ガールズ・バンドmixx、いよいよ本領発揮

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10月13日にDVD付きシングル「あげぽよ☆レッツゴー!」と「Bye3」を2枚同時リリースした、トリオ編成のガールズ・バンド、mixx。その発売を記念して、10月29日から東名阪ツアーを行なった。

◆mixx画像

毎週月曜日に二コ二コ生放送の番組「mixxのあげぽよ☆レッツゴー!」でスタジオ・ライヴも行なっているmixxだが、ライヴハウスのステージに立つのは今回のツアーが初。特にヴォーカルのASUKAにとって、バンド・スタイルでライヴを行なうのも今回が初めてだったという。

しかしこのツアー、通常のライヴとは違って会場ごとに多くのゲストが登場。言わば「mixxのあげぽよ☆レッツゴー!」の出張ヴァージョンとも呼べるスタイルだった。初日となった新宿HOLIDAYのライヴは、番組でもおなじみの様々なジャンルの達人=通称“神”が招かれ、会場を盛り上げる。

そして始まったのはドラムのJACKSONによる歌とダンス。彼女は現役女子高生にして軽音部の部長でもあるが、2010年の学園祭で披露したというAKB48の曲を友達たちと発表した。そのかわいらしさに、会場を埋め尽くした野郎たちは激アガり。続いて「下妻物語」の嶽本野ばらが前衛的音楽をとどろかせ、いよいよmixxが登場。

まず2枚のシングルの作曲者であるKIYOSHIとシングル・ナンバーをセッション。さらに彼のバンド、Mad Beaversの「花と散る」をmixxヴァージョンでプレイ。ロックン・ロール・テイストでフロアを熱く盛り上げた。

そしてここからmixxのライヴへと突入。まだ結成して半年ほどではあるが、毎週、スタジオ・ライヴを重ねているだけあり、バンドとしての呼吸はバッチリ。シングルではかわいらしさの目立っていた曲も、JACKSONの男勝りとも言えそうなパワー・ドラムとSAKIのエネルギッシュなギター・プレイで、ロック度を急激に増したものに変化。緊張していたASUKAも、堂々たるステージ・パフォーマンスを決める。ヘッドバンギングしながらライヴするmixxの姿に、会場の興奮は抑え切れないといった感じで、突き上がるコブシと歓声の連続。まさに熱狂のライヴとなった。全公演はニコニコ生放送で中継されていたため、試聴した方もいるだろう。

こうして初のツアーを成功させたmixxは、休むまもなく次なる展開に入った。ツアーの終わった翌日から早くも新たな音源制作を開始。ツアーでも共演したKIYOSHIが、mixxの魅力をさらに引き出した曲を作るべく、ライヴの熱を感じたまま作曲に取りかかったという。

メタル好きという趣向を刺激するナンバーに、mixxの3人は前作以上に自分をプレイやヴォーカルで主張。また当然のようにツアーで得た喜びや興奮もフィードバックさせていった。そして仕上がったのは「ヘヴィメタル・スイーツ」と「路上・旅情」。前者は疾走感あるメタリック・ナンバーで、SAKIの速弾きプレイやASUKAのメタル・シャウトも楽しめる。そして後者はグルーヴするロックン・ロールに、彼女たちらしいポップさが融合したナンバー。サビに入る“ニャ~ア!”というコーラスは誰でも一発で覚えてしまうキャッチーさ。mixxが持ち味を発揮した2曲と言えそうだ。ちなみ今回のレコーディングからゲスト・ベーシストとしてガスマス子が参加。ガスマスクを装着して超絶なベース・プレイをすることで、動画投稿サイトでも話題の女性ベーシストだ。

それら新曲レコーディングと同時に、mixxは前作から選んだナンバーの英語ヴァージョンも制作。ヴォーカルのASUKAは4ヵ国語を話せるマルチリンガルでもあり、その才能を活かして英語で作詞。もちろんヴォーカルも録り直し、コーラスでJACKSONも参加。新たな魅力を放つナンバーとして生まれ変わらせた。

そんなナンバーを詰め込んだシングル「HEAVY METAL SWEETS」が2011年1月12日に発売されることが決まった。収録されるのは新曲2曲に加えて、「Bye3」と「デコウェイGO-GO!」と「路上・旅情」の英語ヴァージョン。さらに今回もDVD付きで「路上・旅情」のミュージック・ビデオやオフショット映像などが収められるという。またこのシングルのリリースに合わせて1月19日に新宿HOLIDAYでライヴも行なわれる。

『HEAVY METAL SWEETS(ヘヴィメタル・スイーツ)』
2011年1月12日発売
YZXL-5028(CDMS+DVD) 1,800円(税込)
1.路上・旅情
2.ヘヴィメタル・スイーツ
3.Bye3(English Version)
4.デコウェイGO-GO!(English Version)
5.路上・旅情(English Version)
※封入特典:トレーディングカード
DVD
・「路上・旅情」(Music Video)
・「オフショット映像」

長谷川幸信
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