VOXからビンテージ・アメリカン・チューブ・サウンド「TB35C1」「TB35C2」

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コルグ・KID(KORG Import Division)は、VOXより、著名なブティック・アンプ・デザイナーTony Brunoとのコラボレーション・アンプ「TB35C1(写真:上)」「TB35C2(写真:下)」を発売する。

長きに渡り英国の血が流れているVOXのアンプラインナップに、新たに「アメリカン」な雰囲気を持ったアンプ「TB35C1」「TB35C2」が加わることとなった。この2つはTony Brunoのデザインによるもの。VOXとTony Brunoとの関係は1990年代より培われてきたもので、リミテッドのHand-Wired、Night Train、Customシリーズなどは彼の設計力なくしては語れないのだという。そして、とうとう彼の名を冠したアンプが開発されたというわけだ。アメリカン・スタイルのブティック・アンプ開発者であるTony Brunoの卓越したスキルと、VOXが長年培ってきたアンプ開発における経験を融合させることで、ブティック・クオリティのアンプがより多くの人の手に渡ることが可能になったのである。

「TB35C1」「TB35C2」は、6V6パワー管を4本、12AX7プリ管を3本使用したオール・チューブ仕様。スムーズでクリーンな高域、なめらかで密度の濃い中域、分厚く暖かみのある低域、そしてリッチなオーバードライブ・サウンドが特徴。さらに別の12AX7を12AT7と組み合わせてリバーブ・ユニットをドライブする。HIGH/LOW両レベルでのインプット端子、ボリューム・コントロール、BASS/MIDDLE/TREBLEコントロールを搭載。外部用スピーカー端子と拡張キャビネット端子が両モデルとも標準で装備されている。また、「TB35C1」「TB35C2」とも、Celestion G12-65スピーカーを頑強なバーチ材プライウッドのキャビネットに収納している。

もう1つの注目は、Tony Brunoのアイディア満載の「MACHO(マッチョ)」スイッチ。中域と全体のゲインをブーストするものだ。これはTony Brunoが開発した新しい機能で、ピュアでオーガニックなアンプ・トーンを維持しつつ、余分なエフェクト・ペダルは使わずにリードやソロを弾きたいギタリストにとって理想のサウンドと言えるもの。「MACHO」スイッチは付属のVFS1フット・スイッチでコントロールできるので、演奏中でもスムーズに対応。また、常時オンにしてサウンドをドラマチックに変化させたり、さらに深いトーンを得ることも可能だ。このほか、低域をブースとする「BASS BOOST」スイッチ、ダイレクトなゲイン・サウンドを生み出す「MASTE R VOLU ME BYP ASS」スイッチも備えられる。

<おもな仕様>
出力:35W RMS
真空管構成:12AX7×3(プリ)、12AT7+12AX7(リバーブ)、6V6×4(パワー)
スピーカー:TB35C1=1×12” 16Ω Celestion G12-65、TB35C2=2×12” 16Ω Celestion G12-65
入出力:ギター・インプット(HIGH/LOW)、エクスターナル・スピーカー・アウト、エクステンション・スピーカー・アウト、フットスイッチ・インプット
コントロール:ボリューム(プリ)、ベース、ミッド、トレブル、リバーブ、マスター・ボリューム、ベース・ブースト、マッチョ・モード(フット・スイッチ)、マスター・ボリューム・バイパス
サイズ:TB35C1=600(W)×260(D)×565(H)mm、TB35C2=695(W)×260(D)×565(H)mm
質量:TB35C1=28.8kg、TB35C2=33.5kg
付属品:電源コード、VFS1フット・スイッチ、ダスト・カバー

◆TB35C1
価格:144,900円
◆TB35C2
価格:183,750円
発売日:2011年2月下旬

◆TB35C1、TB35C2製品詳細ページ
◆VOX
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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