デヴィッド・ギルモア、ハッカーの治療費を援助

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デヴィッド・ギルモアが、アメリカの政府関連のコンピューターをハッキング(クラッキング)したゲイリー・マッキノンの治療費を援助するという。2001~2002年、UFOの証拠を探るためNASAや国防総省のネットワークに侵入したマッキノンは、現在、アスペルガー症候群の治療を受けている。しかし、英国のNational Health Service(国民医療サービス)は経費削減のため、精神疾患の患者への治療費援助を大幅にカットすることを決めた。

『Daily Express』紙によると、マッキノンの母親はこう話している。「世界の経済状況はみんなが思っている以上に悪く、この国はこれからさまざまなコストカットのあおりを食うことでしょう。治療費がカットされたら、精神疾患の患者はどうなるというのでしょう」

「この大変なときゲイリーを助けてくれるというデヴィッド・ギルモアに、本当に感謝しています。デヴィッドと彼の奥さんは本当にいい人たちです。彼らは自分たちの善行を宣伝したりしません。ただ実行するのです。本当に有り難いことです」と話している。

米国政府は英国にマッキノンの身柄引き渡しを要求しているが、マッキノンの主治医はそんなことになれば自殺する恐れもあると懸念しているという。

ギルモアは2009年にマッキノンを支援し、曲「Chicago/ Change The World」を制作している。

Ako Suzuki, London

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