-異種格闘技対談-Ring【round2】第17回/YAFUMI(LAID BACK OCEAN)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第17回

YAFUMI(LAID BACK OCEAN/Vo)/ 逹瑯(ムック/Vo)

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逹瑯:最初に聴かせてもらったときからすげぇいいなと思ったから、ずっと耳に残ってて。
YAFUMI:ダメ出しされたんですよ、逹瑯先輩に(笑)。忘れもしない、あの日のこと(笑)。

――逹瑯くんとYAFUMIくんはもともと知り合いで?

逹瑯:いや、もともとは、YAFUMIくんのバンドのベーシストのYUTAROくんと仲良くなって、そっから。そのYUTAROくんとは共通の知り合いを通して知り合ったんだけど、すごくタイプが似てるって言われてて。

YAFUMI:それすごい解る(笑)。

逹瑯:解ります?

YAFUMI:解る解る。ウチのベースもホントこんな感じなんですよ(笑)。なんて言うのかな、いい意味でノリもいいから、下手に絡んでそのノリに呑まれちゃったら事故るっていう(笑)。解ります?

――すっごい解ります(納得)。知ってます。

逹瑯:あはははは。でもね、それ自分でも解る(笑)。紹介されたその日にめちゃめちゃ打ち解けましたからね(笑)。

YAFUMI:それもすごい解るわぁ。なんかね、結構いい加減な感じなんですよ、ノリが(笑)。

――解ります(きっぱり)。質問されたから答えてると、どっか行っちゃったり、もう次の話題を違う人としてたりとか……。

YAFUMI:そうそうそう(笑)。だから絡まない方が安全(笑)。

――安全。その言葉、的確です。凄く解る。絶対安全。絡んだら終わる。逹瑯が2人って……想像しただけで恐ろしい(笑)。絶対勝てない。勝てる気がしない。

YAFUMI:でしょ! 恐ろしいですよ(笑)。

逹瑯:あははは。YUTAROくんも超適当ですからね(笑)。っていうか、YAFUMIくんに初めて会ったときは、その2ショットでしたからね。YUTAROくんと知り合って、YAFUMIくんに出逢うまで半年か1年くらい時間があったんだけど、やっと会えたのはYUTAROくんと俺と遊んでたときに、YUTAROくんが“今からYAFUMIの家行っちゃおっか!”って2人で襲撃したんですよね(笑)。

YAFUMI:あ! そうだ、そうだったね! 思い出した!

――うわぁ。めっちゃ迷惑(笑)。

YAFUMI:迷惑でした、実際(笑)。しかも結構夜中だったんだよね。もちろん寝てて。電話かかってきて“今家の前にいるんだけど”って。俺すごく嫌な気持ちになったから(笑)。

逹瑯:あはははは(大爆笑)。

――で、入れちゃったんです?

YAFUMI:絶対入れないっすよ! 嫌だ! そんなの(笑)。

――ですよね(笑)。

逹瑯:入れてもらえなかった(笑)。けど、行って……。

――行ったんだ!?

YAFUMI:そう、来るんですよ! 酷い話でしょ。だから完全寝起きですよ、こっちは。YUTAROからずっと紹介したい人がいるって言われてたから、俺も会いたいなって思ってたんだけど“こんな会い方は嫌だ!”って思いましたからね。最初はもっとちゃんとして会いたかったなって(笑)。

逹瑯:あははは。でもYAFUMIくん優しいから出てきてくれて、家の前でちょっと話して。それが最初の出逢い(笑)。

――それがいつ頃?

YAFUMI:それがね、2年前くらいになんのかな?

逹瑯:それくらい経ちますね、もう。俺がYUTAROくんと知り合ったのが3年くらいになるから。

――ということは、まだLAID BACK OCEANは結成されていなかったってことですよね。LAID BACK OCEANの結成は2010年の1月ですもんね。

YAFUMI:そうですね。あれはもうそんな前になるのかぁ。

――初めて会ったときの逹瑯くんの印象は?

YAFUMI:威圧感しかなかったです。デカイから(笑)。

逹瑯:あはははは。

――LAID BACK OCEANは6月8日に1stミニ・アルバム『夢の修理屋』をリリースしましたが、逹瑯くんはこのアルバムに収録されてる曲の何曲かデモの段階で聴かせてもらってたんでしょ?

逹瑯:そう。YUTAROくんから“どう思う?”って聴かせてもらったりしてて。その時に聴いた曲は、1曲目の「カップラーメン ジェネレーション」、4曲目の「永久歯」、5曲目の「wataridori」かな。で、1曲目の「カップラーメン ジェネレーション」って、デモの段階から歌詞変わってません?

YAFUMI:変わった!

逹瑯:ですよね。「永久歯」と「wataridori」は歌詞変わってないですね。「永久歯」は聴かせてもらったときのままだなって思ったから。

YAFUMI:すげぇ! 詳しい! でも、ホント逹瑯くんにはデモの段階から聴かせてるからね。にしてもすごいね。すごい記憶力だと思う。

逹瑯:いや、全部に対して記憶力がいい訳じゃないですよ(笑)。けど、LAID BACK OCEANの音は、最初に聴かせてもらったときからすげぇいいなと思ったから、ずっと耳に残ってて。

YAFUMI:デモを聴かせたときに、ダメ出しされたんですよ、逹瑯先輩に(笑)。忘れもしない、あの日のこと(笑)。

逹瑯:あ、焼き鳥屋でね!

YAFUMI:そうそう(笑)。真面目な話をするためにご飯に行った訳じゃなかったんだけど、“ちょっと聴いてみて”っていう軽いノリで「カップラーメン ジェネレーション」とか「永久歯」とか「wataridori」が入ってたデモ音源を聴かせたんですよ。そしたら怒られたんです(笑)。

逹瑯:いやいや、怒ってないですってば(笑)。めちゃめちゃいい曲だったから、歌詞ももうちょっとこうのが良くないですか?って、感じたままを言ったんですよ。っていうか、言わせて頂いたんですよ(笑)。

YAFUMI:言って頂いたんですよ、有り難いお言葉を(笑)。でもね、冗談抜きに、すごく正直に言ってくれたんですよ。なかなかそういうことって、思ってることを正直に言ってくれる人っていないじゃないですか。

――そうね、遠慮もあるし変に気を遣って言えなかったりね。言い方はたしかに難しい。

YAFUMI:でしょ。だけど逹瑯くんは、ちゃんと思ってることを素直に言ってくれたんですよ。“もうちょっと強い個性みたいなモノを前面に出した方が、もっとグゥッとくるかもしれないですね”って。ピアノを主体としたロックだからこそ、いろいろな部分がハマり過ぎてると、歌ごと流れちゃう気がするって言われたんですよ。そこで“なるほどな”って思って、見つめ返せたというか。実際に逹瑯くんとそんな話をしてから、リハーサルしてるときにメンバーともそんな話をして、もう一度向き合い直したりもしたし。

⇒NEXT INTERVIEW-2

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