清木場俊介、全国ツアー<清木場俊介ROCK&SOUL 2010-2011>スタート

ツイート

ソロ活動5周年を迎えた2010年、自他ともに認める自身の最高傑作アルバム『ROCK&SOUL』を完成させた清木場俊介が、全国ツアー<清木場俊介ROCK&SOUL 2010-2011>をスタートさせた。オフィシャルレポートが届いたので紹介しよう。

◆清木場俊介 画像@<清木場俊介ROCK&SOUL 2010-2011>

   ◆   ◆   ◆

「今回のライヴはニューアルバムの曲を中心に構成する」と、本人が楽しみを隠しきれぬように公言していたツアー前。その言葉どおり、まるでアルバム全体を1本の映画のごとく見せる完成度の高いライヴショウは、初日とは思えないほどの仕上がりを見せており、予習を怠らずにこの日を迎えた超満員の会場は大歓声で応えていた。

イントロのカッティングギターが新たな清木場ワールドの扉を開けるかのような「魔法の言葉」、TBS『駅伝』テーマソングとして連日オンエアされているメッセージソング「風に唄えば…」、清木場のバラード力を改めて日本中に響かせたロッカバラード「エール」など、アルバムの柱になっている曲はライヴの中でも重要な位置に配置され、楽曲に秘められた強いポテンシャルを引き出すことに成功している。

また、アルバムの中で作品後半の展開軸を呈示しているロックンロールナンバー「GO!WAY!」では会場全体が一つになり、熱いコール&レスポンスが繰り広げられる。アルバムの1曲1曲がライブの中でそれぞれの役割を全うするという巧みな演出は、『ROCK&SOUL』という作品が、ライヴを見すえて作られたものであったことを物語っていた。そして、それを確実に“実践できる”という自信に裏打ちされた彼の“ライヴ力”が、前回のツアー以上に幅を拡げ、30歳らしい懐の深さを増していることにも気づかされる。

まさに“1本の映画”のエンディングを思わせる「終わりなき旅路の中で…」では、清木場と会場の仲間たちとがひとつのライヴを通じて交わしてきた様々な感情が織り交ざり、笑顔と涙がごちゃ混ぜになったドラマティックな感動を生み出した。ライヴの随所に仕掛けられた“計算されたエンターテイメント”と、唄で発露される“剥き出しのエモーション”とが、奇跡的ともいえるギリギリのバランスで両立していたこの日のライヴは、ツアー初日にして清木場俊介というアーティストが時代を代表するヴォーカリストであることを改めて感じさせる名演であった。

ツアーは4月23日と24日の日本武道館2Daysまで全30本。唄い屋・清木場俊介はこの日、シンガーとして10周年を迎える2011年にむけ、気合も新たに走り始めた。

◆清木場俊介 インタビュー特集
◆清木場俊介 オフィシャルサイト

この記事をツイート

この記事の関連情報