<ライブ・イマージュ>公演、光ケーブル回線で被災地へ直接生の音楽を

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癒しと元気をテーマにしたオムニバス・コンサート<ライブ・イマージュ>が、5月14日(土)に青山学院講堂で復興支援コンサートを行なう。心のビタミンを被災地に届けたいという出演者及びスタッフの思いから実施に至ったもので、関東・東北5県の避難所へ光ケーブル回線を経由して生中継され、避難所に直接その音楽を届けるというプロジェクトである。

◆<ライブ・イマージュ>出演アーティスト画像

青山学院のサポートにより、被災地の避難所に敷設される光ケーブル回線を経由して、コンサートの模様が被災地のTVモニターを通じてリアルタイムに中継されることになる。中継が実施される会場は、岩手、宮城、福島、山形、埼玉にある避難所10ヶ所を目処に、現在回線工事が急ピッチで進められているところだ。

震災以降、チャリティーコンサート開催やライブのストリーミング中継、動画サイトを介しての公開は様々なアーティストが実施しているが、回線を引き避難所に直接音楽を届けるのは初めての試みだ。遠い会場に足を運ばなくても、PCやモバイル端末など動画閲覧機器といった通信機器を持っていなくとも、避難所で不便を強いられている被災者の人々が音楽を直接楽しむことができるという試みとなる。

「宮沢賢治を生んだ東北。「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」復興を!」──加古隆

「いま自分が音楽をやれている有り難みを噛み締めながら演奏させて頂きます。」──小松亮太

「ゴンチチが音楽で出来る事は、本当に、ささやかなものかもしれません。けれど、一時、我々の音楽で、寛いで頂ければ、と願います。皆さんの尊い日常の中にしみ込むように、頑張って演奏します。」──ゴンチチ/ゴンザレス三上

「できるだけ早く、被災者の皆さんが、穏やかな日常を、取り戻すことを祈りつつ、演奏させて頂きます!」──ゴンチチ/チチ松村

「僕の音楽、このライブを通して、一瞬でも幸せな時間を感じてもらえるように心を込めて演奏させて頂きます。」──NAOTO

「音楽が持つ大きな力のひとつに、ほんのひとときでも心をホッとさせたり、いろいろな事を忘れさせたり、心を震わせ感動したりすることで、疲れた心をリセットする力があります。live imageはその力を一番伝えることができるコンサートだと思っています。否が応でも頑張らなければいけない状況の中で、一瞬でもいい、少しの間、僕たちの音楽に浸ることで、立ち止まって休んで頂くことができるなら、こんな嬉しいことはありません。ご協力企業、サポートスタッフ、コンサートの実現に関わったすべてみなさんに深く感謝いたします」──羽毛田丈史

「音楽の持つ優しさや力強さが被災地の皆さんに届くよう 願いつつ演奏させて頂きます。」──葉加瀬太郎

「音楽には底知れない力を感じます。たくさんの方々に、音の魂が届きますように祈りをこめて演奏します。」──宮本笑里

なお、この日の復興支援公演の収益は、被災地の学校への楽器寄贈に役立てられる。

<ライブ・イマージュ公演>
5月14日(土)11:30開場/12:00開演
@青山学院講堂(東京・渋谷区)
参加アーティスト:加古隆クァルテット、小松亮太(バンドネオン)、ゴンチチ(ギター)、NAOTO(ヴァイオリン)、羽毛田丈史(ピアノ)、葉加瀬太郎(ヴァイオリン)、松谷卓(ピアノ)、宮本笑里(ヴァイオリン)
5月3日(火・祝)チケット発売
※公演中継会場:岩手、宮城、福島、山形、埼玉5県の避難所10ヶ所を予定

◆ライブ・イマージュ・オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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