TETSUYA、9年の歳月を経て2ndアルバム『COME ON!』完成

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TETSUYA

2nd Album『COME ON!』2011.01.05 OUT!

INTERVIEW

前向きなアルバムにしたかったし、胸を張って届けられるアルバムにしたかった。

――実にインパクトにあるアルバム・ジャケットですが、このアイディアは?

TETSUYA:シングル含めてアートディレクションは僕です。この『COME ON!』も僕のアイディアですね。賛否両論あると思うんですよ。「え?」って思う人がいると思う。でも、やっぱり、1回見て引っかかるものがいいなと思って、計算して作りました。「こう来たか!?」って思わせるものがいいなって。だって『COME ON!』ってタイトル自体が意外じゃないですか。この言葉から何を連想します? 僕は“前のめり”だったり、“力強さ”だったり、向かっていくイメージでした。それで“ダンベルを持っている映像”が閃いたんです。“かかってこい!”って感じも出せるし、“ギリギリまで挑戦”してる感じも表現できるなって。

――まさに『COME ON!』という言葉がぴったりの作品ですが、このタイトルはいつ頃に決めたんですか?

TETSUYA:(2010年の)夏前には決めていました。ボ~ッとしながら、ふと“COME ON”って言葉が出てきた。なんか降りてきたような感じで。「“COME ON”か……。アルバムのタイトルにいいかも……」ってなんとなく思っていて。その直後に仕事に向かう為に迎えの車に乗ったら、車のラジオからThe Beatlesの「Please Please Me 」が流れてて、“♪Come on,come on Come on,come on~”というフレーズを聴いて、「あ、これはアルバム・タイトルを『COME ON!』にしろっていうサインなんだな」って、その時決めました。

――それはすごいタイミングですね。

TETSUYA:この作品から前向きな姿勢を感じてもらえたら嬉しいですね。前に向かって身を乗り出してる感じ? 例えば、僕、注射ってあんまり好きじゃないんですけど、いつ針が刺さるかビクビクしてたら、余計怖い。「早く刺して!」ぐらいに思ってた方がいい(笑)。何でもあてはまると思うんです。怖いこととかイヤなことは、逃げたら余計怖くなるし、そういう時ほど、「よしっ! 来い!」って気持ちで臨んでいったほうが、いっそ怖くない。チャレンジをすることって不安でもあると思うんです。でも、自らそこに飛び込んでいけば、何とかなるし、新しい経験もできる。そういう意味で『COME ON!』というタイトルはぴったりで、今僕がそういうモードなんだと思います。

――アルバムの構想はいつ頃からあったんですか?

TETSUYA:約1年前ですね。TETSUYAという名前に変えるきっかけと同時期です……。このアルバムが完成したのがつい先日の朝だったんです。実はその日は、僕の名前を変えるきっかけになった大切な人の命日で。偶然というか、すごく運命みたいなものを感じました。だからこそ前向きなアルバムにしたかったし、胸を張って届けられるアルバムにしたかった。

――「Roulette」「LOOKING FOR LIGHT」「lonely girl」などのシングル曲以外にも、名曲につぐ名曲で、しかも実にバラエティーに富んだ作品になっています。

TETSUYA:そこは考えて作りました。聴いてくれる人が飽きることなく楽しめるアルバムにしたかった。いろんなTETSUYAを一枚に収めたいなって思ってました。メロディもすごく考え抜いて作っている。何回か聴いて、やっと“いい曲”というのではダメだと思っていて。1回聴いただけで、“いい曲”だと思えるメロディを作っている自信もあるし。僕の曲って、覚えやすく、耳から離れなくて、頭の中をぐるぐる回ると思います。

――しかも振り幅がすごいことになっていて。ハードな「EDEN」の後にストレートなラヴソング「魔法の言葉」が来る展開も驚きました。

TETSUYA:僕、個人的にもギャップって好きなんです。“ギャップ萌え”ですよ(笑)。なんかちょっとツンデレっぽいじゃないですか。「EDEN」のあとに「魔法の言葉」(笑)。

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