「子供たちに話したい。大きな夢を持って」東方神起ほかK-POP16組が会見

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東方神起、SHINee、BEAST、MBLAQ、2PM、2AM、超新星、FTISLAND、SG WANNA BE、Miss A、Secret、SISTAR、f(x)、4Minute、IU、ZE:Aの全16組のK-POPアーティストが一堂に会したライヴイベント<東京伝説2011>。日本で初の試みとなるこの豪華K-POPアーティストたちの競演を前に、記者会見がイベント当日の5月14日、会場となったさいたまスーパーアリーナにて行なわれた。

◆東方神起ほか、出演16組の画像@<東京伝説2011>記者会見

同公演は、国連のMDGs(ミレニアム開発目標)の貧民救済プログラムに積極的に賛同し「アジア貧困地域子供支援プログラム」のGFSC(Good Friends Save the Children)チャリティーキャンペーンで構成された<Love & Peace メッセージ>を発信する。さらに「共に立ち上がろう!日本 Pray for JAPAN!!」を掲げ、東日本大震災の被災地に出演者の応援メッセージと支援物資を送り、子供たちに希望を届ける、というテーマのもとで開催された。

会見冒頭、全16組の出演アーティストたちは震災被災者に黙祷を捧げ、哀悼の意を表す。そして、出演アーティストたちが各グループごとに声を合わせて挨拶し、それぞれライヴへの意気込みなどを語った。

「地震の被害者のみなさんに慰労と癒しの言葉を伝えたいと思っています。そういった意味で、僕たちはかっこいいステージをお見せしたいと思います。」── MBLAQ

「久しぶりに日本に来ることができて、とても嬉しいです。そしてこのような素晴らしい意味のある舞台に立つことができて光栄です。これからも頑張るf(x)でいたいと思います。」── f(x)

「日本のために、みんなが今やれることをちゃんとやれば、上手くいくはずです。一緒に頑張りましょう。元気だしてください。」── FTISLAND(日本語でコメント)

「このような意味のある場所に呼んでいただいて、嬉しく思っています。日本のみなさんが、少しでも早く元気を出して、そして一日も早い復旧を祈っています。」──BEAST

「今回、日本に久しぶりに来ました。今、韓国で新曲の活動をしているので、日本に来るのが遅くなってしまい、心が痛いです。私たちは日本でデビューして1年ほど経っています。これからも日本での活動を頑張りたいと思います。ぜひみなさん、少しでも力を出してください。」──4Minute

「日本に来て“すげー”うれしいです(報道陣 笑)。今日のコンサートで、元気になってください。ラブ注入♥」── 2AM(日本語でコメント)

「今回、韓国で日本の地震の被害を見て、心が痛かったし、何ができるかメンバーと話して、今回、被災地の岩手に行ってきました。少しの力ではあるけれど、力になれたのは嬉しいです。被災地のみなさんは、落ち着いていて、笑顔で迎えてくれて。いろんなことを感じてきました。すごくありがとうございます。僕ら超新星は、これからもこんなボランティアには絶対参加したい。今日の公演も楽しんでください。」── 超新星(日本語でコメント)

「僕たちのステージが、みなさんの力になればうれしいです。」──SHINee

「まず、こんなに素晴らしい舞台に参加できて、とても光栄です。このたびの地震で被害を受けたみなさんが、早く笑顔に戻れるように頑張りたいと思います。」── 2PM(日本語でコメント)

「素晴らしい韓国のたくさんのアーティストさんたちと、日本でこういうライヴができるようになったので、すごくうれしいです。頑張りたいです。そして今、つらい時間を過ごしている方が多いと思いますが、“元気出して”って伝えたいです。」── 東方神起(チャンミンが、もちろん日本語でコメント)

各アーティストからの挨拶のあと、代表質問へ。今回のチャリティーライヴに参加することを決めた時の気持ちについて訊かれた2PMは、「まず、日本のみなさんが被害を受けているのに、僕たちがステージ上で笑ったり、歌ったり踊ったりしてもいいのか?」と、当初、この企画への参加について悩んだ(本人たちの言葉で表現するなら“心配した”)ことを告白。しかし、被災者支援になるのならば、と、参加を決意したそうで「少しでもみなさんの力になることがあれば、これからも僕たちは、どこへでも、どんな場所にでも走っていきます。」と、支援を熱く約束してくれた。

また、このチャリティーライヴを通じて一番伝えたいこととして、言葉を選びながら、「やはり、みなさんが元気で健康でいることが僕たちが願う一番のことです。震災があったとき、僕たちは日本にいました。日本の人たちは、震災にあったにも関わらず、お互いに助け合って暮らしているのはすごい。そして僕たちもまた、あの日からずっと日本にいます。被災されたみなさんが元気で健康であってほしい。それがこのライヴで伝えたいことです。」と丁寧に答えたのはFTISLAND。あの未曽有の大災害下において、世界から称賛された日本人の美徳。FTISLANDもまた、そんな日本人の姿を見て思うところがあったのかもしれない。

そして最後に、司会者から「おふたりの言葉に、日本の多くのファンが元気になるので、メッセージを。」と、うながされた東方神起。チャンミンもまた、自分の想いを伝えるのに、どのような言葉でどう表現すればいいかを考えながら、特に、子供たちへの想いを語った。

「子供たちにむけて話したいメッセージがあるんです。いつも大きい夢を持って、夢に向かって頑張ってほしいですね。僕たちもその夢を応援したい。そのために、今日のステージが素晴らしいものになるように頑張りたいと思います。」── チャンミン(東方神起)

なお、このライヴイベントは2部構成。イベントの収益は、アジア貧困地域の子供教育支援と東日本大震災で家族をなくした子供たちの支援に用いられる。また、イベントの模様は、2011年7月にフジテレビNEXTにて放送される予定だ。

text and photo by y.tsuji(編集部 つ)

◆<東京伝説2011>
◆BARKS アジアンアーティスト チャンネル
◆ 東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報
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