ヤマハ、豊かな深みのある響きを実現したバイオリンのフラッグシップモデル、アルティーダ「YVN500S」

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ヤマハは、アコースティックバイオリンの新製品として、イタリアの歴史的名工の作品をベースに、製造技術と素材に最高を追求したフラッグシップモデル、ヤマハ バイオリン「Artida(アルティーダ)」シリーズの「YVN500S」を6月1日より発売する。

「Artida」シリーズは、ヤマハオリジナルのアコースティックバイオリン製品のうち、ストラディバリウスをベースとした上位モデルとなるシリーズ。最新モデルとなる「YVN500S」は、これまで同社が培ってきた設計技術、素材選定、製作、塗装、調整などをさらに高度なものへと発展させた、「Artida」の新たなフラッグシップモデルだ。

「YVN500S」は、長年培われてきた木工技術によるクラフトマンシップに加え、ヤマハ独自の木材改質技術である「A.R.E.(Acoustic Resonance Enhancement)」技術を施した木材を素材の一部に使用し、あたかも長年使い込まれたバイオリンを想い起こさせるような、豊かな深みのある響きを実現しているのが大きな特徴。「A.R.E.」技術とは、温度、湿度、気圧を高精度に制御することで音響特性を改善するヤマハオリジナルの木材改質技術だ。製材後長期間を経た木材の経年変化と同様の変化を、短期間で生みだすことによって音の伝達と振動効率を上げ、中低音成分の伸びの促進と、高音成分の立ち上がりの増大や減衰の高速化を実現するものだ。


▲開発時の裏話なども披露した国立音楽大学教授の徳永二男氏。「魅力ある楽器ができた」とのライナー・キュッヒル氏のコメントビデオが紹介された。

また、デザインには、オールドバイオリンのような“年月を経た熟成”を表現した「アンティークフィニッシュ」を採用し、アンティーク調の外観が、落ち着いた味わいと風合いを実現している。さらに、外観の美しさに加え、新たにニス等の塗膜の構造を変化させる「紫外線照射」技術を採用し、ニスの特性変化によって音質性能を向上させる仕様になっている。

5月20日に行われた発表会およびその後に行われたミニコンサートには、ヴァイオリニストの三浦文彰氏が登場。2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝した三浦氏は、演奏を披露した後、「出来たてホヤホヤの楽器とは思えない、古い楽器のような音」とコメント。さらに「キラキラした音」「初めて触ってから一ヶ月経ったが、どんどん音が出てきている」と評した。また、開発時にアドバイスしたという国立音楽大学教授の徳永二男氏は、先日行われた宮崎国際音楽祭において来日していたライナー・キュッヒル氏(ウィーン・フィルハーモニー還元楽団 第位置コンサートマスター、ウィーン国立音楽大学教授)が「2億円のヴァイオリンにひけをとらない、自分の音が出せる」とコメントしたというエピソードを披露した。

<おもな仕様>
形状:YVN500Sストラディバリウスタイプ (YVN500Sオリジナル)
表板:スプルース(YVN500グレード、A.R.E.適用)
裏板、横板:メイプル(YVN500グレード、A.R.E.適用)
ネック:メイプル(YVN500グレード)
指板:エボニー
仕上げ:オイルニス アンティーク仕上げ
テールピース・エンドピン:ボックスウッド他
駒:Aubert社製 Delux
弦:E = Lenzner社製 Goldbrokat 0.27mm(ループエンド)
A/D/G = Thomastik-infeld社製 Infeld 赤(Red)ラベル

◆Artida YVN500S
価格:1,680,000円
発売日:2011年6月1日

◆Artida YVN500S 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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