ロブ・ゾンビが選ぶ「ゾンビ映画」9選

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ロブ・ゾンビがお気に入りのゾンビ映画リストを公開した。これはハロウィンにちなんで公開されたもので、ロブ・ゾンビの作品に対するコメントと共にショッキングなホラー映画の数々をご紹介しよう。彼の前進バンドWHITE ZOMBIEの名前の由来となる古典ホラーをはじめ、9つの作品がリストアップされている。ではさっそくレッツゴー。

『Dawn Of The Dead』(1978年)
「ロメロの傑作というだけでなく、この作品はゾンビ映画の永遠のスタンダードといえる。血、内臓、スプラッターが満載だ。でも軸になるものは生き残りのグループにいるキャラクターそれぞれの魅力的な人物像だ。S.W.A.Tのピーター役のケン・フォリーは本当に輝いている。映画全体の強烈なインパクトは、ラストシーンで自殺しようとする彼の表情の静けさから来ているともいえる。」

『White Zombie』(1932年)
「1930年代のホラー映画黄金時代に作られたゾンビ映画の古典ともいえる作品。ユニヴァーサルのヒット作『ドラキュラ』の翌年にリリースされ、ルゴシはマントをまとってゾンビに命令を下す悪の象徴、マーダー・レジェンドルというもう一つのホラー・アイコンを作り上げた。これがゾンビという言葉が使われた最初の映画のはずだよ。なぜこの映画が『ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』よりも評価されないのか不思議だ。」

『Night Of The Living Dead』(1968年)
「この作品は1968年に低予算のインディペンデント映画として発表された。墜落した人工衛星からの放射能によって死人が生き返るというリアルな作品だ。孤立した農家を舞台にしたことで、閉所恐怖症的な悪夢が完璧に再現されている。それに、この映画のラストシーンは最もショッキングな物の一つとして何度もコピーされてきた。静止画像が背景のエンドタイトルもさらに恐怖感を増幅させる。」

『Zombie』(1979年)
「ニューヨーク・シティの海辺に漂着するかのように見える、ボートのオープニングシーンから恐ろしい雰囲気が続いていく新しいタイプのゾンビ映画だ。初めて映画に太ったゾンビが登場したのも、その後に続くホラー映画の新しい要素を生み出したと言える。もちろん、水中でのゾンビと鮫の対決シーンも“いったいどうやったんだ?”と思わせる。フルシ(監督)は天才だ。」

『Children Shouldn't Play With Dead Things』(1973年)
「この作品はオーヴィルという名の死体についての奇妙な物語だ。ヒッピーのグループが死体を育てるために、孤島へ向かう。他に見ない、不可思議な話だ。」

『28 Days Later』(2002年)
「動物愛護活動家たちが猿を解放しウイルスが散らばり、地獄が始まる。確かに『Day Of The Dead』に似すぎているところはあるけど、それをうまくひねっている。」

『City Of The Living Dead』(1980年)
「フルシのもう一つの名作だ。牧師が墓地で自殺し、地獄の門が開く。いつも霧が立ち込めていて、そこに飲み込まれてしまうような奇怪で気味の悪い映画だ。ファビオ・フリッツィの音楽も素晴らしい。」

『Re-Animator』(1985年)
「ハーバート・ウェスト役のジェフリー・コムズが暴れ回る、新しいスタイルのゾンビ映画。死人の細胞組織をめぐる滅茶苦茶でクレイジーで面白い物語で、頭を探すDR.ヒルの頭に脅されて、バーバラ・コンプトンが全裸で実験テーブルに縛り付けられるところは忘れられないシーンの一つだ。」

『Zombie Lake』(1981年)
「湖を舞台にしたナチスのゾンビの話だ。その他に言う事はないな。」

古典的ゾンビ映画からダニー・ボイルの『28日後…』まで、是非ご参考に。そんなロブ・ゾンビは先日、スリップノット/マーダードールズのジョーイを新たにメンバーに加え新曲を制作、新たな曲を3曲加え『Hellbilly Deluxe 2』スペシャル・エディションとして、デジタル限定でリリースしたところ。残虐でおどろおどろしい最新曲のチェックもお見逃しなく。

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