再生回数約600万、前代未聞“宅うたシンガー”rinaachangの世界同時デビューが決定

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YouTubeの動画視聴回数は脅威の約600万回という“最強の一般人”だったrinaachang(りなちゃん)が、6月26日、“宅うたシンガー”として全世界同時配信デビューすることが明らかになった。

◆rinaachangの画像、自宅で撮影した『「おかえり」O-Ka-E-Ri ~welcome home~』『「まちがえた」Ma-Chi-Ga-E-Ta ~mistake~』の“宅PV”

漠然と歌手になる事を夢見ていた女子大生「里奈」。彼女は自分が唄いたいと思った楽曲の動画投稿を「rinaachang(りなちゃん)」名義で、2008年10月よりYouTube上で始める。もちろん映像はそのほとんどが自分撮り。

これが、彼女の“宅うた”神話の始まりだった。

動画上に映し出される彼女のステージは、テレビや冷蔵庫やベッドの前。生活感満載のユルいシチュエーションからは、そこが、彼女の居住しているワンルームマンションであることがわかる。しかし、そんな都会(?)の片隅から聞こえる歌声とキュートなルックスに、日本国内はもとより世界中からアクセスが集まり、累計再生回数はなんと590万回を突破。600万回にも迫らんとしている。

そんな新世代ネットシンガーに注目したのが、堀内孝雄やKAN、モーニング娘。など数多くのアーティストを抱えるアップフロントワークスだった。同社は里奈にオリジナル曲での配信デビューをメールで提案する。

しかし大学を卒業し、就職氷河期の中でIT系の会社に就職できた彼女は、新人OLとしての日常を送りながら、アフター5や休日の時間を“宅うたシンガー「rinaachang」”として活動する形態を選択する。宅うたシンガー、つまり、基本自宅以外での歌手活動はしない、ということ。

そんな世界初の宅うたシンガーとなったrinaachangは、6月26日、『「おかえり」O-Ka-E-Ri ~welcome home~』『「まちがえた」Ma-Chi-Ga-E-Ta ~mistake~』の2曲をレコチョクはじめ各サイトにて配信する形で歌手デビュー(iTunesからは世界23ヶ国で配信)。オリジナル楽曲はオンラインでの配信限定で、そのほか、ライブストリーミングによる「宅ライブ」やファンのリクエストに応えて歌う「宅オンデマンド」などの新たなサービスを彼女の自宅ワンルームから続々展開して行く予定だ。

さらにリリース当日の6月26日には、デビューを記念して<宅祭り(2011夏)「今日もおかえり」>を、なんと自宅にて開催! 前代未聞の「100本PV」をrinaachang本人がアップする。

“劇場で会える”“いつでも会いに行ける”形態はもはやレガシー。新しい形態は“劇場に出かけなくてもいつでもどこでも目の前にいてくれる宅うたシンガー”なのかもしれない。

ちなみに「rinaachang」の「a」がひとつ多いのは、彼女がYouTubeアカウントを登録する際に間違えたからである。

◆rinaachang Facebook
◆rinaachang YouTubeチャンネル
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