疑われているらしい…。
出演:大政絢 染谷将太 三浦誠己 山田キヌヲ 鈴木卓爾 田畑智子 鈴木京香
監督:瀬田なつき
原作:入間人間(アスキー・メディアワークス/電撃文庫刊)
脚本:田中幸子 瀬田なつき
主題歌:柴咲コウ「サヨナラブ」(UNIVERSAL MUSIC/chimera energy)
製作:「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会
制作プロダクション:デジタル・フロンティア
配給:角川映画
(C)2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会
映画公式サイト:http://usodakedo.net
2011年1月22日、角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋他 全国ロードショー
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス