山本貴志、2010年最後を飾るショパン応援隊長に

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ショパン生誕200年を記念して開催されている「タワーレコード・ショパン・スペシャル・キャンペーン」にて、ショパン生誕200年を締めくくるショパン応援隊長に山本貴志が任命を受け、12月18日(土)タワーレコード渋谷店6Fにて、応援隊長任命式&ミニライブ&サイン会が行なわれた。

◆山本貴志画像

満席の会場に、山本貴志が拍手で迎えらながらにこやかに登場、会釈の後すぐに「ノクターン第20番」からミニライブがスタートとなった。タワーレコード渋谷店クラシックフロアにいたお客さんも、山本貴志のピアノが響くと吸い寄せられるように集まり、あっという間に会場は人だかりとなった。2曲目「ワルツ6番」が始まり、一呼吸置いて「ワルツ7番」「ワルツ8番」を演奏。1音1音表現豊かに演奏している山本貴志の姿に、会場の視聴者も1音1音に頷いて感動して聴いている姿が印象的。続いて「ノクターン第2番」「ワルツ2番」と馴染みの心地よいショパンの調べに酔いしれているうちに、6曲演奏し温かい拍手の中ミニライブが終了した。

続いてはトークイベント。「2日目に焼肉を食べたせいか、翌朝の弾き始めから活力がでてとっても調子が良かったです(笑)」と、山形で行なったレコーディング秘話も飛び出した。ショパンはどんな人?との司会者の問いに、「明るいリズムのワルツと静かなたたずまいのノクターンと、ショパンは2つの顔を持っている。僕は、ワルツは朝早い時間に元気に弾き、ノクターンは夜遅い時間に集中して弾いています」と、どちらのショパンも楽しんでいる様子。ピアニストを仕事にしてどうですか?の問いに「小学生からピアノを弾いていて、日曜日はお休みをするというのが習慣で今もそうしています。今日は土曜日ですから、明日はお休みです」と会場から笑いを誘った。「1日お休みすると翌日からまたピアノを弾くのが楽しみになります」と嬉しそうに話をしてくれた。

最後に「タワーレコード・ショパン・スペシャル・キャンペーン応援隊長」任命式として、タワーレコード渋谷店クラシック担当スタッフの植村氏から、任命証であるネームタグを首にかけてもらうと、満面の笑顔で応援隊長ネームタグを観客に見せた。

「2010年はショパン生誕200年ですが、海外の友人から、日本はショパンイヤーとして盛り上がっているね。こんなに盛り上がっている国は他にないよ。と言われました。褒められたような気がして嬉しいです。これからもショパンを盛り上げていきたい。今後はプレリュードも弾いてみたいです。」

生誕200年を記念したショパンイヤーは2010年で幕を閉じるが、ポーランドの魂を持ったピアニスト山本貴志のショパン・スピリットは不変。発売中の『ショパン:ノクターン集』『ショパン:ワルツ集&舟歌』、是非チェックを。

◆山本貴志オフィシャルサイト
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