スティーヴン・タイラー、苦難の日々を激白

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新曲「フィールズ・ソー・グッド」を配信限定でリリースしたスティーヴン・タイラーが、米音楽誌ローリング・ストーンで衝撃の告白をしていた。ここ10年は、C型肝炎に始まり、喉や足の病、薬物依存、また妻との離婚や母との死別で、心身ともにボロボロの状態で過ごしていたことを激白。さらにはエアロスミスの他のメンバーから「ヴォーカルをレニー・クラヴィッツかポール・ロジャースに変えるからな」と通達されたことなど、衝撃の事実を明かしている。

◆スティーヴン・タイラー画像

現在、全米で高視聴率を誇る人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員を務め、お茶の間でも大人気のスティーヴン・タイラーだが、ローリング・ストーン誌や自伝本で数々の衝撃の事実が明らかとなっている。

C型肝炎、喉の手術、二度とステージに立てなくなる可能性もあった足の病、そして薬物依存。17年連れ添った妻との離婚や最愛の母との死別。スティーヴン・タイラーの子供が「父は死んでしまう」と確信したほどの深刻な状態だったという。そして極めつけは、エアロスミスのメンバーから「このままの状態なら、ヴォーカルをレニー・クラヴィッツかポール・ロジャースに変えるからな」と通達されたことなど、他のメンバーと最悪の状態まで発展していたことが、赤裸々に明かされた。

スティーヴン自身も他のメンバーに嫌気がさし、2008年にはジミー・ペイジに誘われて、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジェイソン・ボーナムらとスタジオに入っていたこともあったと語る。あくまで新バンドとしてだが、ライヴを何本かと新曲のレコーディングの計画まで浮上していた。最終的には「(エアロスミスの)メンバーに悪い」と思い直し、ジミー・ペイジに断りを入れ、この話は無くなったとのことだが、ちょっとしたボタンの掛け違いが、ロックの歴史を大きく変えてしまいそうだ。とはいえ、我々オーディエンスと同様、エアロスミスはどうやらメンバーにとっても永遠のエアロスミスであるようだ。レッド・ツェッペリンが永遠にレッド・ツェッペリンであるように。

そんな長い悪夢からようやく抜け出し、現在はフレッシュな気持ちでエアロスミスのニュー・アルバムの制作にも取り掛かっていることも明かしており、既に何曲かは形になっているらしい。同時にスティーヴン・タイラーがジョニー・デップと一緒に曲作りをしているのも連日お伝えしてきたように嬉しい事実であり、明るいニュースと強力な作品が登場することを楽しみに待っていよう。

5月25日にリリースされた新曲「フィールズ・ソー・グッド」は、そんな困難は微塵も感じさせない軽やかで強烈にキャッチーなロック・ナンバーだ。ノドの鳴りも絶好調である。

スティーヴン・タイラー「フィールズ・ソー・グッド」
2011年5月25日 配信限定発売
レコチョク:http://recochoku.com/steventyler/
mora :http://mora.jp/package/80307744/SIXX00596B01A/
◆スティーヴン・タイラー・オフィシャルサイト
◆エアロスミス・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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