またブルックリンからヤバそうなアーティスト、エミール&フレンズ登場

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最近何かとアツいUSブルックリン・シーンから、またまたヤバいアーティストが出現してきた。マサチューセッツで生まれ育ち、現在はNYのブルックリン周辺をベースに活動するエミール・ヒューイットによるソロプロジェクト、エミール&フレンズだ。

◆「Short Order CooksPV映像」

今回登場するのは、2010年秋にデジタルのみでリリースされたEPにボーナストラックを加えた、日本限定のCDミニアルバム『ダウンド・エコノミー』だ。

正式なリリース前から同郷のパッション・ピットや、リトル・ブーツなどからリミックスの依頼を受けるなど、アーティス達の間ではその才能やセンスが評価されていたエミール&フレンズが作り出すサウンドは、80年代のヒットチャート系ポップから、USインディーポップ、ファンク、ソウル、ディスコ、エレポップ、サイケポップなどのエッセンスをミックスした様な、ファンタジックでキラキラと光り輝きつつも心地良い浮遊感も併せ持ったエレクトロ・サウンド。往年のファンクのような切れの良さはなく、べたべたしたバックトラックながらエレクトロなトーンを掛け合わせるあたりのセンスこそ、2010年をマイペースで走るインディポップの心地よさだ。

メランコリックで滑らかに切ないメロディーを歌い上げる優しげなヴォーカルは極甘で甘美だが、そこにはビビッドな色彩感覚溢れる毒々しさもたっぷり。USインディー好きから、ユルくて心地良いサウンドを求めているライトな洋楽ファンにまで、多くのオーディエンスを刺激してくれそうだ。


『ダウンド・エコノミー』
2010年12月15日(水)発売
RIMO-018 \1800(税込)
1. Downed Economy
2. Short Order Cooks
3. Fire Flower / Interlude
4. Specialty Sandwiches
5. Out West
6. Josephine
7. The Shrine
8. Up To Speed *
9. Josephine (SHOOK Remix)*
(*日本盤のみのボーナストラック)

◆エミール&フレンズ・マイスペース
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