Kagrra,ラスト・ライヴ「Kagrra,のいる場所がみんなのいる場所です」

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2000年6月3日より活動を開始し、発表したオリジナル作品は44タイトル。【和】のメッセージを発信し続けてきたKaggra,が、ラスト・ライヴ<終焉~桜舞い散るあの丘で~>を3月3日(木)渋谷C.C.Lemonホールで行なった。

2月から実施した最後の全国ツアー<Kagrra,TOUR2011 『行脚 百鬼夜行~陽~』>は、追加公演も含めて全公演SOLD OUT。そして最終公演である本公演もSOLD OUTとなった。会場に入れなかったファンも含め、全ての思いが渋谷C.C.Lemonホールに向けられる中「恋綴魂」(ことだま)によってライヴがスタートした。

インディーズ時代に発表された懐かしい曲や、箏を取り入れた楽曲などが演奏される中、ヴォーカル・一志が「思い出深いこの場所で、最後を締めくくる事が出来て幸せです。色んな思いがこみあげ緊張しているけど、みんなの声でほぐれました。今日と言う日をみんなでわかちあう為に、一瞬を大切にしましょう」と語りかけると、会場全体が和やかな雰囲気に包まれる。

そして、会場が一体となる「賽」(さい)や全員がメロディに酔いしれる「愁」(うれい)によって本編が終了。アンコールで再びステージに戻ったメンバーであったが、特に一人一人が言葉で語るのではなく、「刹なる言葉」や「桜花爛漫」という楽曲によって想いを伝えていく。そして最後はタイトル通り、Kagrra,を象徴し常に演奏されてきた曲「桜舞い散るあの丘で」終焉を迎えた。

演奏終了後、涙をこらえながらメンバー一人一人がファンに向けて語りかける。

「ほんとうにありがとう。話したい事色々考えていたけど、あんまり気のきいた事が言えなくて…。もうありがとうしか出てこなかった。みんなありがとうございました」――楓弥(あきや/G)
「たくさん曲創って、ライヴをやってきたけど自分達だけでは曲が完成しないんだと感じました。バンドを11年以上やってきたけど最終的にみんなの中でかっこいいと感じてくれたなら良かったと思ってます」――真(しん/G)
「解散を発表してからあっという間でした。ラストツアーは言葉で伝えられて良かったです。でも苦しかった。ここへ集まってくれてありがとうございます。そしていい景色が見れました。みんなありがとう!」――女雅(なお/B)
「発表からツアーを経て正直つらい状態だったけどみんなにKagrra,を支えて頂いたと思ってます。本当に最後までみんなと同じ空間でライヴが出来て楽しかった。今まで築きあげてきた一生の宝物”Kagrra,”を一生愛し続けてください。本当に幸せでしたありがとう!」――白水(いずみ/Dr/リーダー)
「感無量です。11年の集大成でしたが伝えたい事、言いたい事を言ってきたつもりです。一語一句忘れないでください。これからも様々な音楽を心で感じてください」―― 一志(Vo)

最後に「Kaggra,のいる場所がみんなのいる場所と誓って今日はしめたいと思います」という一志の言葉と、会場全員による一本締めで、Kagrra,の最後のステージは幕を閉じた。

<終焉~桜舞い散るあの丘で~>
3月3日(木)渋谷C.C.Lemonホール【セットリスト】
M-1 恋綴魂 (ことだま)
M-2 あまふらせ たんまいな
M-3 幻影の貌 (げんえいのかたち)
M-4 白い魔手 (しろいましゅ)
M-5 凛 (りん)
M-6 皐月 (さつき)
M-7 憶 (おもう)
M-8 雪恋詩 (ゆきこいうた)
M-9 忘却の果ての凍えた孤独 (ぼうきゃくのはてのこごえたこどく)
M-10 渦 (うず)
M-11 雫 (しずく)
M-12 沙羅双樹の子護唄 (さらそうじゅのこもりうた)
- MC -
M-13 徒然なるままに (つれづれなるままに)
- MC -
M-14 戀 (こい)
M-15 ぱらいぞ
M-16 賽 (さい)
M-17 神謌 (かみうた)
M-18 愁 (うれい)
EN-1 うたかた
- MC-
EN-2 刹なる言葉 (せつなることば)
EN-3 魔笛 (まてき)
EN-4 桜花爛漫 (おうからんまん)
- MC-
EN-5 桜舞い散るあの丘で (さくらまいちるあのおかで)

◆Kagrra, オフィシャルサイト
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