ジェロ、C.イーストウッド監督に次いで「バークレー日本ニュー・ビジョン」賞受賞

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黒人演歌歌手のジェロが、現地時間の4月8日(日本時間の9日)、カリフォルニア大学バークレー校日本学研究所より「第2回バークレー日本ニュー・ビジョン賞」を授与された。同賞は、近年において日本に対する視点、視座を劇的に転換させた個人を賞するものとして2009年に創設。ジェロは、映画『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』で太平洋戦争における激戦を日米双方の視点から描いたクリント・イーストウッド監督に次いでの受賞となる。

◆ジェロ 画像@「バークレー日本ニュー・ビジョン」賞授賞式、授賞式のスピーチ映像

同日17時よりキャンパス内にある「Doe Library Morrison Room」にて行なわれた授賞式にて、黒のスーツ姿のジェロは「このような栄誉ある賞をいただけて大変うれしい」と緊張の面持ちで挨拶。また、同日夜には「Wheeler Hall」にてジェロのミニライヴを開催。ジェロ本人の強い要望と同校関係者の協力により、東日本大震災の被災者を支援するためのチャリティーライヴとして行なわれた。

このライヴイベントでは、約700名の観客は入場無料ながら、会場ではジェロが日本から送ったキャラクターグッズを販売。その収益のすべてがチャリティーとして寄付されるほか、募金箱が設置され、ジェロ自ら義援金への協力を呼びかけた。

ミニライヴではヒット曲「海雪」、「晴れ舞台」などを披露。そしてラストには「日本への応援の気持ちをたくさん込めて皆さんで一緒に歌いましょう!」と「上を向いて歩こう」を精一杯の気持ちを込めて熱唱。会場はスタンディングオベーションに包まれ、しばらくの間やむことはなかった。

なお、このイベントで集められた収益はすべて、米国のアーティストやクリエーターによるチャリティー活動「Artist Help Japan」の協力のもと、「Give2Asia」と「Mercy Corps」のNGO 2団体に寄付され、「Give2Asia」はアジア財団の東京事務所、「Mercy Corps」は日本のNGOパートナーである「ピースウィンズ・ジャパン」を通じて被災者救援のために活用される。

◆ジェロ オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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