T.M.Revolution、6年ぶり9枚目のオリジナル・アルバム『CLOUD NINE』ついにリリース

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T.M.Revolution

『CLOUD NINE』2011.04.20 on sale

INTERVIEW

T.M.R.の場合、音源は“ちょっと豪華なデモ”ぐらいにしか思っていないので、あとはライヴでみんなで作っていって、完成させられたらなと。

――言われてみれば確かに……でもそこまでは全然気がつきませんでした。

西川:いやいや、当たり前ですよ。そこまで簡単に気づかれたら“あ、バレてんな”ってことになっちゃいますから(笑)。でもね、なんでこんなふうに“対”にこだわったかっていうと、それは『CLOUD NINE』っていうアルバム・タイトルにも繋がってくるんですけど。今回9枚目のアルバムだし、9という数字を冠したものにしようと思ってて。そのアルバムを括るイメージが僕の中で“陰と陽”だったんですね。で“9”という数字のルックスも、こう……組み合わせると対になるじゃないですか。

――タイチー(陰陽)マークみたいに。

西川:そうそうそう。で9枚目の9曲が陰と陽で対になって18曲だったりとか。二対で必ず何かが符合するように作ってあるんです。ただ、こういう作品を作る時に思うのって、今の段階では僕の思惑でしかないから、片方だけなんですよね。だから聴いてくれる人の中にこれが入って初めて一つに合わさる……逆に言うと、T.M.R.はそうありたいし、そういうものにしていかなきゃいけないんじゃないかなと。それを今回、このアルバムを通して表現できればなと思ったんです。

――なるほどー! 美しくまとまっちゃいましたけど。

西川:お疲れ様でした!(笑)

――いやいやいや、もうちょっと話を聞かせてください(笑)。あの、今話に出た「φ9(nine)Lives」も、これまでになかったタイプの曲だと思うんですけど、歌うのはいかがでしたか?

西川:この曲で言っていることって、デビュー5年目ぐらいじゃ言えないことだと思うんですよ。実際、僕はここまで来る間に、さっきまでこっちを向いてた人たちがひょんなことでそっぽを向く、みたいなことを何度も経験してきた。それでも何があろうと自分はこれからもT.M.Revolutionを背負って生きていくんだっていう決意表明的な歌にもなっていると思うんです。しかも、アルバム・タイトルの“9”という数字を冠した曲でもあるので、このアルバムを総括して何が言えるのかっていう意味でも重要な曲になった。ただ、この曲って抑揚もないし、普通に歌うとすごく単調になってしまうんですよね。だから最初はどうしようかなぁって、すごく悩んで。でも結局はテクニック的に歌うのではなく、降りて来るまま、自分の体が反応するまま歌ったら、こうなったと。

――じゃあ、「今回は“新たな挑戦”という気持ちはなく」と最初におっしゃっていましたけど、この曲も特に挑戦という感じではなく?

西川:ないですね。今回はなんにもない。

――なんにもないですか!?(笑) 私はこの『CLOUD NINE』って、T.M.R.が持つ無限の可能性を改めて示した傑作!だと思ってるんですけど。

西川:へぇー?(笑)

――だから今日、まったく気負ってない西川さんの言葉を聞いて拍子抜けしました(笑)。

西川:はははは。いやでもね、そんなもんだと思うんですよ。だってヘンに力んで、“こうしてやろう!”“こうならなきゃ!”と思ってたら、もしかしたらそういう印象にはなってなかったかもしれない。だからそれでよかったんだなって今改めて思いました。最初に自分が思ってた“T.M.Revolutionをやろう”というところから、まったくブレずにここまで来て、それで形になったものを、そういうふうに受け止めてもらえたっていうのは、大成功だったんじゃないかなと思いますね。まぁここから先は受け手の皆さんに委ねているので、どんなふうに受け止めてもらってもかまわないんですけど、とにかくぜひこの18曲をね、続けて聴いてもらえるとうれしいなと思います。そしてT.M.R.の場合、音源は“ちょっと豪華なデモ”ぐらいにしか思っていないので、あとはライヴでみんなで作っていって、完成させられたらなと。

――ライヴで共有して、それこそ陰陽マークが完成しますよね。でも44カ所のツアーって、長いですね。

西川:いや、きっとあっという間ですよ。それよりも僕は、間にドラマの撮影が入ることの方が心配で(笑)。

――はははは。15周年、忙しい日々になりそうですね。

西川:そうですね。でも“気がついたら15周年終わってた”っていうのが実はベストだと思っていて。すでに公表されているだけでも、リクエスト・セルフ・カヴァー・ベスト・アルバムが決まってたり、5月13日にはサンリオピューロランドにて15周年の記念イベントがあったり、<イナズマ>も今年またやるだろうし……本当にいろんなことが盛りだくさんで、そういった意味でも充実した1年になっていきそうだなと思っています。

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