-異種格闘技対談-Ring【round2】第16回/FLiP

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-異種格闘対談-Ring【round2】第16回

FLiP / 逹瑯(Vo) ムック

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ユウミ(Dr & Cho):かれこれ4年間くらい彼氏がいなくて、彼氏募集の連載やってるんです。ギターかベースで、八重歯のある人にトキメキます。

逹瑯:歌詞を深く突っ込まれるのって、もう1回自分がそこに書いたことを見つめ直せる瞬間でもあると思うからね。FLiPは楽器隊も歌詞書くの?

ユウコ&

サヤカ:今回初めて書きました。

逹瑯:どうだった?

サヤカ:難しかったんですけど、メロディに歌詞をハメていく楽しさはありました。パズルみたいで楽しいなって。

ユウミ:私は挑戦したんですけど、書けなかったんです。なんか上手くハマらなくて……。

逹瑯:そうなの? でも、きっとコツを掴めば書けるよ。書きたいと思うことがあるときに書くと書けると思うしね。ヴォーカリストとして人の歌詞を歌うっていうのはどう?

サチコ:信頼している人の歌詞だからこそ歌えたっていうのはありましたね。自分にはない言葉を歌うから新鮮だったし。でも、これが信頼している人の歌詞じゃなく、ただ与えられた歌詞だったら歌えないって改めて思いましたね。信頼してる人の歌詞だからこそ、その新鮮さ、斬新さを楽しめたとこはありました。最初はぶっちゃけ自分の言葉じゃない、自分の感情ではないモノを歌うってすごく苦しかったんですけど、そこでFliPの世界が広がるならと思って挑戦してみたら、そこも楽しくて。それに、他のメンバーが自分よりもいい歌詞を書いてくると自分も負けてられない!って思って。すごく刺激になりましたね。

逹瑯:なにごとも経験しないと開かれないからね。バンドって自分1人のモノじゃないから、他のメンバーがこういうのやりたいって思うモノがあるとしたら、それをみんなで表現してあげるのがバンドだと思うのね。そこがバンドの楽しさでもあると思うし。だからもっともっとそういう刺激は重ねていった方がいいと思う。そこも乗り越えたら楽しくなる部分だと思うからね。

――何か逹瑯くんに質問ありますか?

ユウコ:ムックのリーダーは誰なんですか?

逹瑯:ウチはギターのミヤがリーダー。ウチのリーダーはすごくリーダーっぽいリーダーだよ。ウチはリーダーがそのときに興味がある音楽性がモロに出るバンドだからね。すごく音楽が好きな人だから、すごく勉強になるし、そこをみんなでムックとして表現できるのがすごく楽しいんだよね。自分たちでもリーダーが持ってきたモノをカッコイイと思ってやれてるし。すごく刺激的だよ。

サヤカ:もともとヴィジュアル系というシーンが好きでここを選んだんですか?

逹瑯:そうだね。俺たちの時代って、ヴィジュアル系と呼ばれるバンドが普通にテレビに出てた時代で、すごく一般的だったんだよね。そこまで閉ざされたアンダーグラウンドな世界ではなかったから。メロコアもすごく流行ってた時代で、俺はそっちの音もすごく好きだったんだけど、自分がそっちをやろうとは思わなかったんだよね。もともとフォークが好きで、暗いモノが好きだから、そういう要素があるヴィジュアル系シーンを選んだってのはあったのかもしれないなって思う。

サチコ:歌謡曲調なメロディ多いですよね、ムックは。そこも好きなんですか?

逹瑯:そうだね。やっぱ古い歌謡曲って大好きだからね。世界観も音の感じも。

ユウミ:ライヴで何を意識してますか?

逹瑯:昔といまとでは違うな。いまはね、ライヴは客席を巻込むことを1番に考えてる。昔はその意識が自分に向けられていたから、とにかく自分の内面を吐き出そうと必死だったのね。ライヴで歌っているときも全部の意識が内側に向いてて、自分の中にあるモノを全部出していく爆発力で熱を放っていた感じだったから。お客さんはお客さんで熱くなってね、ってスタンスだったんだけど、最近は一緒に熱くなろう、一緒に盛り上がろうっていう意識に変わってきたんだよね。バンドと客席を繋ぐ役割りだっていう意識でやってるかな。そういう役割分担みたいなのはFLiPにはあるの?

サチコ:はっきりとある訳じゃないけど、歌詞を書く担当とか、曲を作る担当とか、そういうのはなんとなく自然と。中でも役割りがはっきりしてるのはユウミかな。

一同:ユウミは特攻隊長だからね。

逹瑯:特攻隊長ってどういう役割りなの(笑)? 例えば何すんの?

ユウミ:まだ始めて半年なんですけど、フリーペーパーに連載持ってたりするんです。

逹瑯:ほぉ。すごいじゃん!

ユウミ:いや。それが普通の連載じゃなくて、彼氏募集中の連載してるんです。かれこれ4年間くらい彼氏がいなくて。

逹瑯:彼氏募集の連載って(笑)。それはかなりの特攻隊長だね(笑)。んで、見つかったの?

ユウミ:いえ。

一同:(爆笑)

逹瑯:あらららら。

一同:でも、一通応募がきたんですよ!

逹瑯:あははは。一通きたんだ! 良かったね(笑)。けど、たったの1通ってどうなの?

ユウミ:そうなんですよ!

逹瑯:で、それどうなったの? 実ったの?

ユウミ:いえ。進展無しです。

逹瑯:あははは。そっか、彼氏いない歴はまだ続行中なんだね(笑)。っていうか、みんなどういうタイプが好きなの?

ユウコ:引っ張ってってくれる人かな。

サヤカ:優しい人です。

サチコ:妥協しない。

逹瑯:んで、肝心のユウミちゃんは?

ユウミ:バンドやってる人で言ったら、ギターかベースが良くて、八重歯のある人がいいんです。八重歯があるとトキメクんです。

逹瑯:また随分具体的だね(笑)。具体的過ぎるから見つからないんじゃないの(笑)? んじゃ、紹介してあげられるようになんとなく気にしておくよ、八重歯のあるギタリストかベーシスト(笑)。

サヤカ:はい! よろしくお願いします! 八重歯でお願いします! 八重歯!

逹瑯:八重歯とか言ってないで、いっぱいいい恋した方がいいよ。恋しないから歌詞書けないんだから(笑)。

ユウミ:げっ。そうですかね(笑)。じゃぁ頑張って彼氏見つけます!

一同:(爆笑)

逹瑯:頑張って。

ユウミ:はぁーい!

サチコ:あははは。いろいろ勉強になりました。ありがとうございます! すごく楽しかったです。7月19日に渋谷のO-WESTでライヴがあるので、良かったら遊びに来て下さい。

逹瑯:ありがとう。頑張ってね。

一同:はい。ありがとうございました。

――いい話聞けました。ありがとうございました。逹瑯、今日は先輩っぽかったよ。

逹瑯:うるさいよ(笑)。


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【機材協力】

スピーカー「Evidence MM01A mhi(musical heart instruments)

・プレーヤー LUXMAN 「D-N100」
・アンプ LUXMAN 「SQ-N100」
・スピーカーケーブル SUPRA 「CLASSIC 6.0」
・RCAケーブル SAEC 「SL-2000」

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