[クロスビート取材こぼれ話] ラ・ラ・ライオット
10月27日にいよいよ通算2作目となる最新作『ジ・オーチャード』日本盤が発売されるラ・ラ・ライオット。10月18日発売のクロスビート12月号に掲載するインタビューを行なったのは、ウェス・マイルズ(Vo)とマシュー・サントス(B)。彼らといえばチェロとヴァイオリンを担当する美女メンバーも人気だが、今回はソングライティングの核としっかり者のコンビで、ライヴ直前に会場の横浜Blitzでの取材となった。
ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリ(Key)とディスカヴァリーを結成してアルバム『LP』を出したことも話題になったウェスは終始スマイル。途中ヴァンパイア・ウィークエンドやダーティー・プロジェクターズといった同郷ブルックリンのバンドの名前が挙がると興味津々。彼らと自分たちを比べての分析もしてもらった。
最後は雑談を交えつつ爆笑の中終了。学生時代に知り合ったメンバーによるバンドだけに全く気負うところのないゆるやかな雰囲気だったが、彼らの音楽を聴いてみれば、そこには並々ならぬ意志が宿っていることがよく分かるはず。実際、初期にウェスと共にソングライティングの中核を担ったジョン・パイクの死を乗り越えて制作したデビュー作の話、一緒にツアーを回ったデス・キャブ・フォー・キューティーとの思い出、そして、そうした様々な経験を経て農園で曲作りに励んだ新作録音期の話…と聞きすすめるうちに伝わってくるのは、余りにも真っ直ぐなポップ・ミュージックへの憧れだった。ちなみにウェスは日本に留学時の話も披露。それによると、どうやら田んぼが…?
アジアン・カンフー・ジェネレーションらと出演した当日のライヴでは、自分たちのファン以外の観客も味方につけて熱演するなど、このバンド特有の伸びやかな感性を発揮していたが、そんな魅力は新作『ジ・オーチャード』にもしっかりと刻まれている。10月18日発売のクロスビートでは、こ の取材時にメンバー6人全員からもらったサインをプレゼント。気になる人はどしどし応募してください!
◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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