ザ・ウォークメン、傑作アルバム『リスボン』日本上陸

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ザ・ウォークメンの、2010年ベスト・アルバムとの呼び声も高いバンド史上最高傑作『リスボン』が遂にリリースとなった。

◆ザ・ウォークメン画像

NYガレージ・シーン真っ盛りの2002年にデビューし、オルガンを大胆にフィーチャーしたその独特のアンニュイなロック・サウンドで一躍インディー・シーンの第一線に躍り出たザ・ウォークメン。その後アルバムを重ねるごとに、そのサウンドはより暖かく、深みあるものへと進化を遂げ、2000年代のニューヨーク・シーンの屋台骨として着実にその評価と人気を高めてきた。そして2008年、通算5作目となる前作『You & Me』を発表すると、ピッチフォークやザ・ガーディアン等の有力メディアから大絶賛を浴び、世界的ブレイクを果たした。

そんな彼らが、クリス・ゼーン(レ・サヴィ・ファブ他)とジョン・コングレトン(セント・ヴィンセント他)という2人の敏腕プロデューサーを迎え、2年間の制作期間を経て完成させたのが、本作『リスボン』だ。タイトルが示すとおり、ポルトガルの街リスボンへの旅に多大にインスパイアされたというこの作品は、初期エルヴィス・プレスリーやサン・レコ―ドからの影響を伺わせるヴィンテージ感溢れるサウンド・プロダクションと哀愁溢れるオルガンとホーンの調べ、ハミルトンのヴァリトン・ヴォイスと疾走するギターがパーフェクトなバランスで絡みあい、まさにザ・ウォークメン最高傑作と呼べる仕上がりに。

流行りに流されることなく独自の道を歩んできた彼らにはミュージシャンのファンも多く、ザ・ウォークメンの前身バンドであるジョナサン・ファイア・イーターから強い影響を受けたザ・ストロークスはもちろん、ヴァンパイア・ウィークエンドやザ・ナショナルといった、現在のニューヨークを代表する人気バンドも、彼らへの賞賛を惜しまないほど。ザ・ナショナルのヴォーカリスト、マットは、本作に以下のコメントを寄せている。

「ザ・ウォークメンは、他の誰でもなく“ザ・ウォークメン”なんだ。彼らの曲は、複雑で感情的な日々のあれこれをカタルシス的に受け入れてくれる。『リスボン』は素晴らしい作品だよ。」──マット・バーニンガー(ザ・ナショナル)

9月の海外発売以来、世界中で絶賛を浴びている本作『リスボン』。11月24日(水)遂に日本上陸を果たしたところだ。

『リスボン』
2010年11月24日(水)
2,490円
1. Juveniles
2. Angela Surf City
3. Follow The Leader
4. Blue As Your Blood
5. Stranded
6. Victory
7. All My Great Designs
8. Woe Is Me
9. Torch Song
10. While I Shovel The Snow
11. Lisbon
12. All Black and White※
13. Grateful※
14. Orange Sunday※
15. Paper House※
※日本盤ボーナストラック
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