兄弟不仲はこちらが先輩? 狩人弟がビーディ・アイにエール

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オアシス解散から1年半。いつものことか…とたかをくくりたかったが、リアムがノエルのギターを叩き壊したのは、いつもの兄弟喧嘩から越えてはいけない一線をぶっちぎってしまった行為となった。2009年8月28日(UK現地時間)にノエルはオアシスを脱退して、依然兄弟間はこう着状態のままだ。

◆アルバム試聴会関連画像

いち早く活動をスタートさせたのはリアム・ギャラガー。新バンドであるビーディ・アイを携えて、デビュー・アルバム『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』を2011年2月23日(水)に日本先行発売でリリースする。そんな状況下、世界一早くフル音源が聴けるJ-WAVE主催のアルバム試聴会が代官山UNITにて2月19日(土)に行なわれ、日本が誇る兄弟デュオの弟「狩人」の加藤高道(かとうたかみち)が、イベントにサプライズ出演、会場を大いに沸かせた。

加藤高道は、狩人の弟として活躍しながらも兄弟不仲で現在はソロ活動中…と、リアム・ギャラガーと同じ境遇を持つ、いわば人生の先輩だ。子供からの影響でオアシス・ファンになったという加藤高道は、24倍の高倍率から選ばれたラッキーな50組100名のイベント当選者を前に、代表曲「あずさ2号」を熱唱しながら登場、兄と別れて新しい活動をスタートさせたリアムとビーディ・アイに対してエールを贈った。

「1曲目のイントロからリアムの「やるぜ」という意気込みが伝わってきて、同じ弟として頼もしい。僕とリアムは年齢が一回り違うし国民性ももちろん違うけど、ニュー・アルバムはそんな僕も「歌いたい」と思う良い曲ばかり。人生は一回しかないから楽しく自由に音楽をがんばってほしいし、いつかまたお兄さんと演りたくなったら、その時もう一度やればいいと思う。」──加藤高道

リアムに向けたはなむけの言葉なのか、自らを鼓舞する自分へのメッセージなのか、むしろどちらのことでもある最高のコメントだが、アオシスに先んじて狩人は2007年12月31日に解散、その後ソロ・アーティストとして加藤高道は活動している。ジャンルを問わず幅広い音楽を愛し、時にはメロウに時にはコミカルにとその多彩ぶりを発揮、最近のコンサートでは有名人のモノマネで歌い、会場を笑いの渦に巻き込んでいる、生まれながらのエンターテイナーだ。「ファンの方に喜んでほしい」「一人でも多くの方に感動を与えたい」というポリシーは今も変わらない。

なお、同じく「オアシスの大ファン」というIMALUからも、ビーディ・アイへ熱いコメントが寄せられている。

「私は、オアシスの「ライラ」をカヴァーしたこともあるぐらいオアシスが大好きなのですが、彼らの新しいバンド“ビーディ・アイ”もかっこいい!元オアシス・メンバーのバンドとはいえ全く新しいサウンドなので、私のようなオアシス・ファンはもちろん、今までチェックされたことのなかった方にこそ是非聴いていただきたいと思います。」──IMALU

年齢性別問わず人々を魅了するビーディ・アイは、オアシスを越えるのか?2月19日(土)より一般発売がスタートした5月の初来日公演も、既に全公演が即日完売となった。デビュー・アルバム『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』は、洋楽ファンであればマストな作品なのだ。

『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』
2011年2月23日 日本先行発売
【初回生産限定盤:CD+DVD】  SICP3048-9 \3,150(税込)
【通常盤】 SICP3050 \2,520(税込)
【日本盤特典】 日本先行発売
CD:ボーナス・トラック2曲収録
DVD:「ザ・ローラー」ビデオ追加収録/一部字幕付(約29分)

加藤高道 photo by Kentaro Kambe


◆ビーディ・アイ・オフィシャルサイト
◆洋楽チャンネル
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