上海万博日本産業館ファイナルイベント、音楽の世界に国境なし

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10月24日(日)から10月26日(火)の3日間、上海万博の日本産業館ステージにてファイナルイベントの第1弾が開催された。

◆吉田兄弟&DAISHI DANCE画像

郵便局等のBGMを制作している日本郵政の音楽チームがプロデュースしたこのライブは、10月24日が三味線の吉田兄弟と人気日本人DJのDAISHI DANCEによる日本の伝統芸能と最先端クラブ・シーンが融合したコラボレーションを演出。伝統と革新の化学反応に魅了された老若男女が館外まで溢れ返り、通行するスペースがなくなるほどの大盛況で、最後はアンコールの嵐が巻き起こった。

吉林省から来たという李旭さん(23歳)は、「伝統とモダンが絶妙に融合された素晴らしいライブに感動しました。日本の文化に対する尊敬の念が生まれました」と感嘆。出演したDAISHI DANCEは「会場は推定95%くらいが中国の方でしたが、野外フェスのような盛り上がりで、日本でLIVEをやっているように熱心に最初から最後まで聴いていただき楽しく演奏できました。日本では時折反日デモが取り沙汰されていますが、実際は現地に来ると中国の方はいい方ばかりなので、今週末の万博最終ステージも安心して演奏しに来たいと思います」と語った。

また、10月26日はDEPAPEPEと二胡奏者チェンミンの日中コラボレーション。DEPAPEPEの演奏に合わせて会場の中国人観客が皆で「ラララ」の大合唱をするなど、一体感のある空間を作り出していた。

湖南省から来た劉莉さん(26歳)は、10月26日にパフォーマンスを堪能、「今まで聴いたことのないほど素敵な音楽で心に響きました。爽やかで楽しい雰囲気の音楽を聴いて、日本に行きたいと強く思うようになりました」と興奮して話していた。

日本郵政のイベント・プロデュース担当者は、「お客様が皆様とても幸せそうな表情で楽しんでおられたのが印象的でした。日本のコンテンツ産業において、アニメやファッションと比べると海外でのインパクトが少ない音楽ですが、その魅力を多くの方々に感じていただくことができて嬉しく思います」と語った。

なお、吉田兄弟とDAISHI DANCEのコラボイベントは、大好評を受けて万博最終日の10月31日(日)に再び開催となる。
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