カラオケもハイビジョンの時代!DAMに新カラオケシステム「LIVE DAM」登場

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第一興商は、DAMシリーズの新フラッグシップモデルとして、フルHD映像対応の業務用通信カラオケシステム「LIVE DAM」のデビューにあわせ関係者向けに大規模なお披露目イベントを開催した。

「LIVE DAM(DAM-XG5000)」は3年半ぶりとなるDAMシリーズの新フラッグシップモデル。16:9高解像度フルHD映像に対応した美しい映像により、カラオケに美しさと迫力、臨場感をもたらすモデルだ。また、続々配信されるライブ映像をはじめ、プロの演奏家によるスタジオ録音曲の大量搭載、液晶タッチパネルモニタによる使い勝手の向上など、カラオケの楽しさを倍増させるさまざまな要素を盛り込んだ意欲的なシステムとなっている。この「LIVE DAM」の魅力をあますことなく伝えるべく行われたのが、10月7日に行われたデビューイベント<DK FESTA 2010>だ。

イベントはMay J.によるオープニングライブにより幕を開けた。May Jはカラオケでも人気のヒット曲「Garden」を熱唱。続いてMCのショーンKと浦浜アリサが登場、第一興商のスタッフとともに「LIVE DAM」の魅力が次々と解説された。

注目はやはり圧倒的な映像の迫力。HD映像を存分に楽しめるコンテンツの充実もポイントだ。PVをはじめとした本人出演映像や臨場感あふれるライブ映像を多数搭載、最新のヒット曲はもちろん、懐かしい映像も盛りだくさんだ。カラオケでの本人出演映像は初となる松田聖子や、山口百恵のコンサート映像などもトピックの1つ。アニメ・特撮ヒーロー映像や、洋楽の本人出演映像も多数用意され、幅広い音楽ファンにアピールする内容だ。

画質が向上すると、これまで以上に映像をしっかり見たいという人も増えるはず。そんな人にうれしいのが、歌詞表示のテロップレイアウトの変更だ。16:9のワイドな画角に合わせ歌詞も読みやすいレイアウトに変更されているのだが、映像をより楽しむために歌詞を縮小サイズ表示にすることも可能となっている。HD映像なので歌っている人にとっては縮小表示でも歌詞の見やすさが損なわれず、歌っていない人は美しい映像をしっかり鑑賞できるという寸法だ。

収録曲の充実もうれしいところ。楽曲数は初期搭載で135,000曲、クオリティの高いプロの演奏家によるスタジオ録音曲も14,500曲収録している。さらにアーティスト本人が生演奏する貴重なオリジナルカラオケも用意、アーティスト本人がDAMのために特別収録した生音演奏バージョンとなっている。イベントではこの「本人生音演奏」8曲を提供したBEGINによるコメント映像も紹介。「生のバンドで演奏している感覚を味わっていただきたい」「学園祭でバンドやってる感じで歌ってもらえるのでは?」と「LIVE DAM」の魅力を伝えた。

本体は軽量・薄型化を実現、タッチパネル対応の8.5インチワイドモニターを搭載する。高級感のあるデザインとユーザーインターフェイスの使い分けが評価され、2010年度のグッドデザイン賞を受賞したというだけあって、その質感もなかなかのもの。本体だけで楽曲の選曲が視覚的に行えるほか、歌声にエフェクトをかけてまったく違う声にするボイスチェンジ機能や、拍手・歓声・指笛などのSE(サウンド・エフェクト)をミックスできるLIVE SEなど、カラオケ空間を盛り上げる機能も備える。また、部屋の形状に合わせてスピーカー出力を設定したり、ハウリングの発生を抑制するなど、気持ちよく歌うための目に見えない配慮もなされている。

結婚式の2次会などで盛り上がりそうなのが、「フォトカラオケ」機能。フロントパネルにあるUSB端子にメモリを差し込むことで、保存された写真をカラオケの背景画像にして楽しめる。また、いまやカラオケではおなじみとなった採点機能もパワーアップ。音程やこぶし・ビブラートなどがうまく歌えたかを表示する「精密採点DX」や、チーム対抗で採点ゲームが行える「カラオケ紅白歌合戦」、歌声によって映像のストーリーが変わるコンテンツも用意。美川憲一が歌を判定しながら、さまざまなキャラクターに変身、うまく歌えないと強制終了させられるという「美川憲一の アンタ、歌えんの!?」などユニークなゲーム的コンテンツもラインナップされる。

また、「デンモク」と呼ばれる選曲用端末にも7インチワイド液晶タッチパネル搭載の新機種が登場。SuicaやPASMO、おサイフケータイなどに代表されるFeliCaに対応、有料コンテンツの利用や「DAM★とも」へのログインもカンタンにできるようになっている。また、曲選択には予測変換機能や手書き認識機能を搭載、人気ランキング上位から表示されるので、よりラクに曲が選べるようになっている。また、作詞・作曲者による検索や、出身アーティストや地名にちなんだ歌が検索できる「ご当地検索」といった機能も備える。

コミュニティ機能の「DAM★とも」対応機能としては、全国の会員が録音したボーカルに多重録音でハモれるのがウリ。自分で録音した声にハーモニーを重ねることも可能なので「一人コブクロ」や「一人ケミストリー」が、特別な機材を用意しなくてもカラオケ店でカンタンにできるというわけ。ネットワーク対応のDAMならではの楽しみ方といえるだろう。

豪華アーティストによるキャンペーンも楽しみなところ。デンモクに用意される「DAM express」では、アーティストの情報などが見られるのだが、こちらのキャンペーン企画も注目だ。たとえば、11月はAIとのコラボレーション企画がスタンバイ。ランキングバトルでAIの課題曲を歌うと、AI本人に会え、ポラロイド写真が撮影できるキャンペーンが行われる。このほか、11月だけでも、アヴリル・ラヴィーン、川嶋あい、オレンジレンジ、倖田來未、清木場俊介のキャンペーンも予定されている。

「LIVE DAM」登場に際して行われるプロモーションも力が入っている。TV CMに登場するのはなんと矢沢永吉だ。CMは自身がライブの本質を語る内容となっており、ライブの臨場感を味わえる「LIVE DAM」の魅力を強烈な印象とともにアピールする。オリジナルグッズなどのさまざまな特典も用意されるので、矢沢ファンは要チェックだ。

さらに大規模な店頭キャンペーンも行われる。目玉はMTVとのパートナーシップにより全国各地で行われるライブイベント。第一弾の出演アーティストは倖田來未。第一興商のカラオケ機器で昨年最も歌われた女性アーティストである倖田來未は、カラオケで育ったと自身を紹介、「カラオケで歌っていただけるような曲を作っていきたい」とコメント映像を寄せた。豪華アーティストによるライブイベントなどのキャンペーンは継続的に行われるということなので、カラオケを楽しみながら、ライブイベントに参加できるチャンスもお見逃しなく。

このほか、今回のお披露目イベントでは、実際に新システムを使ったさまざまな展示、デモンストレーションが行われ、多数の来場者の注目を集めていた。曲調に合わせて照明が盛り上げを演出するライティングシステムや、その場でレコーディングできる「カラオケCDプレス」対応のCDドライブ、高音域が伸びたクリアな「シャープ」モードとフラットでしっとりとした「マイルド」モードの2種類の音質が切り替え可能な赤外線ワイヤレスマイク、高音質のデジタル方式ハイパワーアンプなど、周辺機器のラインナップも万全だ。あとは最寄のカラオケ店にこれらのシステムが導入されるのを楽しみに待ちたい。

◆第一興商
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