VOXから、ペダルで直感的にサウンドをコントロール、ループ・パフォーマンスを可能にする「Dynamic Looper」

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コルグ・KID(KORG Import Division)は、VOXより、ループ・ペダル・プロセッサー「Dynamic Looper」を4月下旬より発売する。

「Dynamic Looper」は、コントロール・ペダルで直感的にサウンドを操るループ・ペダル・プロセッサー。2つのループ・トラックを内蔵し、多彩なエフェクトやフット・ペダルにより縦横無尽にサウンドをコントロール。思いもよらぬフレーズを次々に生み出し、まさにダイナミックなループ・パフォーマンスが可能になる。

2つの独立したループには、合計90秒までフレーズが録音可能。違った長さのフレーズや異なるコード・パターンを切り替えたりと、複雑でオリジナリティ溢れるパフォーマンスをサポート。録音自体もガイド用のメトロノームやオート・レコーディング・スタート機能によりスムーズに対応。ループ・クォンタイズ機能も装備しているので、拍子に合った正確なフレーズが作成できる。もちろん、ループに録音したフレーズに合わせて、さらに演奏を重ねるオーバー・ダビングも可能。アンドゥ/リドゥも可能なので、より緻密なループ・フレーズの作成も簡単だ。

多彩なエフェクトも魅力の1つ。演奏時に直接エフェクトが掛けられるプリ・エフェクトは11種類にカテゴライズ。歪み系サウンドにはヴィンテージ感あふれるオーバードライブから強烈なメタル・サウンドまでさまざまなタイプを網羅。ほかにもワウやディレイといったオーソドックなタイプ、フィルターやシンセといったトリッキーなタイプ、アコギやベースといった楽器シミュレーション・タイプなど多数取り揃え、たった1本のギターでバラエティ豊かなサウンド表現を可能にしている。

録音したフレーズを劇的に変化させるのが、ループ・エフェクト。こちらも11種にカテゴライズされ、各エフェクトには複数のバリエーションを用意する。ピッチ変化やリバース再生といったトリッキーなタイプや、ロール奏法のような効果を生み出すLOOP IN LOOPエフェクト、フレーズなどをグレイン(小さな音の断片)に分割し、再生位置を自由にコントロールするSCRUBエフェクト、リズミカルなフレーズを生み出すSTUTTERエフェクトなど、斬新なタイプも数多く内蔵している。

プリ・エフェクトとループ・エフェクトを組み合わせた50種もの即戦力プログラムをプリセットしているので、すぐにDynamic Looperの高いポテンシャルを楽しむことができるのもポイント。また、ユーザー自身でエディット可能なプログラム・エリアも50種確保。プリセット・プラグラムをベースにエディットしたり、1から新しいプログラムを作ることも可能だ。

コントロール・ペダルにより直感的にループ・フレーズをコントロールできるのも大きな特徴。各エフェクト・パラメータを割り当てることができるので、プリ・エフェクトやループ・エフェクトをコントロールしながら録音したり、録音したフレーズをリアル・タイムに変化させるパフォーマンスも可能、より直感的にサウンドを操ることができる。また、ループ再生中に、ループ・エフェクトやコントロール・ペダルの操作によって加工されたフレーズを、改めて録音するリサンプリング機能も搭載。複数のループ・エフェクトを重ねたり、すでに録音されたループとは異なる長さのループを再生成することができ、さらに複雑で多彩な表現が可能になっている。

ギター・インプット以外にもマイクの接続用としてXLR端子も搭載、ボーカルや生楽器などのループ・フレーズを作ることができるというわけだ。また、ループ・フレーズの出力に対してリミッターをかけることができ、ループ間や最初に録音したフレーズとオーバーダブ後の音量差を抑えることが可能。さらには、演奏ストップ時の効果もこだわり、ディレイ、フェード・アウトといったストップ・モードを搭載し、エンディング時もスマートに対応する。

こういった製品は、スペックなどでは魅力が伝わりにくいのも事実。製品詳細ページには、動画も公開されているので、まずはそちらをチェックすることをオススメしたい。このほかのおもな特徴は以下のとおり。

・コントロール・ペダルで直感的にサウンドを操るループ・ペダル・プロセッサー
・2つの独立したループに合計90秒までフレーズを録音することが可能
・ループ・クォンタイズ機能で正確な長さのフレーズを作成可能
・11種類にカテゴライズされたプリ・エフェクトにより多彩なサウンドを演出
・プリ・エフェクトにはベース、アコギ等の楽器シミュレーション・タイプも網羅
・11種類にカテゴライズされたループ・エフェクトは、ループ・フレーズを劇的に変化させることが可能
・プリ/ループ・エフェクトを組み合わせたプログラムをプリセット50/ユーザー50の計100種セットアップ可能
・アンドゥ/リドゥが可能なオーバー・ダビング機能
・ループ・エフェクトで加工したフレーズをさらに録音することができるリサンプリング機能
・マイク入力端子を搭載し、ギター以外にもボーカルや打楽器等のループ・パフォーマンスにも対応
・ループ・フレーズのレベルを揃えるマスター・リミッター機能
・3種類のストップ・モードを搭載し、エンディング・パターンも演出可能
・演奏中の誤動作を防ぐキー・ロック機能

<エフェクト>
プリ・エフェクト:11(PEDAL (Clean/Comp/Crunch/Overdrive/Distortion)WAH(Clean/Comp/Crunch/Overdrive/Distortion)、MOD(Chorus(*2)/Flanger/Phaser/Tremolo)、BASS(Electric(*4)/Synth(*2))、ACOUSTIC(4Type)、PITCH、STUTTER、EQ(6Type)、DELAY(Short/Clean/Analog/Tape/BPMSync(*3))、REVERB(Spring/Room/Hall)、SCI- FI(Drone(*3)/Synth(*3)/SlowAttack)
ループ・エフェクト:11(VOLUME(Current/Loop1-2/ALL)、X- FADE(Input-Loop/Loop1-Loop2)、REVERSE(X-fade/Alternate)、LOOP IN LOOP、PITCH、SPEED、SCRUB、STUTTER、MOD、FILTER(4Type)、DELAY)
マスター・リミッター:2(SOFT、HARD)
ストップ・モード:3(DELAY、FADE OUT、PHREASE END)

<おもな仕様>
プログラム数:100(プリセット50/ユーザー50)
最大録音時間:合計90秒
ループ数:2
オーディオ入力:INPUT端子、MIC IN端子(ファンタム電源未対応)
オーディオ出力:OUTPUT端子(MONO)
その他:DC9V端子、ON/STANDBYスイッチ
信号処理:A/D変換=24bit、D/A変換=24bit、サンプリング周波数=44.1kHz
電源:ACアダプター(DC 9V端子)
消費電流:140mA
外形寸法:264(W)×245(D)×76(H)mm
質量:2.2kg
付属品:ACアダプター、プログラム・リスト

◆Dynamic Looper
価格:28,875円
発売日:2011年4月下旬発売予定

◆Dynamic Looper 製品詳細ページ
◆VOX
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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