<築地本願寺 はなまつり>でふくい舞がチャリティーライヴ

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4月10日に築地本願寺境内にて開催された<築地本願寺 はなまつり>にて、ふくい舞がチャリティーミニライヴを行なった。

◆ふくい舞 画像@<築地本願寺 はなまつり>、「いくたびの櫻」ミュージックビデオ

京都出身のふくい舞(西本願寺中央幼稚園に通っていた)は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の時には、都内スタジオで雑誌の取材中。地震の初期微動を感じた時点で、ふくいは、当時10歳だった阪神大震災の記憶がフラッシュバック。「この地震は何だか怖いから外に出ましょう」と、周りのスタッフに呼びかけてスタジオを出たところで、都内を襲った震度5の揺れに遭遇したという。一方、築地本願寺は震災当日、地震によって帰宅できなくなった人や避難してきた人に仮本堂を開放。集まってきた約600人にテレビや鉄道の運行といった情報、さらに炊き出しのおにぎり、携帯充電用の電源などを提供した。また翌日、避難者全員が帰ってからは、僧侶たちが車に乗り込み、茨城へ支援物資を運んだ。

震災復興支援チャリティーイベントとして行なわれた2011年の<はなまつり>。ふくいは、自身のステージが始まる前に境内の一角にある桜の木の下にて、募金箱を自ら手にして義捐活動に協力。参拝者やファンからの募金を募っていた。

ライヴでは、最新シングル「いくたびの櫻」やデビュー曲「アイのうた」(TBS系ドラマ『恋空』主題歌)など5曲を披露。「Peace Friend」で、<みんなが世界に友達を作ったら お互い思いあって 災害だって乗り越えられる>と、歌詞を変えて歌唱すると、闘病生活を送っていた友人を励ますために作り、彼女がデビューするきっかけにもなった「Can Can」を急遽、アカペラで披露してみせる。ふくい舞は、被災地にもつながっている青空を見上げながら心を込めて歌い上げた。

「今年の<はなまつり>は「震災復興チャリティーイベント」として開催されることになりました。私がデビューのきっかけを掴んだ曲は、闘病中の親友を励ますためのものでした。ファンの方から私の歌で元気が出た、励まされた、というメッセージをいただくこともあり、今日のステージで歌わせていただく曲は「いくたびの櫻」を中心に前向きになれる曲を選びました。今回の震災を通じて私が貢献できる事はとても小さい事かもしれませんが、聴いていただける方を少しでも勇気づけられるように心を込めて歌っていきたいと思っています。また、イベントを通じて募金への貢献が少しでもできればと思います。」── ふくい舞

最新シングル「いくたびの櫻」は、4月6日現在8万枚のCD売り上げと配信で5万ダウンロードを記録。なお、“櫻前線北上ツアー”と銘打っていた全国20カ所を回るライヴイベントは震災の影響で中止となってしまったが、これに代わる新たなライヴを計画中とのこと。

ふくい舞のライヴなどが行なわれた<築地本願寺 はなまつり>には、この日、のべ6000人が訪れた。


◆ふくい舞 オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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