ヤマハ、エレクトーンELシリーズでUSBフラッシュメモリーを使用可能にするデータレコーダー「MDR-5」

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ヤマハは、エレクトーンELシリーズ専用の付属商品として、ヤマハミュージックデータレコーダー「MDR-5」を6月1日より発売する。

ミュージックデータレコーダー「MDR-5」は、ヤマハエレクトーンELシリーズに簡単に取り付けられ、記憶媒体としてフロッピーディスクの代わりにUSBフラッシュメモリーを使用することができるようにする製品。これにより、フロッピーディスクメーカー各社がフロッピーディスクの生産を完了後も、継続してエレクトーンELシリーズを使用することが可能となる。

ヤマハのエレクトーン製品は、1991年3月発売のEL-90/70から、2004年3月のSTAGEA発売までの約13年間、フロッピーディスクドライブ搭載モデルを生産、販売してきた。その台数は35万台を超え、現在も多くのユーザーが使用している。しかし近年、記憶媒体はフロッピーディスクからUSBフラッシュメモリーなどの大容量記憶媒体へと代わり、今後フロッピーディスクを新たに入手することが難しくなることが予想されることから、ELシリーズでもUSBフラッシュメモリーを使用することができるよう「MDR-5」を生産販売することになったという。

「MDR-5」では、USBフラッシュメモリーを記憶媒体としてELシリーズのレジストレーションデータの書き込み/読み込み、演奏の録音/再生に使用する可能。取り付けはドライバー1本でカンタンに行え、専用MIDIケーブルで接続が完了する。従来のELシリーズと同機能の操作性を踏襲しているのもうれしいところだ。フロッピーディスクに保存してあるELシリーズ用データは別途変換することにより、MDR-5での使用が可能となる(専用フロッピーディスクドライブ(UD-FD01)を装備したSTAGEAにて変換できる予定)。また、「MDR-5」はELシリーズ本体のミュージックデータレコーダーと比較して利用できる機能に限りがある。ヤマハミュージックメディアは、市販曲集・月刊エレクトーンに対応した「MDR-5」専用のELシリーズ機種別データをヤマハ特約楽器店店頭のMumaにて6月より順次発売予定。また、自宅のパソコンで購入出来るインターネット販売も予定している。

<おもな仕様>
コントロール:
 停止、再生、一時停止、早送り、巻き戻し、録音、シフト
 録音セクション及び再生セクション
 カスタムプレイ、再生テンポ、リピート再生、レジスト編集、ソングコピー、その他
ディスプレイ:3桁 7セグメントLED
端子:MIDI、USB TO DEVICE、DC IN
サイズ:間口150mm、奥行40mm、高さ88mm (突起部を除く)
質量:260g(ケーブル、取付ブラケット含まず)
同梱物:取扱説明書、電源アダプター、専用MIDIケーブル、ブラケット、スペーサー、ネジセット
対応機種:EL-17、20、27、30、37、50、57、70、87、90、ELX-1、EL-100、200、400、500、700、900B、900、900m、ELX-1m
※日本国内で販売されたすべてのELシリーズに対応

◆MDR-5
価格:25,200円
発売日:2011年6月1日

◆プレスリリース
◆ヤマハエレクトーン総合情報サイトElectone Station
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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