三柴理が奏でた、感動のフレディ・マーキュリー・トリビュート

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2011年は、クイーンの結成40周年であると同時にフレディ・マーキュリーの没後20年にあたる年であるが、そんなアニバーサリーを祝し、筋肉少女隊帯をはじめ数多くのセッションで活躍する鬼才ピアニスト、三柴理がピアノ一台でクイーンのナンバーと向かい合った作品を完成させた。

◆『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』ティーザー映像

『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』と名付けられたこのアルバムは、フレディ・マーキュリーへのトリビュート作品で、「ボヘミアン・ラプソディ」他全8曲のクイーン作品が収められている。フレディ・マーキュリーのピアノとヴォーカル・ラインを中心にしながらも、ブライアン・メイのギター・オーケストレーション、ロジャー・テイラーのドラム&絶叫、そしてジョン・ディーコンのベース・ラインまでもピアノ一台で表現したという意欲作だ。

レコーディングはオーバーダビング、エディット一切なしの真剣勝負一発録音で行なわれており、ほとばしるパッションと一期一会ともいえる鬼才の息吹をそのまま封じ込めた驚愕の作品だ。これまでクイーン4人のアンサンブルがひとつの楽曲となって我々の耳に届いていたわけだが、その世界観をそのまま汚すことなく、全くゆがませることなくピアノ・サウンドに変貌を遂げているのは、驚きを超えて感動的である。クイーンへのオマージュ作品として心に響く素晴らしい芸術作品の誕生であり、全てのクイーンファンの期待を裏切らない音楽だ。

発売は6月8日と先のこととなるが、CD発売に先がけタイトル・ナンバー「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」は、3月16日にiTunesより先行配信となるので、是非チェックいただきたいところ。

三柴ファンや筋肉少女帯ファンはもとより、本格派クラシック・ファン、クイーン・ファンにとっても気になる作品だが、ピアノというひとつの楽器でロック・アンサンブルをどこまで自由解釈し曲の持つ本質を再表現していくのか、アーティスト感性を映し出す作品として、プレイヤーやアレンジャーなどにも耳にしてほしい作品のひとつだ。

様々な音楽ファンへ訴える感動の作品『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』、ご注目を。なお、CDリリースを記念した演奏会が6月12日(日)にカワイ表参道で開催される予定となっている。


フレディ・マーキュリー・トリビュート『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』
三柴 理(piano solo)
2011年6月8日リリース
2,000円(税込)
1.デス・オン・トゥー・レッグス(『オペラ座の夜』)
2.キラー・クイーン(『シアー・ハート・アタック』)
3.ネヴァーモア(『クイーン II』)
4.伝説のチャンピオン(『世界に捧ぐ』)
5.ラヴ・オブ・マイ・ライフ(『オペラ座の夜』)
6.テイク・マイ・ブレス・アウェイ(『華麗なるレース』)
7.ボヘミアン・ラプソディ(『オペラ座の夜』)
8.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(『オペラ座の夜』)

<KAWAI OMOTESANDO 5th ANNIVERSARY フレディ・マーキュリー・トリビュートCD発売記念演奏会 ~ピアノ一台でロック・スタンダードを弾き倒す!~>
2011年6月12日(日)
@カワイ 表参道2Fコンサートサロンパウゼ
開場15:30 開演16:00
前売り4,000円 当日4,500円
東京都渋谷区神宮前5-1 Tel. 03-3409-2511
(東京メトロ表参道駅 A1出口すぐそば)
[問]シンコーミュージック・レコーズ
http://www.shinko-music.co.jp/shinkomusicrecords/

◆『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』特設サイト
◆BARKSクイーン・チャンネル
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