wyse、2011年7月2日完全復活

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2004年の解散から7年のときを経て、2011年7月2日、wyseは完全復活を果たした。

◆wyse画像

7年前、解散を発表したLIQUID ROOMという場所を復活のステージに選んだ彼らは、会場が暗転し薄い幕がおろされた向こう側に立っていた。トップライトに照らされる月森が浮かび上がり、「I believe」の歌声が響き渡った。彼らが解散するきっかけのひとつとなったのは、月森の脱退だった。

しかし、再び彼らを集結させることになったのも、彼の「どうしても、wyseで歌いたい」という告白によるものであった。紆余曲折を経て再び動き出したwyseの一発目のライブの一音目に彼らが選んだのは、月森の歌声だ。

4人で一列に並び頭を振りまくった「Plastic Monkey」、「AIR」、「都合のよいモラル」など、激しく会場を揺らす中で、会場限定販売のシングルのカップリング曲「最果てで燃やせ」を披露。最新曲が、過去の曲に負けず劣らずの疾走感を放つところから、彼らのみなぎるエネルギーが感じされる。

「初めて作ったCDに収録した曲を聴いてください」と「With…」を披露、前期の代表曲でもあった「3years later,I」を披露したあと、後半にかけて「16才」「Honey Lip」、「やってらんねぇ」とどんどんヒートアップ。「路地裏のルール」から「Miss t×××」では、頭をぐしゃぐしゃにしながら振りまくって、もっと来いとあおりまくる。7年のブランクを一気に消滅させた一瞬だ。

「今回のライブのタイトルにもなっているし、wyseのFCの名前でもある“Chain”。時代的なことを言えば、今は大変なことがたくさん起こってる。でも、それを俺らはステージの上で言うつもりはない。だって、俺らはずっと“Chain”を掲げてきたから。今こそ、みんなで愛を叫べ!」とラストナンバー「Chain」で、すべての力を吐き出すようにパフォーマンスしてみせた。

アンコールの声に応えライブの終盤では、「僕らがやりたいって言ったって、みんなが集まってくれなきゃできない。たくさん人が集まってくれたって、俺らが楽しくなきゃやれない。東京、大阪とソールドアウトしてくれたし、俺は今、めっちゃ楽しい。だから、9月23日にSHIBUYA-AXでライブやります!」と宣言。さらに、プレミアムチケットになってしまった、この日のライブの映像化を望む多くの声に応えて、同日に発売も決定したことを発表した。

7年の時を消し去って、wyseのエンジンは快調に回り始めたようだ。

wyse Live 2011<すべてが停止するその1秒前に俺は笑っていられるか>
2011年9月23日(金・祝)
@SHIBUYA-AX
OPEN16:00/START17:00
スタンディング\5,500(tax in/ドリンク代別)
[問]ディスクガレージ03-5436-9600
一般発売日:2011年8月20日(土)
◆wyseオフィシャルサイト
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