ファンクションコードが通算2作目『TERROR』を5月11日にリリースする。これは前作から約3年ぶりの音源でもある。

◆「SEX JAP」PV映像

ガービッジやクイーンアドリーナなどに影響を受け、女性ヴォーカルのダークなロック・バンドとして2005年に結成されたファンクションコード。ジャズ・ミュージシャンを両親に持ち、自身も声楽やバレエ、ジャズ・ダンスを学び、19歳で初舞台を踏んだle;ka(リカ)が、バンドの顏でもある。2008年にリリースした前作『HeroinE』では、舞台経験なども活かして各曲ごとにヒロインを設定し、それぞれのストーリーを歌で表現していた。

「実はすぐにでも新作を作ろうと話していたんですが、次回作るものはもっと攻撃的で現実味のあるものにしようと思ったんです。さらに、焦らずに作りたいと言うのが私の一番の希望でした。私の要望を全部叶えるには、どうしてもロックを熟知して、なおかつそれを表現できるギタリストがバンドに必要だったんです」──le;ka

その結果、2010年にギターでMARQUEEが正式に加入。すぐに取りかかったレコーディングは、J.P.HAL.Jのドラム・トラック以外は、全てベーシストでありプロデューサーでもあるE.L.EURO.Jのプライベート・スタジオで行なったという。

「MARQUEEのギターには斬新さがあります。HALのドラムは怒りや暴力の部分があって、EUROからは冷静なマグマの様な力を感じます。私はそれらを牽引する災いのような存在であるようにしました。曲は全てダウン・チューニングにしました。女性ヴォーカルですが、男性が歌っても良いような武骨さがほしかったから。さらにエレクトロ要素を一切入れなかったのも今作の特徴です」──le;ka

鍵盤はシーケンスも導入してインダストリアルな雰囲気とゴスの要素も感じられた前作に対し、ニュー・アルバムはロックの荒々しさやズ太さが前面に出ている。E.L.EURO.Jの敬愛するバンドのひとつ、ザ・カルトからの影響も感じさせる。また歌詞は全て英詞で、le;kaのエロティックで感情たっぷりな歌からは、ロック・ビッチなムードも匂い立つ。

「英詞にしたのは、世界標準の言語で発信しようと思ったからです。詞には社会的なメッセージを含んだものが多いです。多くのロッカーが訴え続けているものもありますが、日本にいる私達だからこその訴えもあります。私は優しさや良心や笑顔の裏側を考えるべきだと常に思っています。またアルバム・タイトルは日本語で“恐怖”という意味です。私達にとっての本当の恐怖は、考える事をやめたときだと思います。目の前の恐怖から逃げるな、考える事をやめるなと、思考して戦い続けろと訴えたいです。恐怖には必ず勝てますから」──le;ka

変態、地獄、暴力など歌詞には過激な表現や言葉も目立つが、憎しみや恐怖をぶちまけた曲ばかりでもない。そうした詞、歌、サウンドなど、洋楽ファンも必聴の1枚だ。

アルバムから制作されたミュージック・クリップの1つ「WISPERING GHOST」は、ハリウッドでも仕事をしていた撮影チームが手掛けている。またもう1つのクリップ「SEX JAP」は女性クリエイターが制作。それぞれで見せるle;kaの七変化ぶりも注目だろう。ビデオからのキャプチャー画像でもご確認を。

またアルバムのリリースを記念したライヴは6月4日(土)に新宿LIVE SPACE MARZで行なわれる。

「叫ぶも暴れるも厳かに観るのもお好きにどうぞ、です。会場全体でアセンション(昇天)したいなって思います」──le;ka

文・長谷川幸信

『TERROR』
2011年5月11日発売
YZXL-10022 2,100円(税込)
1.PALE RIDER
2.SEX JAP
3.THE WHISPERING GHOST
4.DEAD OR ALIVE
5.FREEDOM
6.WHERE THE VIOLENT MESSIAH CAME IN
7.JUSTICE WITHOUT BLOODLUST
8.LABYRINTH OF PAIN

<リリース記念ワンマン・ライヴ QUEEN OF TERROR>
2011年6月4日(土)
@新宿LIVE SPACE MARZ
17時開場、18時開演
[問]ホットスタッフプロモーション
http://www.red-hot.ne.jp/



◆ファンクションコード・オフィシャルサイト
◆le;kaオフィシャル・ブログ