<MAVERICK KITCHEN vol.3>、増子直純の総合司会で大盛り上がり

ツイート

2011年5月7日(土)、タワーレコードがロック好きの音楽ファンへ贈る、GWの恒例イベントTOWER RECORDS presents<MAVERICK KITCHEN vol.3>が東京恵比寿リキッドルームで開催された。以下、オフィシャルレポートをご紹介しよう。

◆TOWER RECORDS presents<MAVERICK KITCHEN vol.3>画像

毎回出演している怒髪天からボーカル増子直純が、2011年はなんと総合司会として大歓声の中登場。おなじみ増子節で会場を沸かせる!(そして、この後すべてのアーティスト呼び込みは増子が担当!)

トップバッターの、遠藤ミチロウが登場。「1999」から強烈なスタート。出身は福島県だという遠藤ミチロウは合間のMCで母との会話のエピソードを交えながら「お母さんいい加減あなたの顔は忘れてしまいました」「原発ブルース」へ。強いメッセージに会場もじっと聴き入る。そして「今回の震災で、卒業式を迎えられないまま入学式を迎えてしまった子供達へ」と前置きをし、「仰げば尊し」を披露。

続いて、「タワーレコード恵比寿店店長です。当店イチオシのバンドを呼んでおります。」と増子が呼び込んだのはLUCY&THE LIPSTIX。新譜「SPACIA」をひっさげてのスペイシーなステージを披露。「タワーレコードもやっとワレワレに目を付けたようで。出れて本当にウレシイ!NO MUISIC, NOLIFE!」と盛り上げる。

恵比寿店店長こと増子が「表に出せないような人達が来てるよ~。ゲタカルビ!」との呼び込みに会場から拍手喝采。Vo.仲野茂のおなじみ上半身裸、水を噴くパフォーマンスで沸かせる。「タワーのイベント、サプライズがあるって?増子の司会がサプライズ?増子!ザーサイ俺にも用意してください!俺らも用意してるよ!怒髪天ドラムの坂詰 克彦!」とステージに招き入れ、「バラッド」。続いて、ギターにSDRの内藤幸也が加わり「コンクリートジャングル」を。総勢8名のステージが一体になって会場を盛り上げる。

そして「店長!」と客席からも声がかかるようになった増子が呼び込んだのは、JAPAN-狂撃-SPECIAL。「バンドを組んで、初めて産まれた曲」として「生存」を披露。「この世の中、大人はぺこぺこしてほんまのことを言わない。捨てるものないからほんまのことを言い続ける。ほんまのことを言っていくからな!」に、ぺこぺこするやつ大嫌いコールが会場中に鳴り響く。そしてベースのなめんなよーかいがバンドからの脱退を緊急宣言。あまりの突然の宣言に驚く会場。この日が現メンバーでのラスト・ステージとなった。

続いてOKAMOTO'S。オカモトショウのマラカスを持ったパフォーマンスが会場を弾けさせる。「ゲラゲラ笑っている顔見せてくれ!」と「笑って笑って」を披露すると会場が笑って踊り、独自のグルーヴを生み出す。ルースターズのカバー曲「恋をしようよ」も披露され、会場を沸かせた。

「はっきりいって今夜の俺のメインディッシュ!」と増子店長の言葉に、会場も前のめりにMODSコールの大歓声の中、THE MODSが登場!今年デビュー30周年の彼ら、イベント出演は久しぶりということで「久しぶりのイベントで待ちくたびれた連中も多いと思うけど」のMCに会場も大歓声で応える。北里晃一にボーカルを替わり、ラモーンズの「SHEENA IS A PUNK ROCKER」のあえて原曲そのままのカバーを披露。駆け抜けるような大人達の貫禄!圧巻!のステージにアンコールが鳴り止まなかった。

お次は毛皮のマリーズ。おなじみの「愛の賛歌」の流れる中、メンバーが登場。一曲目、栗本ヒロコのボーカル「すてきなモリー」からスタート。志磨の登場で2曲目「犬ロック」で会場は大歓声。毛マリの妖艶なライブが続き、タワー限定シングル「NO MUSIC, NO LIFE.」のフレーズをイントロで歌いながら、最後の「コミック・ジェネレイション」へ。

そしてステージトリは、本イベントではおなじみ、三回連続出演となるSA。SAコールの沸き起こる会場にエドワードジャケットを着たTAISEIが登場しヒートアップ。「今日の出演メンバーは俺が中学校のときにコピーしたバンドばっかだよ!」「前2回のMVPはSAらしいけど、今回はMODSです!(笑)」と敬意を表す。「声は、音楽は人に届くはずだ!前に来い!」とTAISEIの挑発に完全にステージと客席が一体に。挑発しながら「この声は、みちのくにも届くはずだ、そう思わないか?」と熱いMCからアンコールまで一気にラストへ。会場中をSAコールで埋め尽くしていった。

そしてライブは終了かと思いきやTAISEIが、「MAVERICK KITCHENの1回目、イベント終了時にDJがこの曲をかけていました!今日はその曲を出演者でやりたいと思います!」の言葉に、会場から歓声が。ゲタカルビ仲野茂、SAのTAISEI、怒髪天の増子直純、毛皮のマリーズ志磨遼平、OKAMOTO'Sのオカモトショウ、怒髪天のGt.上原子友康のオールスターズがステージにあがりSAの演奏をバックに「雨あがりの夜空に」をセッション。この曲は、忌野清志郎さんが亡くなられた次の日に開催された一回目のMAVERICK KITCHENにて、イベント終了後に「雨あがりの夜空に」を流したところ誰も立ち去ることなくフロアで大合唱が沸き起こったという、MAVERICK KITCHENにとって思い出の曲。出演者たちが集結し、それぞれのスタイルで笑顔で歌う、ここでしか観ることのできないステージ。最後に、増子店長の合図のもと、ステージと会場のジャンプでイベントは終了した。

今回のイベントでは、会場内で東日本大震災のための義援金募金活動を行なうとともに、募金したお客様からのコメントも動画で撮影。また出演者からポスターに直筆サインをいただき、タワーレコードの仙台パルコ店、郡山店、盛岡店に後日送られることとなった。

当日の出演者の動画コメントは後日、タワーレコードのYoutubeチャンネルにアップされる予定。
https://www.youtube.com/TowerRecordsJapan
(c) photo by 菊池茂夫

遠藤ミチロウ
1.1999
2.お母さんいい加減あなたの顔は忘れてしまいました
3.原発ブルース
4.天国の扉
5.仰げば尊し

LUCY&THE LIPSTIX
1.ONLY HUMAN
2.UNIVERSE
3.EARTH FIXER
4.ZERO GRAVITY
5.SHINE SHINE
6.遊星タイムワープ
7.流星群

ゲタカルビ
1.ゲタカルビ
2.アナーキーインザUK
3.ホワイトライオット
4.四月の海賊たち
5.バラッド
6.コンクリートジャングル
7.東電イズバーニング

JAPAN-狂撃-SPECIAL
1.パンキー パンキー パンキー
2.クレイジー ヒーロー
3.なめんな音頭
4.生存
5.MADE IN JAP
6.マネーゲーム
7.ワイルド・サイド
8.カミカゼロード

OKAMOTO'S
1.マダラ
2.笑って笑って
3.Beek
4.新曲
5.Baby Don't Stop
6.恋をしようよ
7.Run Run Run

THE MODS
1.LET'S GO GARAGE
2.ご・め・ん・だ・ぜ
3.壊れたエンジン
4.STEP JAMMING
5.SHEENA IS A PUNK ROCKER
6.LOOSE GAME
7.GANG ROCKER
8.LONDON NITE
9.他に何が

毛皮のマリーズ
1.すてきなモリー
2.犬ロック
3.ボニーとクライドは今夜も夢中
4.ビューティフル
5.Mary Lou
6.REBEL SONG
7.コミック・ジェネレイション

SA
1.YOUTH ON YOUR FEET
2.GO BARMY KIDS
3.MERRY STAR
4.DESTROY No.9
5.SONG FOR THE LOSER
6.6.(GOOD BY )SHINING FIEKDS
7.DON'T DENY , GIVE IT A TRY!!
8.DELIGHT
ER. NAUGHTY BOYS

セッション
1.雨上がりの夜空に
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス