シド、初ドーム4万人にマオ「ありがとな」と男泣き

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シドが12月11日、東京ドームで<YEAR END CLIMAX 2010~全てのシドへ~>と題したコンサートを開いた。約3時間のステージでは、デビュー曲「モノクロのキス」のほか、ボーカルのマオが「結婚した弟へのウェディングソング」という未発表曲「2月」など24曲を熱唱。4万人が熱狂した。

◆シド画像@東京ドーム

バンド史上、最大となる東京ドームでの初ライブは、ステージ背後に大小17つのスクリーンを設置し、曲に合わせた映像を流すなどド派手な演出で客をあおった。ベースの明希は「東京ドーム!やっと言えた。10年ぐらい前から言いたかった。今日は本当に楽しみにしていました。オレ達とお前達で最高のライブ作ろうな!」とステージから前方、左右にのびた花道を駆け回り、ファンと一体となり盛り上がっていた。

シドはマオ、明希、ギターのShinji、ドラムのゆうやの4人組。2008年10月にアニメ『黒執事』のオープニング曲に起用されたシングル「モノクロのキス」でデビュー。シングル「嘘」(2009年4月)がアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のエンディング曲に起用されると一気に知名度が上昇した。2010年7月31日には、さいたまスーパーアリーナで3万2000人を動員するコンサートを実現。ドーム公演は、メジャーデビュー最速2年目という異例の速さで行なったさいたまスーパーアリーナの舞台上で明らかにしていた。

アンコール最後の曲「光」を歌う前、マオは「昨日は眠れなかった。怖くてさ東京ドーム。東京ドームに過去、立ってきた人たちと自分は違うんじゃないかと考えたら眠れなくて、自信とか、攻撃的な部分で突っ走ってきたのに、自分ちっぽけ過ぎると…」と心境を吐露。「ちっぽけなオレが立てているのは、この3人のお蔭と思った。ありがとな。もちろんお前らのお蔭でもあるんだよ」と話し、あふれ出る涙を何度もぬぐった。

終演後、今公演と7月のさいたまスーパーアリーナでのコンサートをまとめたDVD「SIDNAD Vol.6 ~LIVE 2010~」を3月16日に、2月23日には「レイン」「sleep」など12曲を収録したニュー・アルバム『dead stock』を発売することを発表した。アルバム発売後、3月1日の仙台サンプラザホールを皮切りに<dead stock TOUR 2011>と題した全国公演を、新潟・大阪・東京などで予定している。

取材・文●西村綾乃
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