ローランドから歴史的名機の名を受け継いだシンセサイザーのフラッグシップモデル「JUPITER-80」
ローランドは、重厚で繊細なシンセサイザー・サウンドから、アコースティック楽器のリアルなサウンドまで、自然で豊かな演奏表現を実現できるシンセサイザー「JUPITER-80」を、2011年6月下旬より発売する。
「JUPITER-80」の開発でフォーカスされたのは、シンセサイザーの原点である「斬新な音づくり」と「ライブ・パフォーマンス」。最新の「SuperNATURAL」音色を全音色に搭載し、楽器独特の振る舞いをもモデリングする独自技術「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー」によって、従来のシンセサイザーでは難易度の高かったリアルタイムでの自然で豊かな演奏表現力を実現している。直感的な操作性と相まってライブ・パフォーマンスで威力を発揮するモデルだ。
ここで注目したいのが「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー」だ。楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術で、演奏者の思いを余すところなく表現できるというわけだ。これにより実現したのが、全音色に搭載された最新の「SuperNATURAL」音色ということになる。
アコースティック系のサウンドでは、使用頻度の高いピアノやエレクトリック・ピアノ音色に、鍵盤を弾く強さに応じて無段階で音色変化するSuperNATURALピアノを採用。その他、スラーやピチカートなど、奏法によって大きく音色変化するバイオリンなどの弦楽器や、演奏時の息の強さでダイナミックに音色が変わるトランペットやサックスなどの管楽器、加えて二胡やシタールなど世界中の多種多様な民族楽器などを幅広く搭載し、アコースティック楽器が持つ個性豊かな音色を自在に表現できる。
シンセサイザー系のサウンドは、アナログ・シンセサイザーからデジタル・シンセサイザーまでをリアルに表現。アナログ・シンセサイザーならではの振る舞いを解析し、その個性的なサウンドを再現している。さらに、デジタル・シンセサイザー・サウンドを再現するPCM波形も搭載。ローランドの「D-50」や「JD-800」をはじめとしたデジタル・シンセ・サウンドも自在に表現可能だ。
「JUPITER-80」はいわゆるワークステーションタイプのシンセサイザーではない。それは重厚かつ表現力豊かな演奏に対応する音源構成にも現れている。「JUPITER-80」は4パート構成。「SuperNATURAL」音色を最大4個重ねることのできる「ライブ・セット」は、2つのパート(アッパー/ロワー)に割り当てることができ、スプリットやレイヤー演奏が可能。さらに、トップ・ノートでメロディやソロ演奏ができるSOLOパート、演奏に味付けできるパーカッション・パートも用意。従来のシンセサイザー1台では難しかった表現力豊かで分厚いサウンドによる演奏が可能だ。これらの設定はレジストレーション・ボタンに記憶し、瞬時に呼び出すことが可能となっている。まさにプレイヤー向けのシンセサイザーなのだ。
ライブ・パフォーマンスに最適な操作性も大きな特徴だ。その代表が、シンセサイザー本体の設定を瞬時に切り替えることのできるレジストレーション・ボタンの搭載。ライブ・パフォーマンスに効力を発揮する。さらに、音色のボリュームを瞬時に調整できるLEDメーター付きの4本のスライダー、手をかざすだけでリアルタイムに音を変化させるDビーム、TFTカラー・タッチ・スクリーンなど、ライブ・ステージで快適な操作が可能な機能を多数搭載。フラッグシップモデルとして、表現力豊かなアフター・タッチ機能を搭載した、6オクターブの演奏が可能なおもり付きの76鍵盤も採用している。
4月13日に行われた関係者向け内覧会には、「JUPITER-80」搭載音色の開発にも関わった篠田元一氏が登場。その特徴的なサウンドをデモ演奏で披露した。単なるレイヤー、スプリットにとどまらず、和音のトップノートのみを別音色にしたもの、モジュレーションホイールでロールするティンパニなど、多彩な表現力をアピール。「弾き手によって魅力が変わる」「演奏者の意図をくんでくれるシンセ」と評した。また、同社の名機「JUPITER-8」(1981年)の10倍の「80」を冠した名称については、「JUPITER-8とはまったく別もの」「相当の自信の現れ」とコメントした。なお、篠田氏は、6月12日に開催されるイベント「Roland SYNTHESIZER DAY」で「JUPITER-80」を使ったライブを披露する。その実力を確かめたい人はまずこちらのイベントでチェックしてほしい。
◆JUPITER-80
価格:オープン (予想実売価格 300,000円前後)
発売日:2011年6月下旬
◆JUPITER-80 製品詳細ページ
◆ローランド
◆シンセファン必見の歴史的イベント「ローランド・シンセサイザー・デイ」が6月12日開催
◆BARKS 楽器チャンネル
「JUPITER-80」の開発でフォーカスされたのは、シンセサイザーの原点である「斬新な音づくり」と「ライブ・パフォーマンス」。最新の「SuperNATURAL」音色を全音色に搭載し、楽器独特の振る舞いをもモデリングする独自技術「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー」によって、従来のシンセサイザーでは難易度の高かったリアルタイムでの自然で豊かな演奏表現力を実現している。直感的な操作性と相まってライブ・パフォーマンスで威力を発揮するモデルだ。
ここで注目したいのが「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー」だ。楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術で、演奏者の思いを余すところなく表現できるというわけだ。これにより実現したのが、全音色に搭載された最新の「SuperNATURAL」音色ということになる。
アコースティック系のサウンドでは、使用頻度の高いピアノやエレクトリック・ピアノ音色に、鍵盤を弾く強さに応じて無段階で音色変化するSuperNATURALピアノを採用。その他、スラーやピチカートなど、奏法によって大きく音色変化するバイオリンなどの弦楽器や、演奏時の息の強さでダイナミックに音色が変わるトランペットやサックスなどの管楽器、加えて二胡やシタールなど世界中の多種多様な民族楽器などを幅広く搭載し、アコースティック楽器が持つ個性豊かな音色を自在に表現できる。
シンセサイザー系のサウンドは、アナログ・シンセサイザーからデジタル・シンセサイザーまでをリアルに表現。アナログ・シンセサイザーならではの振る舞いを解析し、その個性的なサウンドを再現している。さらに、デジタル・シンセサイザー・サウンドを再現するPCM波形も搭載。ローランドの「D-50」や「JD-800」をはじめとしたデジタル・シンセ・サウンドも自在に表現可能だ。
「JUPITER-80」はいわゆるワークステーションタイプのシンセサイザーではない。それは重厚かつ表現力豊かな演奏に対応する音源構成にも現れている。「JUPITER-80」は4パート構成。「SuperNATURAL」音色を最大4個重ねることのできる「ライブ・セット」は、2つのパート(アッパー/ロワー)に割り当てることができ、スプリットやレイヤー演奏が可能。さらに、トップ・ノートでメロディやソロ演奏ができるSOLOパート、演奏に味付けできるパーカッション・パートも用意。従来のシンセサイザー1台では難しかった表現力豊かで分厚いサウンドによる演奏が可能だ。これらの設定はレジストレーション・ボタンに記憶し、瞬時に呼び出すことが可能となっている。まさにプレイヤー向けのシンセサイザーなのだ。
ライブ・パフォーマンスに最適な操作性も大きな特徴だ。その代表が、シンセサイザー本体の設定を瞬時に切り替えることのできるレジストレーション・ボタンの搭載。ライブ・パフォーマンスに効力を発揮する。さらに、音色のボリュームを瞬時に調整できるLEDメーター付きの4本のスライダー、手をかざすだけでリアルタイムに音を変化させるDビーム、TFTカラー・タッチ・スクリーンなど、ライブ・ステージで快適な操作が可能な機能を多数搭載。フラッグシップモデルとして、表現力豊かなアフター・タッチ機能を搭載した、6オクターブの演奏が可能なおもり付きの76鍵盤も採用している。
4月13日に行われた関係者向け内覧会には、「JUPITER-80」搭載音色の開発にも関わった篠田元一氏が登場。その特徴的なサウンドをデモ演奏で披露した。単なるレイヤー、スプリットにとどまらず、和音のトップノートのみを別音色にしたもの、モジュレーションホイールでロールするティンパニなど、多彩な表現力をアピール。「弾き手によって魅力が変わる」「演奏者の意図をくんでくれるシンセ」と評した。また、同社の名機「JUPITER-8」(1981年)の10倍の「80」を冠した名称については、「JUPITER-8とはまったく別もの」「相当の自信の現れ」とコメントした。なお、篠田氏は、6月12日に開催されるイベント「Roland SYNTHESIZER DAY」で「JUPITER-80」を使ったライブを披露する。その実力を確かめたい人はまずこちらのイベントでチェックしてほしい。
◆JUPITER-80
価格:オープン (予想実売価格 300,000円前後)
発売日:2011年6月下旬
◆JUPITER-80 製品詳細ページ
◆ローランド
◆シンセファン必見の歴史的イベント「ローランド・シンセサイザー・デイ」が6月12日開催
◆BARKS 楽器チャンネル
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