トレント・レズナー「アカデミー賞ノミネートは完全にシュール」

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トレント・レズナーが、映画『The Social Network(ソーシャル・ネットワーク)』の音楽でアカデミー賞(作曲部門)にノミネートされたことに対しコメントを発表した。プロジェクトに参加できたことを光栄に思うと共に「完全にシュールな出来事」と『Hollywood Reporter』に話した。

◆映画『ソーシャル・ネットワーク』予告編映像

「素晴らしい作品に関わり、彼らと一緒に仕事ができたことをとても誇りに思っている。この映画は何度も観たが、いまだに大好きだ。これだけ多くの人に共感を呼ぶとは思ってなかった。驚きでもあり喜びでもある」

「作っているとき、アカデミー賞のことなんかこれっぽっちも考えてなかった。アティカス(・ロス)と山ほどの音楽を作り、デヴィッド・フィンチャー(監督)に送ったんだ。俺たち、半分はやり過ぎたって思っていた。だってこの映画は、世界の終わりの話じゃないからね。オタクの裏切りや内面の話なんだから。でも、デヴィッドの反応には驚かされたよ。彼がリスクを冒し、音楽に映画の中枢となる役割を与えようとしているのがわかったから。全てが終わったとき、俺たちは大きく貢献したって感じがしたよ。トラディショナルな映画音楽じゃない。それは誇りに思っている」

アカデミー賞は2月27日に発表。作曲賞には『The Social Network』のほか、『How To Train Your Dragon(ヒックとドラゴン)』『The King's Speech(英国王のスピーチ)』『127 Hours(127時間)』、『Inception(インセプション)』が候補に挙がっている。

Ako Suzuki, London

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