the GazettE、初のドーム公演で4万人土下座

the GazettEが12月26日、バンド初の東京ドーム公演を開いた。「オレららしいドームを見せる」と気炎を上げていたライブは、“6人目”のメンバーである集まった4万人が、人気曲「関東土下座組合」の音楽に合わせ土下座するなど、暴れたい放題。ボーカル・ルキの「野郎ども、今日遠慮したら次はねえぞ。今までのてめえらの思いをここにぶちまけろ」の声に客らは、座席を壊さんばかりの勢いで会場を揺らし、全国40公演で10万人を動員したツアーの最終日を盛り上げた。
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ベースのれいたは「ここで暴れるお前たちが見たくてたまらなかった。オレたちのライブはオレらだけじゃなくて、お前らも主役なんで。主役が遠慮してんじゃねえぞ」と、ドラムの戒が「東京ドームというこの場所で変わらずthe GazettEのライブができ、それを作り上げているみんなに感謝します。今日最後までこのままthe GazettEらしく揺らすぞ」とファンに呼びかけると、「ウォーッ!」と地鳴りのような歓声が。


ルキがステージで「決して簡単な道ではなかった」と話した通り、紆余曲折を経たステージだったと思う。演奏、ステージ演出など、過去に立った大物アーティストらと比較すれば、物足りないと言われる部分もあるかもしれないが、手作り感にあふれ、思いが詰まった公演だった。それは突っ走り、いまある全てを尽くした初舞台を終え、感無量の表情を見せた5人の顔に現れていた。
「ドームをやったアーティストにはなりたくない」。これも彼らが公演前に話していたことだ。今日のステージは今ある力全てと思うが、満足はしていないはず。動員ならば、フル動員の5万5000人を。演出ならばバンド以外の楽器を取り入れるなど、課題は山積みだ。

<TOUR FINAL THE NAMELESS LIBERTY>
1.Red
2.AGONY
3.Hyena
4.赤いワンピース
5.Psychedelic Heroine
6.SHIVER

8.PLEDGE
9.Bath Room
10.DIM SCENE
11.HEADACHEMAN
12.VERMIN
13.HESITATING MEANS DEATH
14.COCKROACH
15.DISCHARGE
16.Filth in the beauty
ENCORE
EN1.Ride with the ROCKERS
EN2.Nausea & Shudder

EN4.Ruder
EN5.関東土下座組合
EN6.LINDA~ candydive Pinkyheaven~
ENCORE2
EN7枯詩
EN8未成年
ライブDVD「THE NAMELESS LIBERTY AT 10.12.26 TOKYO DOME」
『TRACES BEST OF 2005-2009』
2011年3月23日発売
取材・文●西村綾乃
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