横山幸雄、自らのギネス記録に挑戦

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2010年5月、ピアニスト横山幸雄がショパンの人生を全166曲の作品とともに年代順に追っていくコンサートを実施、ほぼ年代順に完全暗譜で演奏する16時間半のパフォーマンスが、TOKYO FMにて生中継された。

◆横山幸雄画像

この<TOKYO FM 開局40周年×ショパン生誕200年 記念 Panasonic presents 横山幸雄ショパン・ピアノソロ全166曲コンサート>コンサート成功により、横山幸雄は「一人の演奏家が24時間で演奏した曲数」においてギネス世界記録に認定。世界記録達成時には、東京オペラシティの観客全員が演奏者とともにスタンディングオベーションで喜びを分かち合い、多くのリスナーに感動をもたらしたものだった。

このときは「ショパンの意志で作品番号をつけ出版した作品と主要な遺作全166曲」を弾き切るというものだったが、横山幸雄デビュー20周年の2011年に挑むのは、「現存しているショパンのピアノソロ作品全曲」を全て暗譜で弾ききるというものだ。ショパンが自身で番号をつけていない作品の中でも、隠れた名曲、幼き頃の習作等、他のコンサートではほとんど聴けない曲目も演奏することになり、ショパン作曲ピアノソロ作品はもうこれ以上他はないという、真の全曲達成を遂げることになる。

2010年になぜギネス記録を樹立できたのかとの問いに、横山幸雄は「他にやろうとする人がいないからです。長く引くコツは、細かい失敗をすぐ忘れることですね。ただ、ピアノのイスには背もたれがないのでどうしても腰が痛くなります。」と回答。2011年の挑戦に関しては「一度にショパンの全曲を聞きたいと思っても難しいですが、5月2日のイベントに来ていただければ全曲楽しむことができます。今回は演奏される機会の少ない「ピアノソナタ第1番」などを演奏します。」と紹介した。

「もしショパンが現代の僕の演奏を聴きに来てくれるのであれば、彼自身で気づかなかったショパンの曲の魅力を伝えたいですね」──横山幸雄

横山幸雄がこの挑戦を達成すれば、ギネスワールドレコーズ社による「Most pieces of music performed by a solo artist in 24 hours一人の演奏家が24時間で演奏した曲数」カテゴリーにおいて、自身が樹立したギネス世界記録を更新することになる。この偉業に挑戦するコンサートの模様は、「TOKYO FMホリデースペシャル」としてラジオ生中継で放送される予定だ。

<~あの感動をもう一度!ギネス世界記録TM更新に挑戦!~『TOKYO FM ギネス世界記録挑戦 横山幸雄ショパン・ピアノソロ全201曲コンサート』>
2011年5月3日(火・祝)
@東京オペラシティ
曲目:ショパンのピアノ曲(ソロ)全曲(201曲)およそ18時間
出演:ピアニスト横山幸雄
7時30分~25時40分 全12パート4部制
●第一部 朝7時半より
パート1 7時30分~8時40分
~15分休憩~
パート2 8時55分~10時05分
~15分休憩~
パート3 10時20分~11時30分
~30分休憩~
●第二部 12時より
パート1 12時00分~13時10分
~15分休憩~
パート2 13時25分~14時35分
~15分休憩~
パート3 14時50分~16時00分
~60分休憩~
●第三部 夕方5時より
パート1 17時00分~18時10分
~15分休憩~
パート2 18時25分~19時35分
~15分休憩~
パート3 19時50分~21時00分
~30分休憩~
●第四部 夜9時半より
パート1 21時30分~22時40分
~15分休憩~
パート2 22時55分~23時05分
~15分休憩~
パート3 24時20分~25時30分
~ギネス更新セレモニー~
25時40分終了予定
※このコンサートの模様は、「TOKYO FMホリデースペシャル」として生中継で放送し、ショパンの生涯にまつわるエピソードとともにその熱気を伝えます。

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