TETSUYA、「“いい曲だよね”ってみんなに思ってもらえる自信がある」

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TETSUYA

New Single「lonely girl」 2010.11.10 release

INTERVIEW

僕中身、女子なんで。俺のなかにもそういう女性的な気持ちはあるから。

――11月10日にリリースされるニュー・シングル「lonely girl」は、ウインター・シーズンのリリースを考えていた?

TETSUYA:そうですね。やっぱりクリスマス前って、1年の中で一番、街のイルミネーションとかが綺麗でキラキラしてると思うんですよ。その時期に僕の得意なキラキラした楽曲が流れるのは素敵だなと思って。

――楽曲自体、4~5年ぐらい前からライヴではすでに演奏されていて、ファンにはおなじみのナンバーですが。ただ、この曲の歌詞を漫画家の矢沢あい先生が書かれていたというのは、発表されてませんでした。なので、まずはTETSUYAさんと矢沢先生が出会ったきっかけから教えてもらえますか?

TETSUYA:えっと……、僕を主人公にした『NANA』って漫画があるじゃないですか!

――はいはいはい。って、それ違いますよね(笑)。

TETSUYA:あれっ!? 違いました? まあ冗談ですけど。そうですね、9年ぐらい前にある出版社の方を通して、紹介されてお会いしたんですけど。漫画家の方って、描く前にいろいろリサーチされるじゃないですか? そこで、ミュージシャンの生活というか生き様というか、そういうものの取材対象として僕に声がかかったんだと思うんですけど。

――TETSUYAさん自身、矢沢先生の漫画はご存知だったんですか?

TETSUYA:実は僕あんまり漫画を読まないんですよけど、知人に『下弦の月』なら3巻で完結するし面白いから読んでみたらって薦められて、読んでみたら面白くって。で、ほかに何かないの?って聞いて、次に『NANA』を読んで。まだ2巻くらいしか出てない時で。で、たぶん、矢沢さんの作品が好きだってことを、僕がどこかで話していたんでしょうね。そうしたら、編集部の人にセッティングしていただいて。それでいろいろお話をして。SONYのレコーディング・スタジオも見学しに行ったっておっしゃってましたね。絵を描くためのリサーチで。で、お会いしたときにいろいろお話しさせてもらってからは、ずっと仲良くさせてもらってますよ。『ジャクソンホール』(『NANA』に登場する、東京都調布市に実在するお店)にも一緒に行きましたし。あと、昔、渋谷にあった『NANAカフェ』(期間限定でオープン)も一緒に行ったな。ソロ・ライヴにも来てもらったりしてるしね。

――たしか『NANA』のトリビュート・アルバム(『LOVE for NANA~Only 1 Tribute~』にTETSU69として「REVERSE」で参加したのも、矢沢先生から直々に声をかけてもらったからとおっしゃってましたよね?

TETSUYA:そうですね。

――出会って以降、交流は続いてるんですね。

TETSUYA:そうですね。俺のことをいつも心配して下さってて。初めてお会いしたときに、生い立ちからなにから、いろいろ表に出せないような話までしましたからね。

――実際、『NANA』のなかに名前だけではありますが、登場されてますよね?

TETSUYA:そうなんですよ、光栄です。

――矢沢先生と交流を続けるなかで、TETSUYAさんも自分が作った楽曲を聴いてもらったりしてたんですか?

TETSUYA:そうですね。今回の「lonely girl」に関しては、凄くいい曲ができたのでぜひ聴いて頂きたくて、デモを聴いてもらったんですよ。矢沢さんの世界観にも合うなと思って。そしたら“歌詞書いてもいい?”って言って下さって! ぜひお願いしますって。

――歌詞について、TETSUYAさんから矢沢先生にオーダーした事というのは何かあったんですか?

TETSUYA:ないです! まったくないです、曲を聴いていただいて後は自由に。

――曲を聴いてもらったとき「lonely girl」というタイトルはすでについてたんですか?

TETSUYA:ないです。あっ! 仮タイトルは「happy girl」だった!! マッド(THE MAD CAPSULE MARKETS)の曲でなんとかGIRLって曲、ありませんでした?

――「GOOD GIRL」ですか?

TETSUYA:それそれそれ! それにひっかけて、この仮タイトルをつけたんです(笑)。いま思い出した。仮タイトルなんて適当ですからね。それで「happy girl」ってつけてて。矢沢さんから上がってきたのは「lonely girl」でしたね。いま思い出した。

――矢沢さんから歌詞が上がってきて、それを歌ってみて、ここは歌いにくいから変えて欲しいとかのやりとりはあったんですか?

TETSUYA:いや、何もないです。

――上がってきた歌詞を見て、どんなことを感じました?

TETSUYA:そうですね、僕が普段歌詞を書く上であまり使わない言葉だなって思いました。

――女性ならではの歌詞だなと思ったところとかありました?

TETSUYA:僕中身、女子なんで。俺のなかにもそういう女性的な気持ちはあるから。

――だから、女性的ではあるけれどもTETSUYAさんのイメージからかけ離れたものではないから、ファンの人たちもいままで「lonely girl」をTETSUYAさんが歌詞を書いてないなんて思ってなかっと思うんですよね。

TETSUYA:そうなんですかね?

――楽曲自体は、生まれ出たときから“これは名曲きたぞ!”みたいな感覚、予感めいたものはあったんですか?

TETSUYA:ありましたよ! サビのメロディが生まれたときから“これはきたぞ!”って思いました。いろんな趣味の人が聴いたとしても“いい曲だよね”ってみんなに思ってもらえる自信がある。それぐらいの名曲を書いたつもりなんで、一人でも多くの人に聴いてもらいたいんですよね。

――やはりそうだったんですね。

TETSUYA:この曲はやっぱりメロディがキレイだから、構成自体もサビから始まるんですけど、とにかくシンプルな作りにしてあるんですよ。サビ→Aメロ→サビ→Aメロ、みたいな。それで間奏に入って、Aメロ、サビを数回聴いた後だからここで展開させたいんで、間奏の後に違うメロディをもってきて。さらにまた、最後にサビで畳み掛けるような構成にしたんです。メロディがすごくキレイなんで、サビのメロディを受けてのAメロという流れも、すごくドラマチックにして。そこはすごく考えて作りましたし。室姫君とのアレンジも、すごくハマりましたね。しかも、バラードっぽいメロディなんだけど、頭打ちのリズムにして。割とアップテンポな印象になってるでしょ? その辺のことをとにかくすごいこだわって考えて考えて。誰が聴いても万人に“いい曲だね”っていってもらえるようなものを作りました。

――いまTETSUYAさんがおっしゃったように、これ、メロディだけとって聴いたらバラード・チューンなんですよね。

TETSUYA:そう! メロディだけ聴くとそうなんだけど、ドラムだけ聴くとすごいロックなの! すっごいドラムとか複雑なことやってるし、テクニカルなことをやってるから。それに乗っかるベースもすっごいドライヴしてるし。そういう、すべてが絶妙なバランスなんですよ。だから、ソロ・アーティストの楽曲ではあるけど、バンドでコピーしてもらいたいなってすごく思う。

――そういうギャップというのが、この曲のキーワードになってくると思うんですよ。男性アーティストが歌ってるんだけど、ホントは女性が書いた歌詞である部分とか、ソロの楽曲なんだけどもバンド感がすごいとか、甘美なメロがゆったりとしたテンポで流れるなかでリズムがドライヴしていくという関係性、サビとAメロの対比にしてもそうで。

TETSUYA:あれですよ! 優雅に泳いでる白鳥は水面の下では必死に足をバタバタしてるんでしょ? それみたいな感じ。

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