-異種格闘技対談-Ring【round2】第14回/Masato(coldrain)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第14回

Masato(coldrain/Vo) / 逹瑯(Vo) ムック

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逹瑯:小3の頃、長渕さんに憧れて『とんぼ』の最終回を何回学校で真似したか。“見せもんじゃねぇぞ!”っつって上履き投げつけたりしてね(笑)。

逹瑯:え? なんだろ? flumpool?

――いや。それはあまりにも最近過ぎるでしょ!

Masato:あはははは。そうですよね(笑)。

逹瑯:誰だろ? スピッツ?

Masato:かなり売れましたよ。

逹瑯:宇多田ヒカルだ!

Masato:当たり!

逹瑯:え? マジで当たった?

Masato:はい。当りました!

逹瑯:マジか。まぁね、300万枚売れたからね。宇多田ヒカルちゃんの顔がアップのジャケのやつ?

Masato:そうですそうです!

逹瑯:あの頃が1番可愛かったなぁ〜。眉毛が太い感じが自然ですげぇ良かった。

――顔の話?

Masato:あははは。音の話じゃなくてね(笑)。

逹瑯:そそそ。ちなみにMasatoくんはどういうタイプの女の子が好きなの?

Masato:え? 好きな女の子のタイプですか(笑)?

逹瑯:そうそう。この対談はね、なんでもありだから。読者はね、そういうことも聞きたいと思うんだよ。そんなこと雑誌じゃあんまりストレートに聞かれないでしょ?

Masato:そうですね(笑)。最近、ブームになりだして自分で気付いたんですけど、K-POP系のアイドルの顔が好きみたいです、俺(笑)。

逹瑯:へぇ〜。

Masato:ちょっと目がキツイ感じというか、切れ長な感じが好きみたいです(笑)。

逹瑯:好きなK-POPアイドルグループはいるの?

Masato:特にはいないんですけど、俺、MTVとかすごい見てるんですけど、可愛いなと思うのは、KARAかな。

逹瑯:そうなんだ。もぉね、ウチのベースのYUKKEはハマりまくってるけどね(笑)。俺はそこまでハマれないんだよね。つかね、男の子のK-POPグループってどうしてみんな同じメイクしてるの? 今、目の下にアイライン引くの流行ってんのかな? この前K-POPの映画みたいなのを取材で見に行ったんだけど、全員同じメイクでびっくりしたんだよね。

――あぁ。たしかに、流行はあるかもね。髪型も前髪をすごく斜めにしてたり、ちょっと昔は後ろで結ぶのが流行っててみんなやってたもん。

逹瑯:そうなんだぁ。曲もみんなR&Bだよね。どうしてなの? あれって。シンガー・ソングライターみたいなのいないの? バンドっていないの? って思っちゃったんだけど。みんな歌って踊ってR&Bなんだもん。

Masato:あははは。まぁでもたしかにそうですよね。それも流行なんですかね?

逹瑯:そうなのかね?

――そうかもね。韓国ってもともとはバラード大国って言われるくらいバラードが主流だったときもあったみたいだから、そのときはソロ・アーティストも多かったんじゃないかな。

逹瑯:なるほどね。

Masato:バンドもいない訳じゃないんですよね。ソ・テジとか昔はすごく好きだったんですけどね。バンドになる前はアイドル・グループだったらしいんですよね。でも、すごい転身というか。バンドの音、めちゃめちゃカッコイイんですよ。

逹瑯:へぇ、そうなんだぁ。でも、アイドルだからって軽視できないよね。バンドやってる人以上に音楽詳しかったり、カッコイイ音出したりするもんね。

Masato:ですよね。韓国人の友達が言うには…。

逹瑯:韓国にも友達いるの? 国際的だね。

Masato:あははは。国際学校行ってたんで(笑)。

逹瑯:あ、そっかそっか。

Masato:そうなんです(笑)。まぁ、KREVAさんはアイドルではなくHIP HOPのMCだけど、KREVAさんがバンドやってるみたいな感覚らしいんですよね。独自性があってすごくカッコイイって。

逹瑯:なるほどね。侮れないよ、アイドルって。基礎がしっかりしてるアイドルは本当にすごいと思うからね。

――あ、いい流れ。アイドルについても聞いてんの。自分にとって、人生最初のアイドルは?

逹瑯:え? 誰? 韓国系のアーティストの顔が好みなんでしょ? ってことは……(考える)。

Masato:いや、それが、アメリカでは“自分にとってのアイドル”って、ヒーローとか憧れの存在のことを指すんで、女の子のアイドルって思わないで答えちゃったんですよ。

逹瑯:ん? ってことは男で答えたってこと? 自分にとっての憧れの存在かぁ。Masatoくんの憧れの存在? 誰だろな?

Masato:リンプ・ビズキットのヴォーカルのフレッド・ダーストですね。中学1年の頃は憧れまくってましたね。そこからラウドロックとかヘヴィロックに目覚めたんで、永遠に憧れの人ですね。

逹瑯:なるほど。俺で言う長渕剛さんとかヒロトさんだね。

Masato:結構パンクですね(笑)。長渕さんのどこに憧れたんですか?

逹瑯:ん? 全部(笑)。

――いくつの頃?

逹瑯:長渕さんに憧れたの? 小3の頃。『とんぼ』の最終回で長渕さんが後ろから刺されるシーンを何回学校で真似したか。背中から血がビューって吹き出してる体(てい)で、廊下を転げ回ってさ。“見せもんじゃねぇぞ!”っつって上履き投げつけたりしてね(笑)。

Masato:あはははは(大爆笑)。

逹瑯:後ろから刺されて血だらけなのに、シケモク吸うの。

――小学校3年生が?

逹瑯:そう(笑)。さすがにシケモクは吸えねぇから、なんか代用品をくわえてたんだろね(笑)。

Masato:あはははは。それは自ら好きになったんですか? 誰かの影響?

逹瑯:兄ちゃんかな。俺、8つ上と6つ上に兄ちゃんがいるからね。6つ上の兄ちゃんの影響は大きかったね。兄ちゃんの部屋行ってカセットテープあさって、いろいろと知ったもんなぁ。

Masato:一緒ですね、それ。俺も兄ちゃんの部屋でいろいろあさって、マイケル・ジャクソンとか聴きましたもん。

逹瑯:でもさ、リンプとかリンキン・パークって流行ったよね。みんな好きだったもんね。Masatoくん世代はドンズバな世代なんじゃない?

Masato:ですね。兄ちゃんの頃は完全にダンスブームでしたからね。ダンス、実際にやってましたしね。文化祭ではglode歌わされてましたけど(笑)。

逹瑯:マーク・パンサー役?

Masato:そうですそうです。ハーフだけに、かり出されて(笑)。

逹瑯:あははは。安易だよなぁ、学生の頃って(笑)。で、その兄ちゃんは今なにやってんの?

Masato:兄ちゃんはアメリカに住んでます。

逹瑯:そうなんだ! つかね、昔の生粋のメタルを好きな世代の人たちは、メタルにラップが入るっていうのに抵抗がある人もいるみたいだけど、今、24、25歳くらいの年齢の子はそういうニューメタル系好きだよね。

Masato:ですね。まさに世代ですね。俺も今となっては、メタルにラップが入るってのはそんなに好きって訳じゃないんですけど、当時はそれが全米1位を取ってた時代でしたからね。それが逆に当たり前な感覚でしたね。

逹瑯:そうだよね。でも、ニューメタルが1位を取る国ってすごいよね。日本じゃ考えられないもんね。

⇒NEXT INTERVIEW-3

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