ZARD追悼ライブ<What a beautiful memory>、日本武道館は総立ち大合唱

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ZARDデビュー20周年を迎えた2011年、坂井泉水の急逝から4年たった今、5月27日の命日に日本武道館で追悼ライブ<What a beautiful memory>が開催された。

◆追悼ライブ<What a beautiful memory>画像

2007年5月27日、突然の不慮の事故により亡くなった坂井泉水の遺志を引き継ぐように、ファンの要望に応えるべく開催されてきた追悼LIVE<What a beautiful memory>も、2011年5月29日の大阪・グランキューブ公演を残しこれで最後となる。

ZARDにゆかりのあるメンバーで毎回演奏されるこのLIVEは、今回も総勢11名のバンドメンバーにゲストアーティストが5名出演し、坂井泉水の貴重な映像と歌声を見事にシンクロさせた素晴らしいステージを見せてくれた。

オープニングでは、メッセージが伝えられた。

「東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地では、未だ多くの方が大変なご苦労をされていることと思われます。そうした状況の中、ZARD坂井泉水が「負けないで」を始めとする数々の作品を通じて、多くの人々に夢と希望を与えているように、今日のライブもまた世の中を明るく照らす、その一端を担うことが出来れば…と思っています。」

場内の照明が暗くなった後、「私は いつも 本当に 言葉を 詞を 大切にしてきました。音楽で それが 伝わればいいなと 願ってます」という坂井泉水からのメッセージが流れ、デビュー曲である「Good-bye My Loneliness」からライブがスタート。そこからは20周年を記念し、ヒストリー的な選曲が立て続けに演奏された。

数々のアーティストにも歌詞を提供してきた坂井泉水だが、LIVE中盤ではそんなコラボレート作品も披露された。B'zの松本孝弘がTAK MATSUMOTO名義でリリースしたアルバム『THE HIT PARADE』(2003年11月23日発売)の先行シングルとしてリリースされたのが2人のコラボレーション作品「異邦人」(2003年8月27日発売)だった。そのときの貴重なレコーディング風景の映像も公開され、その後も韓国でカバーされた作品など、様々なコラボレーション作品が披露された。

ステージは元FIELD OF VIEWのボーカリストである浅岡雄也も登場した。坂井泉水とのコラボレーションで「君がいたから」(1995年5月15日)、「突然」(1995年7月24日発売)など多くのヒット曲を生み出してきたアーティストだ。また、会場を驚かせたのが、坂井泉水がZARDとしてデビューする前にビーイングのオーディションを受けた際のアンルイスのヒット曲「六本木心中」をカバーした初披露となる貴重な音源だった。ZARDとしてデビュー前の写真や映像と共に会場に流れ、オーディエンスは貴重な音源と映像に釘付けとなった。

その後、後半に向けて数多くのヒット曲のオンパレードが続き、本編ラストとなったのは、大ヒット曲「マイ フレンド」。割れんばかりの歓声と共に締めくくった。アンコールは、代表曲「揺れる想い」と「負けないで」観客席が総立ちの中、大合唱と共に武道館に響き渡り、トータル2時間45分に及ぶLIVEは幕を閉じた。
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