-異種格闘技対談-Ring【round2】第10回/川畑 要(CHEMISTRY)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第10回

GUEST 川畑 要(CHEMISTRY) / 逹瑯(Vo) ムック

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川畑「俺、兄貴がロック好きだったこともあって、音楽の入りはロックなんですよ。初めて行ったライヴは、X JAPANですもん」

逹瑯:今日はよろしくお願いします。

川畑:いえいえ、こちらこそ。いやぁ、僕、対談ってあんまり経験ないんで、よろしくお願いしますね。

逹瑯:こちらこそ。対談はあんまりないやらないですか?

川畑:最近、佐藤隆太さんと、K-1の番組でご一緒させて頂いているんで、それで対談させてもらいましたけど。やっぱり慣れないですね、対談って(笑)。でも、共通の趣味がK-1なんで盛り上がりましたけどね。あと、歳が近かったんで、そんな懐かし話とかしたりして。

――川畑さんと、逹瑯くんも歳近いんですよね?

逹瑯:俺、1979年の8月です。

川畑:あ、じゃぁ、僕の方が一つ上かな。僕は1979年の1月なんで。

逹瑯:あ、そうですね。川畑さん、ヤンキーだったんですか?

川畑:へっ!?

――あはははは。いやいや、突然過ぎるでしょ、その振りは(笑)。この質問には訳があるんですよ(笑)。

逹瑯:そうなんですよ(笑)。さっきツイッターに、【今日はCHEMISTRYの川畑さんと対談だ! 本当にまったくの異種格闘技だから上手く話せるかなぁ】ってつぶやいたら、【大丈夫です。川畑さんはヤンキーなんで! 頑張って下さい】っていう、どこにどう繋がってんのか、訳の解らないメッセージが届いてたんで(笑)。

川畑:あははは。そういうことだったんですね(笑)。いや、ヤンキーではなかったですね。けど、真面目でもなかったですけど(笑)。いやでも、僕は歌がなかったら、本当になんもなかったヤツなんでね。

逹瑯:俺たち世代より前って、不良と言えばロックって感じがありましたけど、ウチらの時代くらいから、R&BとかHIP HOPが流行りだして、やんちゃなヤツはそっち系の音楽聴いてチームになってたって感じもありますよね。

川畑:たしかに。僕の場合は、そんな悪い感じではなかったですけど、音楽よりも先に、まず、スタイルに憧れたっていうのはありましたね。ファッションから入って、後から音楽をじっくり聴くようになって、歌詞に込められたメッセージの重さだとか、メロディに深く惹かれていったんです。もともと歌が好きだったんで、まずHIP HOPの歌い方にハマり、次にR&Bにどっぷりハマっていったんですよ。R&Bって黒人音楽でもあるから、日本にはまだそんなになくて。聴いてたのは全部洋楽だったんですけど、見た目ごついのに、歌うと歌声はめちゃめちゃ甘いじゃないですか。そんなギャップに惚れちゃったんですよね。これだ! って思いましたね。当時の日本の音楽シーンって、顔が良くないと売れないみたいなとこあったじゃないですか。今ほど歌でみてもらえてなかったというか。そういうのがすごく嫌で、“歌”を聴かせる歌手に憧れてましたね。久保田利伸さんとか、本当に凄いと思いますからね。

――久保田さんは本当に日本のR&Bシーンの草分け的な存在ですよね。

逹瑯:俺はそっち方面にいかなかったけど、いや、久保田さんはカッコイイよね。っていうか、今、昔のPV見てもまったく古さを感じないもんね。スタイルとか楽曲とか歌い方とかも、全然古くなってない。

川畑:ですよね。本当に凄い人だと思いますね。つい最近もイベント・ライヴでご一緒させて頂いたんですけど、やっぱり凄いなって思いました。感動しました。

逹瑯:昔憧れてた人と同じステージに上がれるって凄いことですよね。俺は田舎者だから、そんなのあり得ないって感覚ですからね。当時の自分からしてみたら。

川畑:たしかに(笑)。地元ってどちらなんですか?

逹瑯:俺は茨城です。水戸。

川畑:僕、東京の葛飾区なんで、JBL(常磐線)繋がりですね!

逹瑯:あははは。共通点ですね(笑)。

――共通点といえば。さっき、撮影前に、ちょろっと立ち話されてた時に、長渕剛さんの話になってましたよね? お互い、好きだったとか。

逹瑯:そうそう。どのあたり聴いてました? 俺が最初に聴いたのは、「とんぼ」かな。小学校3年生でしたね。

川畑:「とんぼ」! はいはい。まだレコードでしたよね(笑)。

逹瑯:そう(笑)。

川畑:自分から好きになったんですか?

逹瑯:いや。兄ちゃんの影響ですね。俺、6つ上と8つ上に兄ちゃんがいるんですよ。そこから影響受けたんですよね。兄ちゃんが、ブルーハーツとか聴いてて、そっからブルーハーツも大好きになったし。

川畑:おぉ~。そこも似てますね! まさに共通点ですよ! 俺も4つ上の兄貴がいるんですよ。その兄貴が「とんぼ」のレコード買って聴いてたんで、それを借りて聴いてたんですよね。

逹瑯:長渕さんは、『昭和』っていうアルバムも相当聴きましたね。これも兄ちゃんの部屋からあさって借りて聴いてたんですけど。これはね、レコードじゃなくて、カセットでしたからね(笑)。

川畑:あははは。懐かしい~! でも、小さい頃って、兄弟がいると、そこの影響ってすっごいデカイですよね。俺、兄貴がロック好きだったこともあって、音楽の入りはロックなんですよ。

逹瑯:へぇ~。どのあたりなんですか?

川畑:初めてライヴに行ったのは、X JAPANですもん。

逹瑯:へぇ~! そうなんだ! でも、やっぱそうですよね。ウチら世代で音楽やってるヤツって、絶対にそこは通ってますよね。昔は、ロックが一般的というか、歌謡曲のような感覚で聴かれてたというか。J-POPとしてね。

川畑:ですよね。たしかに。

⇒NEXT INTERVIEW-2

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