-異種格闘技対談-Ring【round2】第11回/H ZETT M

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-異種格闘対談-Ring【round2】第11回

GUEST H ZETT M / 逹瑯(Vo) ムック

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逹瑯「ヴィジュアル系である俺よりもメイクが濃いって、なんかちょっと悔しいんですけど(笑)」

――本日は、H ZETT Mさんにお越し頂きました。

逹瑯:はい。異種格闘技って、本当にいろんな対戦相手がいますね(笑)。俺、今日、なんでメイクしてこなかったんだろう? って、さっきからめちゃめちゃ後悔してるんですけど。ヴィジュアル系である俺よりもメイクが濃いって、なんかちょっと悔しいんですけど(笑)。

――そうですね(笑)。今日のこの対談のために、H ZETT Mさんは逹瑯くんより1時間も早く現場入りしてメイクして下さったんですよ。

逹瑯:マジっすか!?

H ZETT M:あ、はい。

逹瑯:ありがとうございます! そういうの聞いちゃうと、やっぱメイクしてくればよかったって思う。そのメイクって、ご自分でされるんですか?

H ZETT M:いや、メイクさんが。逹瑯さんはご自分でなさるんですか?

逹瑯:いや、ウチもメイクさんがやってくれるんですけど、昔は自分たちでやってましたよ。でも、この対談ではメイクしたこと一度もなくて。それを後悔したことは一度もなかったんですけど、今日は後悔してますね、何度も言いますけど(笑)。よろしくお願いしますね、今日。

H ZETT M:はい。こちらこそ。よろしくお願いします。

逹瑯:ご出身はどちらなんですか?

H ZETT M:生まれは神戸なんですけど、ずっと横浜で育ちました。

逹瑯:なんか、すっごいイメージピッタリですね! 俺の勝手なイメージなんですけど、神戸と横浜ってなんか雰囲気似てる気がするんですよ。ちょっと舶来の匂いのするオシャレな街って感じで。似てますか? 実際。

H ZETT M:そうですね、両方港町なんで、似てる感じはありますね。

逹瑯:なんか、そんな街に住んでてピアノが弾けるって、またかなりオシャレ度高いですよね。鍵盤は何歳くらいからやってるんですか?

H ZETT M:4歳くらいからやってますね。だから、もう20何年近くやってる感じで。

逹瑯:へぇ~。4歳の頃ってことは、自分から始めたいってことじゃないですよね? 最初は。親が好きだったんですか?

H ZETT M:いや、親は何も楽器やっていないんで、親から強制的にっていう感じじゃないんですけど。家に足踏みオルガンがあって、それを僕がすごく楽しそうに弾いてたこともあって、そんなに楽しいんだったら習ってみる? って感じで習わせてくれるようになったみたいで。

逹瑯:へぇ~。でも、ピアノって、小中学生の頃って、習ってるっていうの恥ずかしくなかったですか? なんか、ピアノってちっちゃい頃は、女子がやる楽器っていう印象が強くて、男でピアノ弾けるっていうヤツは、イジメまではいかないけど、女子っぽい扱いされてたというか。でも、高校生くらいから、鍵盤できる男がめちゃめちゃカッコ良く見えて、モテる。そんなことなかったですか?

H ZETT M:あぁ、はいはいはい(笑)。

逹瑯:高校生から、ピアノを弾ける男子っていうのは、いっきなりパワーを発揮するって俺は思ってるんですけど(笑)。

H ZETT M:そうかもしれないですね(笑)。でも、僕、高校から音楽系の学校に行っちゃったんで……。

逹瑯:そうなんだぁ!

H ZETT M:でも、たしかに、小学校中学校は、女子扱いみたいな感じのことはありました。

逹瑯:ピアノを辞めたいと思ったことはなかったんですか?

H ZETT M:ん~、なんか、すごい小さい頃からやってたんで、練習するのが日課になっちゃってたというか。生活の一部みたいな感覚だったんですよ。だから、あんまり辞めたいとか、苦痛だとか考えたことなかったですね。

――私もちっちゃい頃、ピアノを習わされていたんですけど、自分の好きな曲を弾きたくて練習するのは楽しいんですけど、あの、練習曲を毎日30分とか練習するのが苦痛で苦痛で。辞めたくてしかたなかったですけどね。お好きだったんでしょうね。

逹瑯:そうだろうね、一回も辞めたいって思ったことないってのはね。

――にしても、すごいプレイなさいますよね。すっごい鍵盤に顔を近づけて弾かれたりとか。

H ZETT M:そうですね。なんか、普通に弾くことに飽きちゃったんですよ。普通に弾いてても、誰からも注目されないし。面白い弾き方ないかなと思って。高校時代に初めてバンドを組んで、そこからはちょっと自己主張するようになったというか。そんなときに、ジャズピアノっていうものがあることを知って。そこからジャズにハマっていったんです。ジャズを齧り出したのは、中学生くらいでした。

――ムックの最新アルバム『カルマ』の中に、逹瑯くんが作った「堕落」っていう曲があるんですが、その曲はジャズ風味なんですよ。

逹瑯:そうそう。なんちゃってジャズ。俺、ピアノ弾けないんですけど、好きなんですよ、ピアノの音って。

――それにしても、中学生でジャズって、なんかすごく早熟な気がします。中学の頃なんて、ジャズは大人の音楽だと思ってましたからね。

逹瑯:俺は今でもジャズは大人の音楽だって思うよ(笑)。やっぱ自分をアピールしていこうっていう感じになったのは、バンド組んでからだったんですか?

H ZETT M:そうですね。でも、俺を見てくれ! っていうアピールはなかったんですけど、まぁ、それなりに(笑)。

逹瑯:どんなバンドをやってたんですか?

H ZETT M:音楽系の学校だったんで、周りがクラシック畑で育ってきたヤツらばっかだったんですけど、その中でも、“クラシックばっかじゃつまんないぜ!”っていうヤツらと集まって、ジャズとかファンクとかのバンドをやってました。

逹瑯:やっぱそっち系なんですね。なんか、ちゃんと音楽の基礎からやってる感じですよね。ウチらみたいな叩き上げ的な感じじゃないというか。今もその時の同級生とかって、音楽の道に進んで楽器やってる人が多いんですか?

H ZETT M:はい。ちょこちょこいますね。

⇒NEXT INTERVIEW-2

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