加藤登紀子、チャリティーコンサートを開催

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加藤登紀子が、渋谷オーチャードホールにて6月11日に<東日本大震災チャリティーコンサート>を開催する発表会見を行なった。

◆加藤登紀子発表会見画像

会見に登壇したのは、同コンサートに出演するジャーナリストの鳥越俊太郎、かりゆし58の前川真悟、尺八・チェロ・ピアノで構成される3人組みユニットのKOBUDO-古武道-。冒頭、加藤登紀子から公演趣旨の説明があり、鳥越俊太郎、前川真悟、古武道より公演参加への意気込み、震災に対しての思いが各々より語られた。

「日本の明るい光になるようなコンサートにしたいと思っています。音楽を通じて、希望の持てるような社会を作っていければと思っています。(計画停電の影響で)我々は自分の暮らしを見直すという、いい経験をしました。今、(我々は)スタート・ラインに立っています。新しい人と人とのあり方、新しいコミュニケーションの出発点にしたいと思っています。」──加藤登紀子

また、新曲「今どこにいますか」について、震災に対して何も出来ないで居る自分が辛くなって作ったと吐露、こういう時にこそ誰かと手を繋ぎましょうという思いを込めたと語った。チャリティ公演が行なわれる日は震災からちょうど3ヶ月後の6月11日となるが、加藤登紀子は、「毎月11日は大きな祈りの日にしていきたい。11日は1つ1つ出来る事をやっていこうと思います。漢字で十と一は「土」になる。大地の土は命に直結する事。十一日は土を大切に、土を守っていく事を考える日にしていきたい。」と思いを語った。

また、自身で運営する千葉鴨川の農園の野菜を持って13日から東北に行き、14日は被災地の山田町のシンガーと一緒に現地で小さなコンサートを開く事を明らかにした。

また、ジャーナリストの鳥越俊太郎は、現地で何が起きているのかを知りたくて4月4日(月)に、ガイガー・カウンターを持って第一原発の正門前まで行ったのだという。「30km圏外では0.05マイクロシーベル、正門前では1000を超えているかと思ってましたが、118マイクロシーベルと、拍子抜けしました。しかし、30km圏から正門前までの間は犬2匹と猫1匹しかいなく、人が全く居ないという不思議な光景にあいました。これを見て、精神的、肉体的、何らかの形で支援をしていかなければ、この日本は立ち直れないと強く感じました。登紀子さんから、お誘いを頂いたのはちょうどその頃。私はアーティスト(シンガー)ではありませんが、登紀子さんの思いに賛同し参加させて頂く事になりました。」と参加の経緯を語った。

すでに被災地へ出向きチャリティーライブを行なっているかりゆし58は、「被災地に友人が居て、これまで3回訪れました。現地では、現実は現実としてそこにあるだけ。何も伝えず、何も言わない。それでも友人の「いい街だから、遊びに来いよ!」という言葉に救われました。今は友達に会いに行くだけです。僕が出来る事は歌を唄う事ぐらい。僕の歌が、トランプ等で遊ぶような感覚で、現地で「暇つぶし」ぐらいに聴いてくれればと思っています。」と、想いを表わした。

KOBUDO-古武道-は、「僕たちの音楽は(純邦楽やクラシックと)ジャンルを超えた活動をしています。今こそ、ひとつになる時期だと思います。ひとつ、ひとつが集まって大きな物になっていけば、東北をドンドン盛り上げていけるのではと思います。」と、前向きなメッセージを発してくれた。

会見では、加藤登紀子が3月17日にUstreamを通じて配信した新曲「今どこにいますか」をギターの弾き語りで披露、前川真悟はかりゆし58の「手と手」を歌い、登壇者全員でジョン・レノンの「イマジン」を歌って会見は終了となった。

6月11日<東日本大震災チャリティーコンサート>の収益金は、世界中の被災地に情報通信のインフラ整備で支援し続けているNPO法人BHNを通じて、全額が東日本大震災の義援金に充てられる。

<東日本大震災チャリティーコンサート 加藤登紀子 with friends>
2011年6月11日(土)
@Bunkamuraオーチャードホール
17:00開演
出演:加藤登紀子
ゲスト:BEGIN、キマグレン、かりゆし58、KOBUDO-古武道-、鳥越俊太郎 and more

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