クリスマス中止を掲げた<ニコニコ大会議2010-11全国ツアー>高松公演

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ニコニコ動画で活躍するユーザーアーティストが出演するイベント<ニコニコ大会議2010-11全国ツアー ~ありがとう100万人~ in 高松>が12月24日のクリスマスイブに香川県高松市のオリーブホールにて開催された。ライヴ当日はニコ生でも生中継され、会場と生放送視聴者を合わせて約7万3000人が熱狂した。

◆あにま、タイツォン、湯毛、やまだん、蝉丸P、転少女 画像@<ニコニコ大会議2010-11全国ツアー>高松公演

今回、ステージでライヴパフォーマンスを行なった出演者は、“あにま”“タイツォン”“湯毛”“やまだん”“蝉丸P”“転少女”の6名。それぞれが持ち味を生かしたステージを繰り広げ、会場に集まったニコニコユーザーたちは、ニワンゴ取締役・西村博之(ひろゆき) 氏をもって「圧倒される」と言わしめたほどの盛り上がりを見せていた。

ライヴパートがスタートし、まず姿を見せたのは“リアル住職”でもあり、仏具を用いた演奏動画や説法の動画などで人気のニコニコ動画ユーザー・蝉丸Pだった。

蝉丸Pが、ステージ上に用意されたクリスマスツリーに「中止」の看板を掲げると、それを合図に今回の出演者が登場。そのままオープニングアクトとして、「クリスマス中止のお知らせ / クズ野郎P feat. タイツォン」を合唱。刺激的な歌詞の楽曲で、客席とコメントがいきなり盛り上がる。誰が何と言おうが、ニコ動では「クリスマス中止」なのだ。そしてこれが、これこそがニコ動ユーザーの総意のはずだ。

そして、ソロパートがスタート。

まずはアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラクターの声真似などを得意とする歌い手の転少女が、同アニメの劇中歌である「God knows…」を熱唱。ニコニコ動画でも根強い人気がある楽曲をパワフルに歌い上げ、オープニングアクトで盛り上がった会場のテンションをさらに急上昇させた。ちなみに余談だが、高松公演は「クリスマス中止」にも関わらず、転少女はサンタクロース(クリスマス)を意識した衣装を着ている。でもいいのだ。なぜなら「かわいいは、正義!(漫画『苺ましまろ』より)」だからである。

続いては柔らかで優しい歌声に定評のある、あにまが登場。情感をこめて「ジェンガ / 40㍍P」を歌うと、その癒し系の歌声にコメントでは「いい声!」「耳が幸せ」といった感想が流れ、会場からは自然に手拍子が起きていた。

ここで会場の空気が一気に変わる。蝉丸Pが再び登場し、彼の本業とも言える説法を行なったのだ。ライヴの後に説法が始まるというカオス。これもまたニコニコ動画の特徴といえるだろう。

今回の説法のテーマは「二利双修」。一見難しそうな言葉を、ニコニコ動画やインターネットスラングなどを用いてわかりやすく解説する蝉丸Pの説法には、ユーザーも聞き入っていたようで、コメントでは「ためになりました!」「もっと聞きたい」といった感想が寄せられていた。
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